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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
レーナと魔女たち

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285/289

第285話

翌日、朝食を食べているとリオヴィシアとフローラが魔女の里に帰ると言ってきた。


「レーナちゃん〜、今日〜魔女の里に〜帰るわ〜」


「あら、もう帰るの?ゆっくりしていっても良いのよ」


「そうしたいけど〜里の仕事も〜あるから〜帰らないと〜いけないの〜」


「私も帰るわね」


「そうなのね、わかったわ」


そんな話をしながら朝食を食べ終え、家の外でリオヴィシアとフローラを見送る事にした。

朝の爽やかな空気の中、発着場にみんなが集まった。


「リオヴィシアおばちゃん、また遊びに来てね!」


「また〜遊びに〜来るわね〜」


リオヴィシアが名残惜しそうにケイたちに手を振っている。


「ええ、いつでも来て。次はもっとゆっくりしていってね」


「ありがと〜、そうさせて〜もらうわ〜」


リオヴィシアはそう言うとフローラの方を見て、


「フローラちゃん〜、帰りも〜よろしくね〜」


「ええ、任せて」


フローラが召喚魔法で精霊を呼び出す。

するとフローラの精霊が姿を現し、二人を乗せるために屈んで羽を広げた。


「それじゃあ、またね」


「またね〜」


フローラとリオヴィシアが精霊に乗り、空へと舞い上がっていく。

私たちは見えなくなるまで手を振って見送った。


「行っちゃったね」


「また来るって言ってたよ!」


「うん、楽しみだね」


ケイたちがそんな会話をしている。

すると今度はティラサラが、


「私もそろそろ帰るね!」


と言ってきた。


「ティラも帰るの?まだ遊んでても大丈夫よ?」


「ううん、お母さんとお父さんが待ってるから帰る!」


「そう、じゃあ気をつけて帰ってね。またいつでも来て良いからね」


「うん!」


ティラサラはそう言うと、発着場に移動した。


「みんな、またねー!」


「ティラちゃん、またねー!」


「また遊ぼうねー!」


ケイたちとさよならの挨拶をしてから、ティラサラはドラゴンの姿になり空へと舞い上がった。

そして、大きく翼をはためかせ、魔の森へと飛んでいった。

そんなティラサラの姿が見えなくなるまで、ケイたちは空に向かって手を振っていた。

ティラサラが飛んで帰って行くのを見届けてから、庭に移動してケイたちはいつもの戦闘訓練を始めた。


「あの、私たちも訓練に参加しても良いでしょうか?」


どうやらパイラとルルも戦闘訓練に参加したいようで、私にそう言ってきた。


「大丈夫よ。イル、二人も訓練に混ぜてあげて」


「わかった」


イルはそう返事をして二人に近づきケイたちの方へ連れて行こうとした所で、サラが、


「イル姉、今日から二人に料理を教えて行く予定だから、昼食の準備の時間前に二人の訓練は終わりにしてくれ」


とイルに注文した。


「了解」


イルはサラの言葉に返事をして二人を連れてケイたちの方に戻って行く。

そうしてパイラとルルが加わり、いつもの戦闘訓練が始まった。


「さてと、私も作業しようかな」


みんなの訓練している姿を遠目で見ながら、私は工房へと向かった。

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