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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
ラキナとまきなつ

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第86話

しばらくして湯船に浸かり火照った体を整える為、長椅子へと向かう為、湯船から上がる。


「体が熱くなったし長椅子に行ってくるね」


「じゃあ私も行こうかしら」


菜摘に声をかけると一緒に行くとの事なので二人で向かう。

長椅子に座り菜摘に、


「横の壁に付いているボタンを押してみて」


と伝えながら、自分の横にあるボタンを押す。

すると壁からひんやりとした空気が出てくる。


「あら?涼しくなってきたわね」


「氷冷石を使って椅子の周りを涼しくするように作ってみたの、露天風呂を作って外に長椅子を作ろうか迷ったけど、暑い日の事を考えてこういうのにしてみたの」


露天風呂も捨てがたかったが街の外れだとしても露天風呂はどうなんだろう?と思いとどまって作るのをやめた。


「火照った体に気持ちいいわ~」


私が長椅子に仰向けで寝ながら言うと菜摘が、


「そういえば火の精霊のサラさんとかダンジョンに潜ってる探索者も体が火照ったりするの?ダンジョンには暑かったり寒かったり色々あるって聞いたけど、夫の晶も探索者してるけど今まで気にした事がなかったわ」


と言い、私の火照ったという言葉や、さっきまで熱い湯に入っていたサラが冷たい湯船に入るのを見て疑問に思ったのか聞いてきた。


「基本は道具や防具で何とかしてるか、魔力を使って体を保護してる感じね、薄い服を着て寒い所で戦ってたりする人は魔力の操作に長けているって事ね」


と答える。

物語で耐熱や耐寒といった能力を手に入れたりする話があるが、お風呂好きとしては、そういうのがなくて良かったと思ったものだ。


「サラに関しては、ずっと一緒にいて欲しいって人族のイメージを込めて魔力を与えたからか人族に近い感覚を持ったみたい」


当時、国を逃げて人とあまり関わりたくないが、一人でいるのは嫌という気持ちが強かったからかアクアもイルもサラもシルフィも精霊なのに人に近い感覚を持っている。


「へぇ~、精霊ってそんな感じなのね」


長椅子に寝ながらそんな会話をしていると、


「サウナに行くのだ~」


フィアメールが大きな声でサウナに行くことを宣言した。


「私たちもサウナに行きましょうか」


「そうね、行きましょう」


フィアメールの声を聞き菜摘が提案してきたので一緒に行く事にした。

体を軽く拭きサウナに向かうと、みんなも同じ思いだったのか、全員がサウナに揃っていた。


「水かけますね~」


マリが水を石にかけると蒸気が上がり一気にサウナ部屋に広がり体感温度が上昇する。

しばらくするとケイが、


「あつい~」


と言っているので、


「キツイなら我慢せず出るのよ」


と声をかけてあげる。

ケイが出るねと言って出て行きシルフィも、


「もうむり~」


と言い、出て行った。

そこから一人また一人と出て行き、私ももう出ようかなと思い、出て行く事にするとサウナの部屋には、サラとフィアメールとマリが残り我慢比べが続いていた。

汗を流してから水風呂に入って休憩しているとフィアメールが出てきて少しするとマリが出てきた。

最後に残ったサラが出てきてドヤ顔をしていた。

火の精霊の面目躍如という事だろうか?

勝ち誇っていた。

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