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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
魔族と配信

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62/202

第62話

それからはフィアメールがケイと一緒にパソコンでネットアイドルの動画を色々見て楽しそうにしていた。


「この人すごい歌が上手いのだ!」


「こっちのお姉さんはお菓子を作るのが得意みたい!」


「うわぁ!踊りがカッコいいのだ!」


フィアメールは目を輝かせ興奮している。

ケイも興味津々で、


「こんな音楽聞いた事ない!」


と楽しそうだ。

時折二人は顔を見合わせてキャッキャッと笑い合う姿が本当に愛らしい。


他のみんなが何をしているのか気になり周囲を見渡すと、サタレアはアクアの傍に静かに佇み、熱心に質問や話を聞いている。

サタレアが幼い頃から憧れ続けたアクアに対して敬意と共感を募らせている様子だ。


一方で庭の方角からは鋭い気合の声や魔法の炸裂音が聞こえてくる。

窓から覗いてみると、バロストがシルフィと剣と魔法を使いながら模擬戦をしていて、その様子をイルがスマホのカメラ機能を使って撮影している光景が見えた。


またルガルはサラから厳しい指導を受けているようで、何度か派手に吹き飛ばされている。


「まだまだですね」


「ぎゃあっ!」


などという掛け合いが遠くから聞こえてくる。

以前ルガルがサラに告白した際に盛大に振られた事件を思い出す。

そのときもやはり訓練の一環として叩き伏せられていた。

その時のことを思い出してしまい微笑んでしまった。


そんな中私は夕飯のメニューを考えていた。

人数も多いしみんなで食べるような物がいいかなと思い、時間があるのでピザを生地から作ることにした。

そうと決まれば早速キッチンへ向かい材料を用意していく。

まずはピザ生地作りから始める。

強力粉と薄力粉をふるいにかけボウルに入れたらドライイーストと砂糖を加えて混ぜ合わせておく。


そこに塩を入れ、ぬるま湯とオリーブオイルを加えて粉気がなくなるまで混ぜていく。

まとまりが出てきたら打ち粉を振りながらこねていく。

ある程度形が整ってきたところで生地をまとめ発酵させる。

人数もいるので多めに生地を作っていく。


発酵させる為しばらく放置しているうちに外からルガルの叫び声や剣戟の音、それに混じってバロストの気迫のこもった掛け声などが聞こえてきた。

どうやら彼らはまだ稽古の真っ只中のようだった。

そんな様子を横目に私は次の工程に取りかかる。

トマトを鍋に入れ弱火で煮詰めていく。

煮詰め終わったソースの中に香辛料を加え味を調えていく。

これでピザソースの出来上がりだ。

そしてチーズやベーコンなど色々な食材を準備していき発酵が終わるまでダイニングでコーヒーを飲みながら待つ事にした。

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