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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
レーナと魔女会議

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238/279

第238話

マリたちがパイラとルルの二人と仲良くなってくれると良いなと考えていると、


「トレントが出るところだと結構距離があるから飛んで行ってきたんですか?」


とカイトが聞いてきた。

アルタニヤ王国のトレントが出るダンジョンは家から歩いて行くには遠いので気になったようだ。


「歩いて行ってきたわよ。フォノンの水棲モンスターが出るダンジョンがあるじゃない?あそこと繋がっている日本のダンジョンにトレントが出るのよ」


「へー、そうなんですか」


「探索者ギルドのサイトにラキナの各ダンジョンが地球のどこのダンジョンに繋がっているだとか、どこのダンジョンにどのモンスターが出るのかって情報が載っているのよ。私も聞いて知ったんだけど結構便利よ」


「そういえば、晶さんもそんな事を言ってた気がする」


「うん、言ってたね」


私の言葉を聞き、カイトが晶からも教えてもらっていた事を思い出したのかそう言い、マリがその言葉に同意した。


「そういえば、その行ってきたダンジョンの日本側のお店で昼食を食べたんだけど、突撃魚としびれクラゲの料理があって食べて来たのよ」


「え、突撃魚って確か低階層にいる飛んで来る邪魔なだけのやつで、しびれクラゲはあの浮いてるやつですよね?」


「そうそれ。メニューにあったから食べてみたんだけど結構美味しかったのよ。突撃魚の刺身は歯応えがあって甘みもあるし、焼いたら脂が乗ってて美味しかったわ。しびれクラゲは味はあまり無いけどコリコリしてて食感がいいのよ」


「うん、美味しかった」


「美味しかったねー!」


イルとシルフィも口々に感想を言う。


「低階層のモンスターって魔石ぐらいしか取ってなかったから意外ですね」


「そうなのよ、だからトレント狩りの後、突撃魚としびれクラゲを取ってきたの。明日以降食べましょうね」


「やったー!楽しみ!」


「どんな味なのか楽しみだな」


マリが新しい食べ物を食べられると喜び、サラが新しい食材を楽しみにしていた。

そんな話をしながら楽しく夕食を食べ進めていった。


食後、片付けを終えた後、私はリビングのソファでゆったりとくつろいでいた。

最近、夕食後はゲームの時間になっているようでケイたちがモニターの前に集まって楽しんでいる。

しかし、いつもなら一緒にゲームをしているはずのイルがパソコンの前にいた。


「あら?イルはゲームをしないの?」


何をしているのか気になりイルに聞いてみると、


「しびれクラゲ」


と返答があった。

どういう事だろうと思い、パソコンの画面を見てみると、


『採れたて、しびれクラゲ、食べ方』


と検索していた。

お店で食べていた時からしびれクラゲが気に入っていたようだったので、調べているのだろう。


「レーナ様、これ」


イルが調べているサイトをこちらに見せてくるので読んでみると、そのままでは食べないほうが良いと書いてあり、普通のクラゲと同じく塩蔵(塩漬け)しないといけないと書いてある。

そして、イルがポインターを合わせているところを見ると、


『ミョウバン』


と書かれていた。


「これ持ってる?」


首を傾げながらイルが聞いてくる。


「さすがにミョウバンは持っていないわね」


私がそう答えると、


「残念」


とイルが肩を落としてがっかりした。


「じゃあ明日、日本に買ってきたら?ミョウバンって確かスーパーでも売ってるはずよ」


「買いに行く」


私がそう提案するとイルは間髪容れずに答えた。

明日ミョウバンを買いに行ってしびれクラゲの塩蔵をする事を決めると、イルはゲームに加わりみんなと遊び始めた。

しばらくすると、ゲームをしていたケイがうとうとし出したのでゲームは終了となり、良い時間になったのでみんな寝室に行き寝る事にした。

私は自分の部屋のベッドに入り目を閉じる。

今日はダンジョンを深層まで潜ってトレントを大量に狩り、さらに日本側のダンジョンで突撃魚としびれクラゲを捕まえた。

盛りだくさんな一日だった。

明日はトレントの木材を使って離れを作る予定。

木材を乾かし製材して組み上げていく。

そんな工程を考えながら私はゆっくりと眠りについた。

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