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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
レーナとフローラ

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第194話

「へー、ここが日本の探索者ギルドなのね、すごく大きなモニターがあるわね」


アルタニヤ王国側の探索者ギルドも新しくなり日本的な要素が多くなったとはいえ、日本の探索者ギルドにあるような大型の機械は置いていないので、一番目立つ大きなモニターに目がいったのだろう。


「あのモニターはお得な情報や注意事項なんかを表示したり、探索者の配信をランダムで流したりしているわね」


たまに以前映っていたリアのクランの配信のように、注目度が高い配信を流したりもしているようだ。


「今映っているのは今日の需要が多い買取をしている素材の情報のようね」


「素材の画像もあって分かりやすくて便利ね」


兼六園ギルドの中を一通り見てから外へ出ると、


「何ここ……凄いわね」


フローラは驚き足を止めた。


「車や横断歩道とかは講習で聞いていたけど、道は綺麗に舗装されているし、車はいっぱい走っているし、凄く高い建物が多いし、聞いていたより凄いわね」


「首都に行けばもっと凄いわよ」


「これ以上があるのね……」


街の光景に圧倒されているフローラをよそに、私はスマホで目的地の電化製品の店への行き方を調べていた。


「う〜ん、あまりこの辺には無さそうだしタクシーで行った方が良いかな?」


兼六園ダンジョン周りには無さそうなので移動することに決めた私は、


「ほら、移動するわよ」


とフローラを連れてタクシー乗り場へと向かった。

兼六園ダンジョンの近くにはタクシー乗り場があり、色々な人たちがタクシーを利用していた。


「あら?獣人やエルフの姿も見えるし日本人じゃ無さそうな人が多いわね、よくタクシーの事なんて知っているわね」


私がそう呟くと、


「そりゃ、講習の時に探索者カードでお金を払ったら街の中の行きたい所に送ってくれる乗り物って説明されたし、みんな利用するんじゃない?」


とフローラが説明してくれた。


「そっか、私が受けた時はそんな説明は無かったけど移動手段は大事よね」


私が受けた時には常識やマナーの説明が多く、気をつけなきゃダメって感じの講習だったが、今は便利な事なども説明してくれているのかと感心した。

もしかしたら地域によってその辺りの説明は違うのかもしれない。


「じゃあ、フローラはタクシーの乗り方も分かるんだ」


「ええ、習ったから分かるわよ」


「ならタクシーの使い方は任せようかな」


「任せて!」


自信があるのか胸を張って言うフローラとタクシー乗り場まで移動する。

そして空いているタクシーにフローラが声をかける。


「乗りたいんだけど良いかしら?」


「おう、大丈夫だよ、お客さんは乗るの初めてか?」


「ええ、初めてね」


そこからタクシーの運転手による説明があった。

行き先を決めて、そこまで運転して、その移動した距離に応じた料金をいただく。

何度もラキナから来たお客さんを乗せているのか慣れた感じで説明してくれた。


「それで、どこに行きたいんだ?よく頼まれる観光できる場所って感じか?」


そんな感じで聞いてきた運転手に対してフローラが、


「そういえばどこに行くの?」


と私に聞いてきたので、


「家電量販店も入ってるショッピングモールに行ってもらえるかしら」


と運転手に頼んだ。


「家電量販店の入っている……か、もしかして銀髪のお嬢さんは日本に来るのは初めてじゃないのか」


「ええ、そうよ」


「そうかそうか、ならちょっと遠いが大きなショッピングモールに行くか?」


「それでお願い」


「よし分かった、シートベルトをしてくれよ」


私はフローラにシートベルトの付け方を教えてから自分のシートベルトを着用する。

そして私たちを乗せたタクシーは兼六園ダンジョンから出発した。

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