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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
レーナとラティオン

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第96話

カザハナ武道具店を後にして次に向かうのはリアがクランのリーダーをしている『星霜の旅団』の拠点。

見えてきた建物は大きく、さすがアルタニヤ王国の最大クランの本拠地の建物だ。

多くの人が出入りしており武装をした人や普段着を着た人などさまざまだった。

扉を開けて中に入ると賑やかな声が聞こえてきた。

賑やかな声の方を見ると、食堂でテーブルを囲んでいるグループが仕事終わりなのか酒を飲みながら騒いでいる。


「今日も無事に70層の依頼を達成する事ができた!このまま実力をつけて下層攻略を目指すぞー」


「おー!」


大きな声と共にジョッキを持ち上げ飲む姿が見えた。

そんな光景を横目に受付へと向かった。

受付には何人かの受付嬢がおり、その中に見知った顔の受付嬢がいたのでそちらへ移動した。


「こんにちは、カミラさん、リアいるかしら?」


「あら、こんにちは、レーナ様お久しぶりです。団長は今、クランの定例会議に出ているので三十分ほどお待ちいただければ終わると思いますので部屋で待ちますか?」


「大丈夫よ、その辺で待たせてもらうから、会議が終わったら私が会いに来たって伝えてもらえる?」


静かな個室で待つより賑やかな場所で待つほうが好きなのでホールで待たせてもらうよう伝えた。


「かしこまりました。会議が終わったら伝えてもらえるように言っておきますね」


「よろしくね。そうそう、これみんなで食べてね」


カザハナ武道具店でも渡したようにカミラに大量の日本のお菓子を袋に入った状態で何袋か渡した。


「いつもありがとうございます」


私が星霜の旅団に来たとき、毎回果物や手作りお菓子などを差し入れであげていた為、カミラも慣れた様子で受け取ってくれた。


「じゃああっちの椅子に座って待ってるわね」


受付から一番近い食堂のカウンター席を指差して言うと、


「はい、分かりました」


と答えてお辞儀した。

私がカウンターへ移動して飲み物を頼みスマホをいじっていると、受付の方から、


「レーナ様が差し入れを持って来てくれたから休憩室に置いておくから、みんな食べてね」


「やったー!」


「レーナ様って誰ですか?」


「食堂のカウンターにいる白銀の髪の女性よ、リア団長のお母様よ」


「えっ!リア団長のお母さんですか!?さすが団長のお母さんですね、凄く綺麗です」


という声がギリギリ聞こえてきた。

一年に数回は来ていてリアの母親ということで、このクラン内では結構知られている私を知らないと言う事はクランに入ってまだあまり経っていない受付嬢なのかもしれない。

受付嬢の方を向き軽く手を振ると、


「差し入れありがとうございます!」


という大きな声で言ってきた受付嬢がいた。

新人の子なのだろう、元気で明るい感じで可愛らしい。

大きな声を出した事で怒られているのだろう、そんな新人受付嬢の姿を微笑ましく見ながら頼んでいた飲み物を一口飲んだ。

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