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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
魔族と日本

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第77話

みんなが飲み物を飲み終えたのでフィアメールたちに、


「ここでは食べ終わったらゴミを捨ててトレーを返すのよ」


と言って教えてあげる。


「ゴミ箱はあそこ、トレーの返却口はあそこにあるわ」


フィアメールがゴミ箱に近づくとゴミ箱の形に戸惑いを見せる。

天音が横からサポートしながら、


「こちらが燃えるごみ、飲み物が残っていたらここに捨てます」


と丁寧に教えていた。

マリがトレーを持って返却口へ運ぶ。

ごみの分別に戸惑いながらも、みんなが協力し合って片付けていく。


「プラスチックとか分別はラキナの人たちには難しそうね」


「その辺りも少しずつ慣れていってもらうしかないんじゃないかしら」


そんな光景を見ながら菜摘とそんな事を話しみんなが片付け終わるのを待った。

休憩を終えてショッピングモール内をみんなで歩いていると、ランジェリーショップが目に入ったので立ち止まる。

ラキナの下着事情を知っている私としては日本の下着の方が良い事を知っている。

そう思い、フィアメールたちに薦めることにした。


「みんな、下着を買わない?ラキナの下着はキツく締め付けるか隠すだけが基本だけど日本の下着はデザインはもちろん機能面でも優れているから試してみるといいかもしれないわよ」


私がそう言うと、フィアメールたちは興味を示し、早速店内に入っていった。

入り口で立ち止まった私は、男性陣に、


「ごめんね、ここは女性用品の店だからちょっと待っててね?」


と言い、彼らには少し離れたベンチのあるスペースで待ってもらうことにした。

店内に入ると、様々なデザインの下着がカラフルに並び、女性たちの目を楽しませてくれた。


「いらっしゃいませ。何かお探しですか?」


レジの奥から店員さんが現れ、笑顔で声をかけてくる。


「ええ、この子たちの下着を見させてもらってもいいかしら?」


私がそう言うと、店員さんは快諾し、フィアメールたちに笑顔で話しかける。


「どのようなものをお求めでしょうか?サイズや好みをご希望であれば、お伺いできますよ」


フィアメールたちは少し照れながらも、下着に興味津々だった。


「みんなサイズを測ってもらった方が良いんじゃないかしら」


私が勧めると、店員さんが頷いて、


「それでは、個室でお測りしますね」


と案内してくれた。

フィアメールたちが個室でサイズを測られる間、私は店内を物色した。

彩り豊かな下着は、どれも美しく機能的なデザインだ。


「麗奈は買わなくていいの?」


と、菜摘が小声で話す。


「前に来てもう買ったから大丈夫よ」


何度か日本に来て必要そうな物はその都度購入していたので私は大丈夫と伝える。

フィアメールたちが戻ってくると、サイズに合った下着を店員さんのオススメで見繕っていた。

マリは、シンプルな白のブラとショーツのセットを試着してみて気に入ったようだ。

一方、サタレアは迷いながらも可愛らしいレースの装飾が施された水色のセットとシンプルな白いセットに落ち着いた。

最後に、フィアメールだが……バストサイズが大きすぎて、現時点ではフィットするものが在庫で一つしかなかった。

店員さん曰く、このサイズは特別製で通常のストックがないため、注文しないと無いとの事だった。


「申し訳ありません、注文でならお取り寄せできます、お取り寄せいたしますか?」


店員さんが頭を下げながら提案してくる。

フィアメールは大きな胸を少し持ち上げながら、困惑した表情を見せていた。


「ど、どうすれば良いのだ?」


フィアメールの質問に、私は穏やかに答えた。


「注文で取り寄せた下着は後日このお店に届くようだから、私が受け取りに行くわよ。それで大丈夫?」


フィアメールは少し考えてから、


「うん、分かったのだ。お願いするのだ!」


と了承した。

フィアメールは取り寄せできる商品かどうかを店員さんと確認しながら決めていく。


「注文しないと在庫がない大きさだから多めに注文しておいたら?」


とアドバイスすると


「わかったのだ!」


と元気よく答えて色々選んでいく。


店員さんに私が受け取りに行く旨を伝え、私の連絡先を記入して注文を完了した。

みんなも購入する物を持ちお会計を済ませてお店を後にした。

お店を出て、ベンチに座って話している男性陣と合流して、再びショッピングモール内を巡り始めることにした。

時間も限られてきていたので、気になっていたお菓子のお店や化粧品などをサクッと見て回ることにした。

フィアメールたちは、日本のお菓子に興味があるのか、それぞれ見た目で選んだり、菜摘や天音のおすすめした物などを少しずつ購入していく。

私も家のみんながお菓子を好きなのでいくつか選んでいった。

やがて、夕暮れが近づく中、ショッピングモールを後にすることにした。

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