↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
レーナと魔女会議

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
235/276

第235話

次の階、また次の階と階段を降りながらトレントを狩り続けていると、気がつけばそれなりに時間が経っていたようで、時計を確認すると夕方に差し掛かろうとしていた。

五階層ごとに現れるボスを倒したところで、私は二人に声をかけた。


「そろそろ切り上げましょうか」


「えー、まだまだいけるよー?」


シルフィが名残惜しそうに言うが、イルはすでに斧を収納魔法にしまっている。


「もう十分なくらい狩ったわ、建材の量としてはちょっと狩りすぎたくらいよ。まぁ木材はどれだけあっても使い道があるから良いんだけどね」


私がそう言うとシルフィも、


「たしかに!これだけ狩れば離れを作るには足りそうだし、家具もいっぱい作れそう!」


と納得してくれた。


「それじゃ、転送板で一階に戻りましょう」


私が転送板に手を触れて一階を選ぶと、体がふわりと浮くような感覚に包まれ次の瞬間には一階の広間に立っていた。

イルとシルフィもすぐに転移してきて三人揃ったところで、フォノン側に戻るゲートへと向かう。


「今日はいっぱい狩れたねー!」


「満足」


シルフィが嬉しそうにぴょんぴょん跳ねながら歩いており、その後ろをイルが静かに歩きながらぽつりと言った。


「そう、良かったわ。二人ともお疲れさま」


私がそう言うと、イルは小さく頷き、シルフィは、


「レーナもお疲れさまー!」


と元気よく返してきた。

ゲートの受付に到着し、職員に探索者カードを提示して軽く確認を受けたあと、ゲートをくぐってフォノン側のダンジョンへと戻ってきた。

ふと広間の方を見ると、見慣れない光景が目に入った。

日本人らしき探索者たちが数組、クーラーボックスらしきものを持ってダンジョンの奥へと歩いていく。

その手には丈夫そうな手袋を着けており、網が握られている。

彼らはモンスターと戦うためではなく、何かを捕りに行くような装備だった。


「あの人たち、お店で食べた突撃魚とかを狩りに行くのかな?」


シルフィが首をかしげながら言う。


「たぶんそうね。食料として需要があるから、ギルドから依頼が出ているのかもしれないわ」


「なるほどー。あの魚、美味しかったもんね!」


「私たちも少し持って帰らない?みんなにも食べさせてあげたいし」


「さんせーい!」


「賛成」


二人の同意を得て、私たちも突撃魚としびれクラゲを軽く獲って帰ることにした。


「シルフィ、誰もいない場所を探してもらえる?」


「りょうかーい!ちょっと待ってねー」


シルフィが風魔法でサーチし始める。

彼女の周囲にそよ風が巻き起こり、それがダンジョンの通路を駆け抜けていく。

しばらく集中していたシルフィがパッと目を開けて指をさした。


「あっちの方に誰もいない場所があるよー!突撃魚もいっぱい飛んでる!」


「ありがとう、案内して」


シルフィを先頭に、私たちはダンジョンの奥へと進んでいった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。