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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
幕間、理依奈パーティとダンジョン探索

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162/288

第162話 理依奈視点

「安定した良い戦いだったよ」


「危なげなく良かったです」


倒し終えたゴブリンから魔石を回収していると、カイトお兄さんとマリお姉ちゃんが声をかけてきた。


「ありがとうございます」


「うまくできました」


「んっ」

 

大晴と颯斗は照れながら返事をして沙希が頷いていた。

そこから数回戦闘をした所で、前衛三人が戦闘している横からジャイアントバットが私たちの方へと飛んできた。


「あぶない!」


澪に向かって飛びかかるジャイアントバットに私は魔法の詠唱が間に合わないと考え、杖を振り上げジャイアントバットに叩きつけた。


「ぎゃっ!」


「風の精霊よ、我が意志に応えよ、ウインドカッター」

 

叩きつけられたジャイアントバットが横の壁にぶつかって動けなくなっているのを見て、私は魔法を詠唱しジャイアントバットに止めを刺した。


「ごめん、一匹そっちに行っちゃった」

 

「理依奈ありがと~」


大晴がヘイトを取れなかった事を謝り、澪がお礼を言いながら抱きついてきた。


「理依奈ちゃん、良い攻撃だったね」


「杖での攻撃が様になってたよ~」


カイトお兄さんとマリお姉ちゃんが私の杖の振り方が良かったと褒めてくれた。


「えへへ、実は前に麗奈お姉ちゃんから教えてもらったんだ」


「なるほどね、後衛に魔法以外の事を教えるのは母さんらしいね」


「私もよく教えられたな~」


麗奈お姉ちゃんに教えてもらったと言うとカイトお兄さんが納得し、マリお姉ちゃんが懐かしそうにしていた。


「マリさんも近接出来るんですか?」


マリお姉ちゃんの言葉を聞き、同じ回復役の澪が気になったようで質問していた。


「ええ、後衛も前衛に心配されない様に自衛の為に近接も出来た方が良いと教わりました。今では二人での探索がメインになっているので近接も得意になりましたよ」


と言って持っているメイスをブンブンと振った。


「聖女然としているマリが前衛顔負けの戦闘をすると、初めてみる人はみんなびっくりするから面白いよ」


マリお姉ちゃんをよく見ると、聖職者のような服装をしているがスリットが入っていて動きを阻害しないようになっているようだ(スパッツも履いているようだし)。

そんな会話をしていると、澪が真剣な表情で、


「マリさん!私に近接を教えて下さい」


とお願いした。

その言葉を聞きマリが少し考えてから、


「良いわよ、近接を出来て悪い事はないから頑張りましょう」


と笑顔で応じた。

そこからは戦闘に入ると澪は補助魔法を使った後、マリお姉ちゃんに近接を教えてもらう、という流れになり、前衛が傷ついた場合は専門ではないが回復魔法が使えるとの事でカイトお兄さんが戦闘中の回復をしてくれる事になった。

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