第284話
広間に着いた私は、
「リオヴィシア、タブレットとスマホを出してもらえる?今から設定するから」
とリオヴィシアに頼むと、
「えぇ〜お願いするわ〜」
と言いながらバッグで持ち歩いていたスマホと収納魔法に入れていたタブレットを取り出して私に渡してくれる。
広間のソファに座りリオヴィシアの買ったタブレットの設定を行っていく。
まずは初期設定を済ませ、リオヴィシアのスマホを使いインターネットに繋いでいく。
「これで魔女の里でも問題なくインターネットに繋げられるからね」
「ありがとう〜」
設定が終わると、次は教材アプリを入れていく事にした。
「教材アプリだけど、昨日見ていたものをいくつか見繕って購入していきましょうか」
「お願い〜」
リオヴィシアと一緒に、昨日インターネットで調べておいた教材アプリを改めて検討する。
昨日はざっと見ただけだったので改めてそれぞれのアプリの説明を読んで選んでいく。
「リオヴィシア、このアプリは基礎から応用まで順を追って学べるから、最初はこれが良いと思うわ」
「なるほど〜、じゃあ〜これに〜しようかしら〜」
「じゃあこれを買っておくわね」
その後も、いくつか購入してインストールしていく。
「これで使えるようになったから、後はリオヴィシアが使って覚えていってね」
「ありがとう〜レーナちゃん〜」
さっそく使ってみて操作を確かめている。
使い方に困るところは今は無いようで、ゆっくりとだが操作していた。
「そういえば〜今日〜図書館で〜見ていたような〜本って〜買う事は〜できるの〜?」
タブレットを操作しながら、リオヴィシアがそんな事を聞いてきた。
「ええ、買う事ができるわよ。日本の本屋さんで買うこともできるし、他には電子書籍っていう物があって、インターネットで購入してタブレットやスマホで読む事が出来るわよ」
タブレットで電子書籍を読む方法について説明していく。
「それは〜便利ね〜」
「地球の本屋に行かなくても買えるから、ラキナに住んでいる人には良いと思うわ」
「それは〜嬉しいわ〜色々と〜買って読んで〜みようかな〜」
リオヴィシアはタブレットを嬉しそうに抱えて言った。
「ただ、購入の仕方は購入サイトで違うから、ちゃんと確認してから買ってね」
「は〜い、わかったわ〜」
とリオヴィシアは嬉しそうに答えた。
そんなリオヴィシアを見て私も嬉しい気持ちになる。
タブレットの設定も終わり、モニターの前に集まっているみんなの方を見ると、ゲームをして賑やかな光景が広がっていた。
そんな笑い合っているみんなの姿を見て、今日も穏やかに一日が終わるなと思った。




