第201話
翌日、私は庭にテーブルを作り、その上に大量の魔導コンロと魔導ホットプレートを設置した。
魔女会議に参加するようになって、最初の方は現地で料理を作っていた。
その場合、私は料理に付きっきりになり料理をしている内に魔女会議が終了、となっていた為、途中からは作った物を収納魔法に入れて持っていく事にした。
量が多い為、一気に作るにしても家の中では狭いので外で作れるように魔導コンロも大きな物や小さな物と大量に作り、魔導ホットプレートも大きな物を用意した。
「おはよう、今年もこの時期が来たんですね」
「おはよー!今日は色々な料理をいっぱい食べるぞー!」
「あっ!カイトお兄ちゃんとマリお姉ちゃん!おはよー!」
今日魔女会議用の料理を作るとメッセージで伝えておいたのでカイトとマリが来たようだ。
「おはよう、カイト、マリ、今から準備して作りだす所だから二人はケイと遊んでてね」
「わかりました」
「はーい!」
「カイトお兄ちゃん、マリお姉ちゃん、ゲームして遊ぼう」
二人がケイに引っ張られて家の中へと入っていくのを見て準備を再開する。
料理の量もそうだが種類も多く作るので、うちの子供たちにとっては色々な料理を食べられるイベントのような日なので人気がある。
「レーナ様、私たちは何をすれば良いですか?」
「貴方たちには食材を切ったり料理を混ぜたりしてもらう予定よ、準備が終わったら呼ぶから今は家の掃除でもしていてね」
「わかりました」
シズクが新しい精霊たちの代表として聞いて来たのでそう答えると返事をして家に向かって行った。
「ギルドに行って解体できている物をもらってくるわ」
「野菜とってくる」
サラは昨日狩ってきたモンスターの解体を依頼しておいたギルドに行ってくると言い、イルが自分が栽培している野菜を取りに行くと言う。
モンスターの解体は何体かはしたようだが数が多い為ギルドにも頼んでいるので見てくるようだ。
ギルドでは毎年この時期になるとアクアとサラが大量に高ランクモンスターを持ってくるので恒例の行事となっているようで、前にギルドマスターのダリウスから話を聞いたところによると、肉以外ではあるが高ランクモンスターの全ての素材を買い取らせてもらえるのでありがたいと言っていた。
「ありがとう、よろしくねー」
そんな二人を見送り、私は収納魔法から色々なメーカーの炊飯器を取り出していった。
魔石エネルギーを使った炊飯器もかなりあり各メーカーが競うように新しい物を作っていた。
その中でも各メーカーの一番良い機種を買ってきたので同じお米を使ってのご飯の炊き上がりの違いを比べてみたくなったのである。
「どんな違いがあるのかしら?」
そんな小さな私の楽しみも加わりながら準備は完了した。




