第261話
昼食を食べ終えて、リビングに移動して果物を食べながら食後の休憩をした。
「今日はリオヴィシアたちが来ているから、午後の稽古は無しで広間にみんなで行きましょうか」
「えっ!本当!?」
「やったー!みんなでゲーム!」
「良いわね!」
私の言葉にシルフィとケイとフローラが声を上げて喜び、他のみんなも嬉しそうな顔をしていた。
いつもなら食後の休憩が終わると、ケイとシズクたちはイルとシルフィのもとで魔法や剣術などの稽古をしているのだが、今日はリオヴィシアたちがいるという事で稽古は休みにした。
代わりに、新しく作った広間でゲームをして遊ぶ事にした。
リビングから広間に移動しようと立ち上がると、リオヴィシアが、
「ねぇ~レーナちゃ~ん、このタブレット~広間に~持っていっても~良い~?」
と聞いてきた。
勉強の続きが気になっているようだ。
私が「良いわよ」と許可を出すとリオヴィシアは嬉しそうにタブレットを抱きしめて歩き出した。
他のみんなも広間へと移動する。
広間に着くとシルフィが収納魔法からモニターとゲーム機を取り出して、元々置いてあった二台の横に並べた。
今、家にあるゲーム機はリビングに一台と広間に二台の合計三台なので、リビングから一台持ってきたのだろう。
そうして並んだ三台の前にみんながそれぞれのコントローラーを持って座りゲームを始める。
私とアクアはソファに座りゲームをしているみんなを見守る事にした。
リオヴィシアもソファに座った私の横に座りタブレットを見ている。
ゲームをしているみんなを見ると、一台のゲーム機を使って、ゲームをした事がないパイラとルルがサラにコントローラーの使い方を教えてもらっていた。
「このボタンを押したらこいつが動く」
「こうですか?」
「そうそう!」
サラが丁寧に教えていてパイラとルルも楽しそうだ。
他のみんなは勝ち抜き戦や協力プレイで色々なゲームを遊んでいた。
「ケイ、そっち行くよ!」
「うん!任せて!」
みんなの歓声が広間に響く。
歓声が上がるとリオヴィシアも顔を上げてゲームを眺めたりしていた。
そんなリオヴィシアはタブレットで分からない事や細かく知りたい事などを私に聞いてきていた。
リオヴィシアが魔女の里に戻った時のことを考えて、私はノートパソコンを持ってきてインターネットでの調べ方を教える事にした。
「分からないことがあったら、ここに言葉を入れて検索って押すの」
「ふむふむ~」
「そうすると、この中から情報が出てくるから、自分で探してみて」
私が説明すると、リオヴィシアは少しだけ操作して、
「インターネットって~こういうことも~調べられるのね~」
と感心しながらタブレットとパソコンを交互に使い始めた。
タブレットで見た事をパソコンで更に調べているようだ。




