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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
レーナと魔女会議

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221/282

第221話

私はパイラとルルの二人と一緒に会場全体を見て回った。

ステージで発表していた人以外にもステージ発表は出来なかったが、自分で研究した物をみんなに見て欲しいという魔女は多いようで、かなり色々な物が出ていた。


「これって何に使うんですか?」


パイラは好奇心旺盛なようで、行く先々でこれは何かと質問していっていた。


「結構何に使うのか分からないような魔法とか魔道具が多いわね」


ステージでの発表では無い理由が分かるような物が多い中で、たまにあれ?これって使えるんじゃない?と思わされる物もあった。


「あの水の中で一定のスピードで回り続ける魔道具、あれは鍋に入れておけば鍋の中身を混ぜてくれそうで良いわね」


「なるほど、良いかもしれませんね」


壁にぶつからないように一定のスピードで動き続けるという魔道具を作り、こういう制御が出来ると見せる発表だったが、私の頭の中では鍋を回していたホムラの姿が思い出された。


「アクを取る機能も欲しくなるわね」


最近料理ばかりしていたせいか全てが料理に使えるかどうかで考えてしまう。

そんな感じでパイラを先頭に私とルルがついて行く感じで全体を回っていると、


「では〜、この辺りで〜、一旦終了としま〜す。まだ話をしたい人は〜そのまま話しててね〜。食事をしたい人は〜、今の間に〜食べたい分だけ〜お皿に取っといてね〜」


とリオヴィシアの声が中庭内に響き渡った。


「もう終わりの時間ね」


「夜食分の料理を取っとかなきゃ!」


「うん、取ってこよう」


二人が料理の置いてある場所へと戻り、お皿に大量の料理を乗せていく。

周りを見ると結構な人数がまた料理を取りに来ており、私は無くなっていく料理を補充して回る事になった。

料理をお皿に乗せようとしていたパイラとルルは、私が慌ただしく補充している事に気づき、途中から無くなりかけている料理を私に伝えて料理を受け取りそこへ運ぶという作業に入ってくれた。


「一気に来ましたね」


「みんな夜食や明日食べる分で持って行ったね」


「まぁ私たちも、みんなと同じく大量にお皿に盛ったけどね」


二人の会話を聞きながら残った料理と保温の魔道具を収納魔法に入れていき、土魔法を使い整地していく。

そして料理を置いていた場所が綺麗になったので、


「二人ともおつかれさま、手伝ってくれてありがとうね」


「いえいえ、レーナさんと話せて楽しかったです」


「うん、楽しかった」


私の労いの言葉に二人は楽しかったと答えてくれた。


「手伝ってくれた二人にこのデザートをあげるね」


「え!良いんですか!?」


「おぉ〜!美味しそう」


そう言って渡したのは色々なフルーツが乗っているショートケーキ、中にもフルーツがいっぱい入っていて断面を見ても綺麗になっている。


「あとは今日置いてあった飲む物で好きな物があったならあげるわよ」


私がそう言うと二人とも欲しいジュースを言ってきた。

パイラはコーラでルルはリンゴジュースを選んだので二リットルのペットボトルを二人に渡した。


「じゃあ二人とも今日はありがとうね」


「こちらこそ、こんなにありがとうございます!」


「ありがとうございました。スマートフォンを手に入れたらお伝えしますね!」


そう言い合い二人と別れ、部屋へと戻った。

魔女の里に来て発表をして、料理を出し、新しい知り合いが出来た。

充実した一日だったなと思いながら、私はベッドに横になった。

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