第217話
「このように、対戦も出来るし、一人用のモードもあって一人で遊ぶことも出来るわよ」
「今やったゲームは対戦がメインだけど、一人でキャラクターを育てて物語を進めていく物や謎解きがメインの物など色々なゲームがあります」
「そして対戦や協力なんかの一人ではできないゲームはスマートフォンで使っている通信を使って、遠く離れた場所にいる人と一緒にやることが出来るわよ!」
そう言ってフローラは魔導通信機器を取り出してインターネットを使ってのゲームの説明をしていった。
「じゃあ、さっき料理の魔女と一緒にやったゲームをインターネットを使って対戦してみるわね」
そうしてゲーム画面のインターネット対戦を選ぶと、『マッチング中』と表示されて、すぐに『対戦相手が見つかりました』と表示された。
「よっし、やるわよ!」
フローラが気合いを入れて対戦に挑むと、対戦相手もやり込んでいるようで、激しいコンボの応酬が繰り広げられた。
「あぁ!やばい!」
相手の方が実力は上のようで上手くタイミングを合わせてコンボを決めて、一気にお邪魔ブロックがフローラの方へと積み上がっていった。
そしてフローラの操作していた画面が一番上まで埋まり、敗北の画面が出てきた。
「悔しいー!」
「こんな感じで知らない人とも対戦出来ますし、知り合いと友達登録しておくと知り合いとも対戦できます」
本気で悔しがっているフローラを余所に私はそう説明した。
悔しがっていたフローラが次の対戦をしようとしている手を止めて、
「ゲーム機に関してはこれで終わりになります」
と私はゲーム機の説明を終了させた。
「最後に日本の街の映像を流して終わりにしようと思います」
そうしてインターネットで見つけた様々な街の映像が流れる動画をスマホの画面に映して、画面を大きく投影した。
「この走っている物は自動車という乗り物で、獣車や馬車のように何かが引っ張るのではなく、この乗り物自体に動力源がついていて魔石などのエネルギーによって動いています」
と映像の中に出てくる気になりそうな事を説明していった。
動画が終わり私たちの発表を終える前の質疑応答の時間になった。
すると、あちらこちらから質問が飛んできて大変な事になってしまったので、簡単な事は答えて、それ以外の事は地球でスマホを買って自分で調べてみてと説明した。
他の国では分からないが、とりあえず日本についてはアルタニヤ王国の探索者ギルドで常識やマナーなどが聞ける事、スマホの契約の仕方なども教えてくれる事を再度伝えて、有料だけれど簡単なスマホの操作を教えてくれる場所もある事を伝えた。
そして騒ぎが収まってきた所で、
「これで私たちの発表は終わります。この後出す料理は日本の調味料などを使った物になっています。日本の食事を食べるお店は美味しいところが多いから、日本に行くなら食べてきてみてね」
「ゲーム機が気になる人は、この後場所を準備して体験出来るようにするからよろしくねー」
と言ってステージを後にした。




