第218話
発表会が終わると、発表をした人の周りに人が集まり個人間での質問が繰り広げられていた。
フローラのゲーム体験の場所にも人が集まっており、急遽アクアを召喚して持ってきてもらった私の家のゲーム機も使って、四人対戦を二台のゲーム機を使って回していっていた。
ちなみに、私の方にもスマホについて聞きたそうな人達が来るが、私を見て諦めてフローラの方へと向かっていった。
そんな私は大慌てで料理の配置場所を土魔法で作って、保温の魔道具を設置して料理を並べていっている。
「レーナちゃんの魔法の制御は~いつ見ても凄いわね~」
そんな私の近くでは、リオヴィシアが私の作業を楽しそうに眺めていた。
「魔女ならこれくらい出来るでしょうが」
「台を作るだけなら簡単に出来るけど~、同時に魔道具と~鍋を置く場所を~丁度の大きさで作るなんて~土魔法が得意な魔女でも~出来るかどうか分からないよ~?」
私はリオヴィシアの言葉を聞きながら、土魔法を使って台を完成させていく。
台の作りは鍋や大皿が丁度入るくぼみを作り、その下に保温の魔道具を設置するスペースを作るといった簡単な物だ。
「この鍋を入れた場所なんて~隙間がないくらいピッタリじゃない~」
そう言ってリオヴィシアが土魔法で作った台から鍋を持ち上げたりして隙間がない事を伝えてきた。
「庭でパーティーをする時に良く作ってたから慣れたのよ」
「レーナちゃん家でパーティ~、楽しそうね~、行きたいわ~」
魔力の扱いについての話をしていたのにパーティーという私の言葉に反応し、そっちに関心がいったようだ。
「今からやる事もパーティーみたいな物なんだから、それで良いじゃない」
「それとこれとは別だよ~」
そんな会話をしている間にも私は準備をしていく。
「内緒の計画で~最後にレーナちゃんの発表にしたのは~良かったんだけど~料理の準備を予定に入れていなかったのは~失敗だったよ~」
「まぁ、料理は作ってあるし食べる場所や食器類は準備してあったから気にしなくて良いわよ」
いつもなら発表会の間に料理の設置を終えて、発表会が終わると同時に立食パーティーを開催するのだが、今回は私たちの発表が最後だった為、料理の準備が出来なかったのだ。
「よし!これで一通り置けたわよ」
「オッケ~、ありがとうね~」
料理を配置し終えたので、リオヴィシアに報告すると、
「料理の準備が終わったから~、みんな~、食事の開始だよ~」
とリオヴィシアが全体に声がいくように魔道具を使って、みんなに食事の開始の宣言をした。




