表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
幕間、理依奈と学校

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

40/140

第40話 理依奈視点

---同日---理依奈視点---


月曜日の朝、私は微睡みの中でゆっくりと意識を覚醒させる。

昨日は麗奈お姉ちゃんと一緒にダンジョンに行き戦闘をいっぱいしたせいか、いつも以上に早く寝たので早めに目が覚めてしまった。

だが、今日から平日だ。

つまり、学校が始まるということ。

普段であれば少し憂鬱な気分になってしまうかもしれないが、今日は少し違って見える。

なぜなら昨日の出来事が、私にとって大きなインパクトを与えていたからだ。

私はベッドから出て一階へ向かった。

まだ少し眠気が残っているものの、朝の澄んだ空気が徐々に目を覚まさせてくれる。


「ふわぁ……おはよぉ……」


リビングで家族に挨拶すると、お母さんが笑顔で迎えてくれた。


「おはよう、理依奈」


テーブルにはすでに朝食が並んでいた。

卵焼き、味噌汁、ご飯の香りが食欲を刺激する。

椅子に座り箸を取ると、私は元気よく食べ始めた。


「いただきます!」


美味しい朝食に舌鼓を打ちながら、昨日の思い出を振り返る。

昨日のダンジョン探索で得た経験値と成果を忘れずに学校でも活かしていこうと思った。

食べ終わったら二階へ行き、制服に着替えてから荷物を確認する。

準備を終えて一階へ戻ると、ちょうど颯斗君も準備が完了したところだった。


「行こうか?」


颯斗君は少し眠そうな表情で言ってくる。

私は元気よく答えた。


「うん! 行こう!」


玄関を開けると、清々しい朝の風が肌を撫でていく。

お母さんと麗奈お姉ちゃんが見送る中、私は元気よく手を振って、


「行ってきます!」


と言い二人で駅に向かって歩き出した。

駅に着くと親友の中田 沙希(なかた さき)が待っていた。

沙希は家も近いこともあり小さい頃からの親友で今も私たちと同じ学校の探索科に通っている。


「おはよう」


「おはよう、沙希!」


「おはよう、沙希」


私たちはそのまま電車に乗り込み、学校のある駅を目指した。

学校のある駅に到着して少し歩くと学校が見えてきた。

学校に入ると朝から騒がしい声が耳に入る。

生徒たちは皆どこか興奮していて、それぞれグループを作っておしゃべりをしているようだった。

教室の扉を開けると、既にいくつかのグループが集まっており楽しげな会話が続いているのが目に入った。

私は中に入って自分の席についた。


「おはよう!理依奈」


そこに親友の山田 澪(やまだ みお)が声を掛けてきた。


「おはよう! 澪」


私は元気よく返事をしながら鞄を下ろして座る。

すると澪が興味津々な様子で話し始めた。


「ねぇ!理依奈!昨日、配信サイト見てたんだけどさ、星霜の旅団のダンジョン探索すごかったね!」


「凄かった」


「途中しか見てないけど凄かったね」


沙希と私は頷いて同意した。

星霜の旅団といえばラキナのトップクランで団長が麗奈お姉ちゃんの義娘のリアさんのクランだ。

私は昨日、渋谷探索者ギルドで途中だけ見ていたが確かに凄かった。

麗奈お姉ちゃんの話だとリアさんはサポートに徹して本気を出していなかったようだが、それでもサポートであのレベル、流石は星霜の旅団の団長だと思った。


「そうだ!兼六園ダンジョンでカイト様とマリ様を見かけた人がいてSNSで話題になってるよ! なんか初日に一緒にいた美人の人はそのあと居なかったけど誰だったんだって話題になってるんだって!」


澪は興奮気味にスマホの画面を見せてくる。

そこには兼六園周辺で撮られた画像が多数載っており、確かにカイト様とマリ様が写っていた。

そして噂通り、彼らと一緒にいたはずの美女(麗奈お姉ちゃん)の姿がいないことについて多くの憶測が飛び交っているようだった。

私は内心ドキドキしながらも平静を装いながら話を続ける。


「そうなんだ……」


澪はスマホを握りしめながら話し続ける。


「カイト様とマリ様はお似合いだし、恋人なのかな?」


「どうなんだろう?お似合いではあるね」


澪の疑問に対して私は軽く笑って答える。


「そうだね」


「きっとそうだよ! だって二人とも凄いし……それに美人とイケメンだしね」


沙希も微笑みながら続ける。

三人でお喋りをしているとチャイムが鳴り始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ