第253話
それから数日が経ち、生活は穏やかに過ぎていった。
離れも完成し、今日はみんなで広間に集まってゲームをして遊んでいた。
ケイたちの強い要望により、広間には大きなモニターとゲーム機を二台ずつ設置した。
かなり広く作ったのでモニターやゲーム機を置いても、まだまだ広間の一部しか使用していない状態なので、今後も色々置いていく予定だ。
みんながゲームをしている姿を後ろから見ていると、スマートフォンの着信音が鳴り出した。
スマートフォンの画面を確認するとフローラと表示されていた。
ケイたちから少し離れて、通話ボタンを押して電話に出ると、
『レーナ、こんにちは!』
「こんにちは、フローラ、どうしたの?」
『明日そっちにパイラたちを連れて行くからね』
「ええ、分かったわ。待っているわね」
『そういう事だから、よろしくー!』
と言って電話を切られた。
フローラから、明日パイラとルルを連れてこっちに行くという連絡だった。
ゲームをしているみんなにも知らせるために、みんなの元へと歩いていく。
「みんなー、明日フローラがパイラとルルを連れて来るみたいだからよろしくねー」
「おー、料理を習いたい二人だったよな?」
ゲームをしていたサラがそう言ってきた。
「そうそう。パイラとルルっていう魔女の二人ね。サラ、二人に料理を教えてあげてね」
「おう、分かった!任せとけ!」
サラには事前にパイラとルルの事を伝えていたので快く引き受けてくれた。
「どんな人たちなんだろう?」
ケイがパイラとルルの事を聞いてきた。
「そうね、魔女だから年齢はそれなりに上だけど見た目的にはマリと同じぐらいかしら。二人とも良い子たちよ。仲良くしてあげてね」
「分かったー!」
「はーい!」
みんな元気よく返事をしてくれた。
そしてすぐにみんなゲームに戻っていった。
「そういえばフローラおばちゃんも来るんだよね?」
ケイがゲームをしながら思い出したように聞いてきた。
「そうね、フローラが二人を連れて来るからね」
私が答えるとケイは目を輝かせて、
「じゃあ、対戦ゲームしなきゃ!」
と言った。
ケイはオンライン対戦でフローラとよく対戦しており、フローラの事をとても気に入っている。
直接対面で対戦できる事が嬉しいらしく、やる気に満ちている。
「でも明日は、二人の歓迎をしないといけないからほどほどにね?」
「分かってるよ!でもおばちゃんが来たらやるからね!」
「ふふ、その時はパイラとルルにもゲームの遊び方を教えてあげて一緒に遊んであげたら?」
「それもありだね!みんなでゲームしたら楽しそう!」
ケイはそう言ってまたゲームへと戻っていった。
明日からまた賑やかになりそうだ。
そんな事を考えながら、私もソファに座り、みんながゲームをしている姿を見るのだった。




