表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
帰りとスマホ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

49/140

第49話

お菓子の感想などをひとしきり聞いたので、私が居ない間どう過ごしていたか聞いてみることにした。


「ところでケイ、わたしがいない間はどんな風に過ごしていたの?」


ポテチを噛む音が途切れ、ケイは少し考えてから話し始めた。


「えっとね……イルと一緒に植物魔法と土魔法の練習をしてたよ。花壇にきれいなお花を咲かせたり!土でお家を作ったり!」


ケイは楽しそうに手を動かしながら説明してくれる。


「シルフィとは一緒に風魔法使ってお掃除もしたの!風に乗せて庭の落ち葉を集めたりしたの!あとね、細剣の稽古もしてもらってたんだよ!」


シルフィが補足する。


「ケイは筋がいいんですよ~。教え甲斐があります」


「へえ、すごいじゃない。どれくらい上達したの?」


尋ねると、ケイは得意げに腰に下げた模擬剣を抜いた。


「あのね、こうやって振ったら風の刃が出せるようになったんだ!」


「風の刃?それは凄いわね!」


「シルフィに教わったんだよ。風の流れを感じて振ることが大事だって言われて……それで何度も練習したらできるようになったの!」


シルフィが褒める。


「ケイは努力家なんですよ。よく練習していましたからね」


「えへへ♪」


照れくさそうに笑いながらだが模擬剣を鞘に戻す仕草は様になっていた。


「あ、もちろんママみたいな攻撃はまだできないよ? ヤッとやってシュッとする感じ?」


「ヤッとやってシュッとって……」


思わず笑ってしまう。

それでも一生懸命に説明する姿が愛らしい。


「うーん……ママのあれは難しいだろうから……もっと練習すればいつかできるようになるわよ」


「ホント!? 頑張るね!」


期待に満ちた瞳で私を見るケイに、思わず頭を撫でてしまう。


「ええ、いっぱい頑張りましょうね」


ケイの笑顔は眩しく、この子のために何でもしてあげたくなる気持ちが込み上げてくる。

ひとしきりポテトチップスとチョコレートを堪能したところで、私は地球での出来事を話し始めた。


「それでね、地球に帰った私は実家の家族と会ってきたのよ」


「ママの家族ってどんな人たち?」


「お父さんとお母さん、あとお兄ちゃんと義姉さん、甥っ子と姪っ子がいたわ。とても温かい明るい家族よ」


「へえ! 会ってみたいな~」


ケイは目を輝かせて言った。

彼女の好奇心旺盛な性格が出ている。


「もちろんよ。ケイが地球に行けるようになったら連れて行ってあげるわ」


「本当に!? 約束だよ!」


嬉しそうに飛び跳ねるケイを見ながら、私も微笑む。

家族みんなで写真を撮ったり、一緒にご飯を食べたり色々な場所に行ったりする未来を想像すると今から楽しみになってきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ