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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
レーナと魔女会議

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244/280

第244話

日も沈んできて、あたりが薄暗くなってきた。

今日の作業は骨組みと外壁、屋根までにして、続きは明日にしようと作業を終了することにした。

木屑などを片付けて、家の裏手から玄関へと移動した。

靴を脱いで家に入り洗面所で手を洗ってからキッチンへと向かう。

キッチンでは、アクア、サラ、シズク、ホムラの四人が夕食の準備をしていた。

すでにいい匂いが家中に漂っている。


「みんな、おつかれさま。何を作っているの?」


私が声をかけると四人から「おつかれさまです」と返事があり、


「今日の夕食は暴れ牛の甘辛炒めと突撃魚のフライ、ポテトサラダとつみれ汁です」


アクアがメニューを教えてくれた。

その隣で、鍋で揚げ物をしていたサラが、


「それとインターネットで調べて出てきた小さい突撃魚を使った料理で南蛮漬けってやつがあったから作ってみたんだよ、冷蔵庫に入れてあるから夕食で食べてみてくれ」


と付け加えた。


「まあ、それは楽しみね」


突撃魚の味はアジに似ていたので南蛮漬けには合いそうだ。


「レーナ様、アクアお姉様、味の確認をお願いします」


そう言い、シズクがポテトサラダの入ったボウルをこちらに差し出してきた。

私とアクアはそのポテトサラダをスプーンで掬い一口食べてみる。


「うん、美味しい」


「良い感じです」


その言葉を聞きシズクは頷いた。

表には出さないようにしているようだが、少し嬉しそうだ。


「こっちもこっちも、食べてみて!」


シズクに負けじとホムラもタルタルソースを作っていたのか、こちらに持ってきた。

突撃魚のフライ用に作っていたのだろうそれを同じくスプーンで掬って食べてみる。


「うん、こっちも美味しいわね」


「お酢の酸味が利いて良いですね」


「やったー!」


シズクと違いホムラは体全体で嬉しさを表現していた。

シズクとホムラには最近、簡単な料理を作ってもらっている。

二人とも料理に興味を持ってくれたようで、私たちの手伝いを進んでするようになっていた。

ミノリとフウカは料理の手伝いを頼むと手伝ってはくれるが率先してやろうとはしない。

精霊の属性によっての元々の違いは多少あるが、同じ属性の精霊でも個性はある。

だが、うちの精霊は完全に一緒ということは無いが、シズクはアクア、ミノリはイル、ホムラはサラ、フウカはシルフィ、と同じ属性の二人の好きな事が似ている気がする。

そう考えると、うちの精霊たちの性格や趣味は、私が使役する為に魔力を与えた時のイメージによるものが反映されているのかもしれない。

と思いながらも、実は『子は親に似る』というように一緒に行動する事が多い二人が似ただけなのかもしれないとも思った。

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