猫の街の危機
こんにちは!
楽しんでくださいね!
『……ナー、ユナー、起きてにゃぁ、もう着くにゃ』
「ふえっ!?私寝てた!?」
どうやら私はいつの間にか寝落ちしていたみたいです。
気づいたらもうあと3分ぐらいで着くらしい。
『ほら、もう見えてるみゃ』
そうリノが指さす方向を見ると、スノの家の屋根が。
「あ、ほんとだ」
『ほんとだじゃないにゃ、もう2時間くらい寝てたんにゃから』
「…そんなに!?」
でも確かに思い返してみると王都に行くときすごい時間かかったよね…
ピロン。
話してる途中にLvUPの音が。
『…ユナはほんとLvUPが早すぎるんだにゃ』
「そうなの?」
私はびっくりして聞く。
『普通は1ヶ月に1回UPするかどうかなのに。』
『そうだみゃ。』
確かに、スノたち全然UPしてないもんね。
「ま、とりあえず見てみよ。」
″「テイム」のできる範囲が広がりました。効果:自分の視界に入っている魔獣はみんなテイムできます。
雷属性、風属性が使えるようになりました!″
「おぉ…」
『…バグってにゃい?』
『…だよみゃ』
みんなびっくりして沈黙が流れている間に馬車は猫の街に到着しました。
だんだん看板が見えてきたんだけど、よく見たら「猫の街フェーリア」って書いてあります。
「フェーリア?」
『あ、ユナには言ってなかったにゃ。ほんとは猫の街フェーリアまでがセットなんだにゃ。』
「シェーリアに似てるね」
そんな話をしているとスノの家に着きました。
「あー長かったぁー」
『…安心感すごいみゃぁ』
『やっぱ我が家しか勝たんにゃ』
そんな感じで荷物の整理をしていると、
『スノ様、リノ様!!戻られたのですかにゃ!!』
と玄関から声が。
『えっと、どちら様ですかにゃ?』
『わたくし、リナリー地区の者でして、今、大変なことになっておられます!』
『…大変なこと…今すぐ上がってみゃ!!』
リノがそう言いました。
でも私がここにいたらびっくりされちゃうかもしれないので、一旦隠れて聞き耳を立てることにしました。
『それで?どうしたのにゃ?』
『えっと、2日前に突然Dランクの魔獣が、』
『そのくらいにゃら、3人いれば倒せるはずだにゃいか?』
『いや、スノ様、それが100体ほど。にゃ』
『『100!?』』
そばでお茶を出していたリノがお茶をこぼしてしまいました。
『なんの魔獣みゃ!?』
『ポイズン・フォックスですにゃ』
『天敵じゃにゃいか!?』
『今すぐ現場にー』
『リノ、待って、こういう時こそ準備をしっかりしないと。にゃ』
『…そうだみゃ。』
スノはそう言って部屋に戻るふりをして、私を連れてどこかの部屋に入りました。
『ねえ、さっきの話のことなんだけど』
「協力するよ!」
『にゃ?』
「だって、私もこうやって住まわせてもらってる恩返しがしたいから!」
スノはびっくりしながらも、頷いてくれました。
『じゃあユナは僕が呼んだ冒険者ってことでいいにゃ?』
「…冒険者は無理だと思うけど…」
『いや、ユナ魔法がすごいって聞いたにゃ。絶対いけるにゃ。』
「そこまで言うなら…」
スノが凄そうに語るので、私は引き受ける事にした。
10分後…
私たちはリナリー地区に来ていた。
あと、冒険者の腕輪ーー冒険者は付けないといけないらしいーーはスノの冒険者時代のやつを貸してくれた。
冒険者はF~Aランクまであるんだけど、スノはDランクだったから私にもいいかもだって。
高すぎず低すぎずだからね。
『おぉ…僕たちが行っている間、こんにゃことに…』
『これがこっちまで来る可能性もゼロではないみゃ。早く対処しみゃいと。』
「そうですね。」
そう、リナリー地区は建物が崩壊したり、地面が割れたり、そして魔法の影響か火事が起こっているところもあった。
ちなみに私はスノが呼んだ冒険者ーーという設定ーーだから、敬語を使うようにしている。
『あっあれ、見てくださいにゃ!!』
そう依頼猫?が叫びます。
そして指さす方向を見ると、大量の魔獣が集まって居ました。あんまり見えないけど10、20、…100はいる。依頼猫さんの言う通りだ。
そしてふと魔獣のそばを見たら子猫がうずくまっていました。
「スノ…様、あれ!」
『…にゃ!?子猫が…!!』
『…ユナさん、今すぐにでもあの魔獣達を倒しましょう!!』
「そんなこと……」
私は一瞬恐怖で迷いましたが、目の前にいる命を見捨てる訳には行かないと思い、決めました。
「…はい、必ず助け出します!!」
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