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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
レーナとフローラ

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第193話

「お待たせ!」


喫茶店で待っていると講習が終わったようでフローラが声をかけてきた。


「まぁ座って飲み物でも頼むと良いわよ」


「何を頼もうかしら」


椅子に座ったフローラが早速メニュー表を見て頼む物を考え始める。


「よし!これに決めたわ」


そう言って店員を呼びフローラはアイスティーを頼み、ついでに私も同じ物を頼んだ。


「これってレーナの家で飲んだことのある紅茶の冷たいやつよね」


「ええ、そうね」


「レーナの家以外で見たことなかったけど、こんな場所にもあるのね」


「多分日本から来る人向けにギルドの喫茶店は冷たい物を提供しているんじゃないの?」


ラキナには冷たい飲み物を飲む文化があまり無く、基本は温かいか常温である。

こちらから日本に行く人も増えたが、日本からこちらに来る人も増えた為、日本に一番近いギルドでは日本の文化を取り入れているのかもしれない。


「へー、講習でも色々聞いたけど本当にこっちとは全然違うわね」


「そうね、かなり違うからびっくりするわよ」


話をしながら届いたアイスティーを飲んでお会計をする。

この店は探索者カードでの支払いも出来るようで私は探索者カードを機械にかざして支払いを済ませた。


「講習でも便利だから探索者ギルドにお金を預けると良いって言ってたけど、実際に支払っている所を見ると本当に便利そうね」


「今の講習はそんな事も話しているのね」


探索者カードにお金を預けられるようになってから追加された説明なのか、私が講習を受けた時には無い話もあるようで、フローラがそんな事を言ってきた。


「では、日本に行きましょうか」


「行きましょう」


喫茶店を出た私たちはダンジョン入口で受付をしてからゲートのある場所へと向かった。

ゲート入口にも受付があり、前に並んでいた人で講習を受けていなかったのか探索者ギルド内へ戻る人たちもいた。

私とフローラはどちらも講習を受けていたので探索者カードを機械に通すと、そのまま通ることができ、ゲートを通って日本側に行くことができた。


「ここが日本側のダンジョンよ」


そう言って見せた光景は相変わらず電光掲示板やモニター、自動販売機などが置いてありアルタニヤ王国側とは違った光景だった。


「ダンジョンの壁は同じなのに色々と光っている物が多いわね」


「これは案内などが書いてある物で、こっちの箱は自動販売機って言って書いてある商品を買うことができる機械ね」


「これは紅茶とかコーヒーって書いてあるし飲み物かしら?コップはどうなってるの?」


「買ってみる?」


「ええ、買ってみたいけどどうやるの?」


「これは買いたい物の下のボタンを押して光ってる間に探索者カードをここにかざせば買えるわよ」


自動販売機に興味を持ったようなので買い方を説明する。


「そうなのね、買ってみるわね」


そう言ってカフェラテと書いてある商品の下のボタンを押して探索者カードをかざすと『ガコン』という音がした。


「商品が下に落ちたから下のカバーを開いて取るのよ」


フローラが私の言葉を聞きカバーを開きペットボトルに入ったカフェラテを取り出した。


「これはどうやって飲むの?」


そう聞いてきたので開け方を説明してあげるとその通りに開けて口をつけて飲んだ。


「あら、冷たくて結構美味しいわね。こんな物が簡単に飲めるなんて良いわね」


と日本に来て一番最初にした自動販売機での商品購入はフローラには好評のようだった。

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