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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
レーナとフローラ

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189/288

第189話

「いただきます」


食事の前の挨拶をして箸を持った。

フローラも何度か来るうちに一緒に挨拶をするようになっていた。


「じゃあまずはこれを食べてみようかな」


フローラがフォークを持ち素麺の一束になった塊に突き差して麺つゆにつけて食べる。


「うん、さっぱりして美味しいわね!」


口に合ったようでフォークで掬いながら食べていた。


「この天ぷらもその麺つゆにつけて食べると美味しいわよ」


天ぷらを箸で掴みながら私がそう言うと、フローラはフォークでマドロミキノコの天ぷらを取り、麺つゆにつけて食べた。


「うん!これも美味しいわ!独特な匂いが良いわね」


「それはマドロミキノコの天ぷらね」


「あのマドロミキノコ?よくあんなの取ろうと思うわね」


「まぁ私たちはマドロミキノコの攻撃は効かないからね」


そんな話をしていると、


「ママー、これは何?」


とケイがゴマドレッシングとラー油を指差して聞いてきた。


「それはゴマドレッシングとラー油ね、ゴマドレッシングはサラダに掛けると美味しいわよ。ラー油は麺つゆに少し入れるとピリッとした辛めのつゆになるのよ」


そう言って私はオーク肉のしゃぶしゃぶとサラダを受け皿に取ってゴマドレッシングを掛けた。


「あとはこうやると」


私は麺つゆにゴマドレッシングとラー油を入れてかき混ぜて、


「担々風麺つゆの完成!」


と見せつけた。


「こうするとさっぱりしていた麺つゆが濃厚でピリ辛な麺つゆになるのよ、みんなもやってみる?」


私が聞くとみんなもやってみたいと言うので麺つゆを入れ物に少し入れて渡していく。


「普通の麺つゆは天ぷらにも使うし新しい麺つゆでやってみてね、ラー油は入れ過ぎると辛くなっちゃうから入れなくても良いし入れるなら少しずつ入れて調整してね」


順番にゴマドレッシングとラー油を入れて素麺を付けて食べていく。


「これ美味しいわね、私はこれの方が好きかも」


「私は普通の麺つゆの方が好きですね」


フローラはゴマドレッシングとラー油を入れた担々風が好みのようで、逆にアクアはシンプルな麺つゆの方が良いようだ。


「ラー油追加」


イルがラー油を追加しているので見てみると麺つゆの表面がラー油で真っ赤になっていた。


「普通の麺つゆにラー油だけ入れるのも良いな」


サラは麺つゆを入れた小皿を何枚も用意して色々と試している。


ケイとシルフィはどちらも好きなのか交互につけて食べていた。

私も担々風の麺つゆにつけて食べてみる。


「うん、美味しいわね」


麺つゆとゴマドレッシングが合わさりコクと旨味が口に広がり、さらにピリッとした辛さが良いアクセントになっている。

自分で作るドレッシングも良いけど日本の市販のドレッシングもやっぱり良いなと感心する。


それから穏やかに食事が進み、私は最後に素麺を取り麺つゆにつけて啜る。

お腹もいっぱいになったので周りを見てみると、


「やっぱりレーナの家の食事は良いわね~、魔女会議の時も楽しみ~」


と言いフローラはコカトリスのササミの天ぷらをフォークに刺して幸せそうに食べていた。

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