第267話
バーベキューを楽しみ、みんなが食べ終わった後、私とアクアとサラでバーベキュー場の片付けを始めた。
「今日はよく食べたなー」
サラが片付けをしながら満足そうに言う。
「ええ、みんな喜んでくれたみたいで良かったわ」
「準備した甲斐がありましたね」
とアクアが受け皿をまとめながら言った。
三人でせっせと片付けを進めていく。
そんな中、ティラサラが着陸するために作った発着場の方から声が聞こえてきた。
見てみると、ティラサラがドラゴンになりケイやシズクたちを乗せて、空から私の描いた絵を見ているようだ。
発着場の四隅に設置した照明の光を反射し、絵を描いた部分がキラキラと光っている。
「わー!可愛い!」
「キラキラして綺麗!」
「光ってる!」
ケイたちの楽しそうな声がこちらまで聞こえてくる。
ティラサラはゆっくりと低空飛行しながら、みんながよく見えるように飛んでいる。
子供たちは空から見る光る絵に夢中になっているようだ。
ティラサラもそんなみんなを乗せて嬉しそうに飛んでいる。
しばらくして、片付けが終わったので私は発着場の方へと歩いていく。
空を飛んでいるみんなに向かって、手を振りながら声をかけた。
「みんなー!そろそろお風呂に入るわよー!」
私の声が聞こえたのか、ティラサラがゆっくりと高度を下げて発着場へと降りてきた。
地面に着くと、ケイたちがティラサラの背中から降りてくる。
「ありがとうティラちゃん!」
「楽しかったー!」
「また乗せてね!」
「うん!また乗せてあげる!」
ティラサラも人型に戻り、みんなと話している。
「みんな、大浴場にいってらっしゃい。私は他のみんなを呼んでくるから先に入っていてね」
「「「はーい!」」」
みんな元気よく返事をして家へと歩いていった。
その後ろ姿を見ながら、私も家に戻る事にした。
他のみんなを探す為にリビングへと向かう。
するとリビングには誰もいなかった。
そういえばゲームをしに行くと言っていたなと思い出し、広間の方へと足を向ける。
広間の扉を開けると、案の定みんな広間にいた。
リオヴィシアは相変わらずソファに座ってタブレットとパソコンを交互に見ている。
どうやらまだ科学の勉強を続けているようだ。
他のみんなはモニターの前でゲームをしている。
パイラとルルもサラに教えてもらったおかげか、コントローラーを握り自分たちでゲームをしている。
「みんな、そろそろお風呂の時間よ」
私が声をかけると、みんながこちらを見る。
「お風呂!行く行く!」
「ゲームの続きは風呂の後だな」
「ですね」
シルフィが立ち上がりカイトとマリもそれに続く。
みんながそれぞれ立ち上がり広間を出て大浴場へと向かっていく。
「リオヴィシアも一緒にお風呂に入りましょう」
「そうね〜一緒に〜入りましょうか〜」
リオヴィシアはタブレットから顔を上げてゆっくりと立ち上がった。
私もリオヴィシアと一緒に広間を出て大浴場へと向かった。




