子狐
こんにちは!
楽しんでくださいね!
私たちが家に入ると、子狐達は玄関で立ち止まった。
「あれ?来ないの?」
『……え、いいの?』
『??いいにゃ』
『…!ありがと!!!』
家に入るだけなのに、そんなに感謝しなくてもいいのに…
「…お話始める前に、お風呂、入ろっか。」
『それがいいにゃ。』
『『お風呂…!?』』
『1ヶ月ぶり!!』
『やったぁ!!!』
お風呂が1ヶ月ぶり…?
魔獣はそんなにお風呂に入れないくらい大変なのかな?
でも前スノが魔獣は1週間に1回、人間が作ったお風呂に入るって…
まあとりあえず、お風呂入れるか。
『『気持ちぃ…』』
今、多分1時間近く入ってます。
私はさっき上がったけど様子を見に来ました。
魔獣は人間みたいにのぼせることはなく、逆に入れば入るほど魔力が回復したりするんだって。
「どのくらい入るの?」
『うーん、ずっと入ってたいけどあと1時間くらいにしておこっか。ね、ルー。』
『うん。』
もうすっかりリーは喋れるようになりました。
そして1時間後、ルーとリーが上がって来ました。
『気持ちよかったぁ』
『で、なんか話すんでしょ?』
「あ、うん。」
『そうそう、なんであんなにポイズン・フォックスが集まってるか聞きたかったんだにゃ。』
スノがそう聞くと、ルーとリーが椅子に座っていいます。
『うちはあまり分からなかったけど、なんかお母さんの家にすごく大きい魔獣が入ってきてさ。』
『そうそう、多分10mはあると思う。』
「そんなに…?」
『どんな色とか覚えてるにゃ?』
『んー、白と赤だった気がする。』
『あとうちらみたいな耳が生えてた』
『白と赤で10m?そして僕たちみたいな耳?そんな魔獣見たことないにゃ』
「そしてここに来たのは、その魔獣から逃げて来たって事?」
『うん、まあたまたま逃げた先にこの街があって…』
『でも襲撃する必要あるにゃ?』
『あー、それはリーダーが勝手に猫たちが魔獣を呼んだんだ!みたいに言って決めつけてた。』
『うちらは違うと思うって言ったら黙ってろって言われた。』
「そのリーダー酷い……」
『確かに、普通リーダーはそんなこと言わないはずにゃ。』
『…そのリーダーにうちらは奴隷みたいに扱われてて…』
『みんなから嫌われてた。』
だからお風呂1ヶ月ぶりだったんだ…
『……なんか、リーダーがごめんね。』
「いや大丈夫なんだけど…」
『とりあえず明日は調査に行く必要があるかもみゃ。クエストで出てるかも。』
そばで聞いていたリノが言う。
『確かににゃ。』
「クエスト…?」
『にゃぁ、まだユナは冒険者じゃなかったにゃ。僕はもう引退してるけど、リノは現役だからにゃ。詳しいことはリノに聞いてにゃ。』
『クエストって言うのは、冒険者の仕事みたいみゃもんみゃ。FからSとランクが決まっていて、Sに近づくほど報酬も増えるみゃ。…ユナはSランクのクエストも達成出来そうみゃ。』
「冒険者って…漫画でみた!!」
私は病院にいる時、たまに漫画を見てたんだけどそれによく出てきたなぁ。
『漫画?まあ、とりあえずユナは登録をおすすめするみゃ。明日、行ってみるみゃ?』
「行きたい!!」
その時、話を聞いていたルーとリーが言う。
『あの…うちらもいい?』
『何か手助け出来ないかなって…』
『いいみゃ。』
「いいよ!」
『『やった!』』
『じゃあ明日はギルドに行くで決まりだみゃ!』
「あ、ギルド!ギルドも知ってる!!」
『この世界はギルドが5つあるみゃ。魔法騎士ギルド、治療ギルド、冒険者ギルド、運搬ギルド、生産ギルドみゃ。』
「たくさんあるんだね。すごいね、ルー、リー。」
そう言ってルーとリーを見ると、
『『…zzz』』
「…寝てる。」
『ふふ、じゃあ私たちも寝ようみゃ。』
「うん、おやすみ、また明日!!」
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