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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
ラキナとまきなつ

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第87話

サウナでの戦いが終わり楽しい入浴を終え浴室を後にする。


バスタオルで髪の水分を取り体を拭き、服を着てから洗面台の前に座りスキンケアをして髪の毛を魔法で風を起こし乾かしていく。

誰でも使えるように魔石を利用して作ったドライヤーがあるが魔法でやった方が早いのでドライヤーは来客用になっている。


「もう乾かしたの?早いわね」


私が髪を魔法で乾かす姿を見てドライヤーを手に持った菜摘が言ってきた。


「菜摘にもしてあげようか?」


「お願いしてもいい?」


菜摘の髪の水滴を飛ばすイメージで魔法を行使すると、風が起き瞬時に乾いていく。


「凄いわね、簡単に出来るものなの?」


「う~ん、どうなんだろう……魔力制御が結構大変だから簡単では無いと思うよ?」


家族のみんなは出来るようになってたしどうなんだろうと思っていると、


「難しいのだ!フィアはレーナ叔母さんに教えてもらって今は出来るようになったけど、髪を傷めずに乾燥させるのは無駄に高等技術なのだ!」


『無駄に』という言葉に小さなショックを受けながらも、フィアメールの言葉には強い思いが感じられた。

もしかしたらフィアメールは過去に髪の毛を乾かそうとして何かやらかしたのかもしれない。

そんな事を思いながら私は脱衣所を後にした。


菜摘と二人でリビングに戻ると、男性陣はもう戻っており、みんなでパソコンの前にいた。


「あら、男性陣はみんな戻ってきてたのね、何をしているの?」


私が声をかけると戻ってきたのに気づいてこちらに振り向いた。


「パソコンの操作について教えてもらっていた所です。色々やれる事が多くて覚える事がいっぱいですね」


カイトがマウスを持ちながら返事をしてきた。

パソコンの操作について晶と渉に教えてもらっていたのだろう、ルガルとバロストはカイトの後ろからパソコンを覗いて一緒に習っているようで、


「パソコンの操作を覚えれば、フィアメール様の配信の手伝いも出来ます」


「地球の情報を調べる為にも覚えたい」


との事だった。


菜摘にはソファに座ってもらい私はキッチンへと向かった。

冷蔵庫から果物を取り出しているとアクアとサタレアがやって来たので、


「みんなに飲み物を持って行ってもらえる?」


二人にお願いすると、


「了解です」


「はい!」


と返事が返ってきてコップと飲み物を準備し始めた。


「果物を出すからフォークと小皿も一緒に持って行ってね」


私の言葉にアクアが頷き用意をして二人でリビングに向かっていった。

私は数種類の果物をカットしていき大きな皿に盛りつけてリビングに運ぶ。

飲み物と小皿が用意されたテーブルの真ん中に果物の入った大きな皿を置きソファに座った。


「あら、果物いただくわね」


菜摘がフォークで果物を刺し、口に運ぶ。

食べた瞬間、驚いた顔をしながら、


「りんごかと思って食べたらメロンのような味がするわ」


私は菜摘の驚いた表情を見て満足しながら、


「ラキナ産の果物よ、切った後の見た目が地球の果物に似てるのを出してみたの、味は全然違うから驚くと思って」


そんな話をしていると、天音とマリがお風呂から戻ってきて二人も果物を食べた。


「お風呂上がりの果物おいし~い」


とマリが言っている横でブドウのような果物を食べた天音が目を閉じて眉間に深いシワを寄せた。

少し経つと目を見開き、


「すっぱーい!」


と叫んでいた。

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