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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
レーナと魔女会議

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234/277

第234話

会計を済ませて店を出た私たちは、探索者ギルドの中を歩きながらダンジョンの受付へと向かった。


「さっきの店、美味しかったねー!」


「うん、また来たい」


「そうね、特にあの突撃魚としびれクラゲは思わぬ発見だったわね。今度家でも使ってみようかしら」


そんなことを話しながら歩いていると、やがてダンジョンの入り口にある受付に到着した。

探索者カードを提示して手続きを済ませ、再びダンジョンの中へと入る。

一階の広間の転送板に手を触れて深層へと一気に移動した。


「さて、ここからはトレントを狩りながら進みましょうか」


「わかった」


「りょーかい!」


私の言葉に二人が返事をし、私たちは森林が広がる深層エリアへと足を踏み出した。

深層ともなると空気中の魔力が濃くなり、木々はより一層大きく、鬱蒼と生い茂っている。

空気はひんやりとしていて、時折どこからか低く唸るようなモンスターの鳴き声が聞こえてきた。


「他に人が来ていないからか結構モンスターが居そうね」


「狩り放題」


「そうだねー!狩り放題だねー!」


深層の敵であっても、イルとシルフィにとっては苦戦する相手ではなく、二人は軽快にモンスターを倒していく。


「木材に使うから、トレントはできるだけ木材に使いやすいように倒してね」


「オッケー!じゃあ僕が枝を切るからイル姉トドメよろしくー!」


「ん。わかった」


私がそう伝えると、二人は返事をしてすぐに連携を始めた。

まずシルフィが風魔法を放ち、トレントの枝という枝を根元から綺麗に切り落としていく。

枝を失ったトレントは丸裸にされた幹だけの状態になり、動きが鈍る。

そこにイルが地面を蹴って一気に間合いを詰め、斧を水平に振り抜いた。

幹は綺麗な断面を見せて倒れ、地面に大きな音を響かせる。

倒されたトレントは枝が取り除かれていて、あとは製材するだけの状態になっている。

トレント以外のモンスターも襲ってくる事はあるが、トレントの木材が欲しいだけなので、他のモンスターが出てきた時は素材の事は気にせず、シルフィが細剣で切り刻んだり風魔法でまとめて薙ぎ払ったり、イルが斧で粉砕したり土魔法で吹き飛ばしたり、と自由に狩っていた。

私はそんな二人が倒したモンスターを次々と収納魔法にしまいながら後ろをついていく。

ときどき私を狙って横合いから飛び出してくるモンスターがいるが、片手剣で軽くいなして倒していった。


「あっちにもいるよー」


「ん」


シルフィが新たなトレントを見つけて指をさし、イルが斧を担いでそちらへ走り出す。

そんな二人の後を追ってダンジョンの奥へと進んでいった。

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