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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏


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第61話

ラキナでは各国で魔族を見かけるし普通に暮らしているが地球ではそうでは無い。


「なるほどね……」


私は考えながらフィアメールを見る。

フィアメールは紫色の肌やツノがある事を入れても可愛らしい見た目をしている。

さらにサキュバス種のリリスの血を引いているせいかスタイル抜群であり性格もいい。

正直、日本だったら間違いなくアイドルデビューしてもおかしくないレベルだ。

私はそんなことを考えて、


「ねぇ、インターネットって知ってる?」


唐突に質問した私に対し、フィアメールは首を傾げる。


「うーん、知らないのだ」


隣にいたサタレアが答えた。


「確か……地球の情報収集の方法でしたか?」


それを聞いて私は満足そうに頷いた。


「まあ、間違ってはないわね」


「何か気になることでもあるのですか?」


不思議そうな表情をするサタレアに対して、私はパソコンを取り出して見せた。


「例えばこんなふうに映像を見る事が出来るの、試しにこれを見て頂戴」


パソコンで菜摘の会社が運営しているネットアイドルのライブや通常の雑談配信を流すと、二人はそれを食い入るように見つめていた。


「すごいのだ……楽しそうなのだ……」


「綺麗です……」


二人は感嘆の声を漏らした。

私は二人の反応を見て、


「これを利用して魔族は怖い存在ではない事を知ってもらったら良いんじゃないかなと思ってるんだけどどうかしら?」


フィアメールにそう問いかけた。

フィアメールは腕組みをして考え込み、少し経ってから口を開いた。


「確かに、こうすれば人族にも魔族の事を分かってもらえるかもしれないのだ!それになにより楽しそうなのだ!」


フィアメールの意見にサタレアも同意を示す。


「そうですね、この方法ならば友好を深めるきっかけになりますし、それに人族の皆さんの不安も解消されるかもしれません」


サタレアの言葉を聞いて私は提案した。


「実はさっきの映像の人達は知り合いの会社の人なんだけれど良ければ紹介できるから一度会ってみるのはどうかしら?」


フィアメールは私の言葉に目を輝かせる。


「ぜひお願いするのだ!」


フィアメールがやる気になってくれたので菜摘に電話してみることにした。


「ちょっと知り合いに電話してみるから待っててくれるかしら?」


フィアメールが頷くのを見て席を立ち電話をかける。

電話をかけて数コールすると菜摘が出た。


「もしもし、菜摘?ちょっと聞きたいことがあるんだけど良いかしら?」


『珍しいわね。何かあったのかしら?』


「実は前に菜摘から頼まれていた件なんだけど……」


私は事情を説明すると菜摘は面白そうだと言い乗り気になっていた。


『じゃあ直接話したいし地球に来ることはできるかしら?』


菜摘の問いかけにフィアメールを見て大丈夫か尋ねるとフィアメールは頷き、


「うん!問題ないのだ!」


と元気よく返事をした。

隣にいるサタレアの方を見ると、小さくため息をついていたが了承の意を伝えるように頷いていた。


(サタレアも了承してるようだから大丈夫かな)


私は菜摘に明日でも行けると伝え、


「じゃあ明日の朝、金沢駅で集合ということにするわ」


『了解!楽しみにしてるわよ♪それじゃまた明日ね。』


そう言って電話を切ったあと私はフィアメールに声をかけた。


「明日会ってくれる事になったからよろしくね」


「わかった!たのしみなのだ!」


フィアメールはやる気に満ちた表情だった。

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