第280話
「ねぇ、遅くなったしどこかで食べに行かない?」
図書館を出てから、私は遅くなったので、どこかで夕食を食べましょうかと二人に提案した。
「良いわね」
「それが〜良いかも〜」
二人が同意したので、夕食を食べにいく事にした。
「アクアに夕食は日本で食べて帰る事を伝えておくわね」
私はスマートフォンを取り出して、アクアに夕食は日本で食べて帰るとメッセージを送った。
アクアからは『了解しました。気をつけて帰ってきてください』とすぐに返事が来た。
「それで、何を食べたい?」
私が二人に聞くとフローラは
「私は何でも良いわよ」
と言い、リオヴィシアは
「美味しいもの〜」
と答えた。
「何でも良い、美味しいものねぇ……」
二人の返答に困りながらも、私はスマートフォンで何が良いか調べる事にした。
日本の食べ物で何が良いだろうと調べていると、蕎麦という文字が目についた。
私的にもサッパリした物が食べたかったので丁度良いかもしれない。
「蕎麦はどうかしら?日本らしい食べ物だしサッパリしてるわよ」
「蕎麦〜?美味しいの〜?」
「麺料理で美味しいわよ」
「なら〜それで〜」
「私もそれで良いわよ。蕎麦って食べた事ないから楽しみね」
二人とも蕎麦に興味を持ってくれたようなので、蕎麦に決定した。
それから電話でタクシーを呼び、少しするとタクシーが来た。
席に座りタクシーの運転手さんにこの辺りに蕎麦屋さんは無いか確認すると、
「この近くに美味しいお蕎麦屋さんがありますよ」
とタクシーの運転手さんがあると言うのでそこまで送ってもらう事にした。
タクシーに乗り、それほどかからず、蕎麦屋さんについた。
「ここですよ」
「良さそうなお店ね」
「素敵な雰囲気の〜お店ね〜」
「本当、趣があるわね」
店構えは和食のお店だと分かるような作りで、それなりに大きい。
中に入り店員に三名と伝えると、すぐに席に案内された。
席についてメニューを見ていると、リオヴィシアが、
「レーナちゃんは〜何を〜食べるの〜?」
と私に何を食べるのか聞いてきた。
「そうね……」
私はメニューを一通り見てから、
「これにしようかしら」
と天ざる蕎麦御膳の写真を指差して答えた。
「じゃあ〜私も〜それに〜するわ〜」
リオヴィシアがそう言うと、フローラもそれに続いて、
「二人が同じ物ならわたしもそれにしようかな」
と言った。
「じゃあ三人とも同じ物ね。すみませーん」
「はーい」
「この天ざる蕎麦御膳を三つお願いします」
「かしこまりました」
と私は店員を呼び、三人とも同じ天ざる蕎麦御膳を頼んだ。
「楽しみね〜」
「ええ、どんな味なのかしら」
運ばれてくる蕎麦を楽しみにしながら三人でお喋りしながら料理が届くのを待った。




