第158話
翌日、朝食を食べて身支度を整えた私はカイト、マリ、颯斗、理依奈と共に駅へ向かっていた。
「カイトお兄さんとマリお姉ちゃんを見たみんなの反応が楽しみだな~」
「みんな驚くだろうね」
渋谷探索者ギルドで待ち合わせをしている探索者パーティの友だちの反応が楽しみなようで理依奈と颯斗は楽しそうに話していた。
「ダンジョンに入るまではいいけど入ったら気を引き締めて攻略してね」
「はーい」
「了解です」
「まぁ僕とマリが見てるのでよほどの事がない限り大丈夫ですよ」
「怪我をしたら私が治します」
楽しそうにしている颯斗と理依奈に一応注意しておくと、カイトが苦笑いしながら、マリが気合いを入れながらそう言ってきた。
駅に着き電車で渋谷駅に行き渋谷探索者ギルドに到着した。
「友だちはもう来ているの?」
「はい、さっき連絡したらもう着いてホールの椅子に座っているって言っていたので入ったらいると思うんですけど」
颯斗がカイトの質問に答えてホールを見回す。
「あっ!いた!おーい」
理依奈が見つけたらしく声を飛ばしながら駆けて行ったので後をついて行く。
すると男性一名、女性二名の三人組が振り向いて理依奈に挨拶していた。
私たちも近づくと理依奈がこちらに手を向けて、
「今日、私たちの付き添いをしてくれる、カイトお兄さんとマリお姉ちゃん、それと前に見せた動画で私たちの付き添いをしてくれた麗奈お姉ちゃんです!」
じゃ~んといった感じで紹介された三人はカイトとマリを見て固まっていた。
「今日付き添いするカイト・カザハナです。よろしく」
「マリ・カザハナです。よろしくね」
カイトとマリが挨拶すると固まっていた三人が慌てて、
「森下澪です。よろしくお願いします」
「中田沙希です。よろしくお願いします」
「井上大晴です。よろしくお願いします」
と挨拶をしてきた。
「風花麗奈よ、今日はアルタニヤ王国へ行くから渋谷ダンジョンまでみんなで一緒に来たのよ」
私の挨拶が終わると、
「あの、Sランク探索者のカイトさんとマリさんですか?」
と沙希がおずおずと聞いてきた。
「そのカイトとマリだね」
カイトの返事にマリも頷き同意する。
三人がどういう事?といった感じで颯斗と理依奈を見ていると颯斗が、
「カイトさんとマリさんは麗奈さんの子供で今は僕たちの家に泊まっているんだ、だから休みの日にダンジョンへの付き添いをお願いしたんだ」
と説明した。
「驚いた?驚いた?」
と理依奈が三人にドッキリが成功した事で楽しそうだ。
「うざい」
「痛っ!」
そんな理依奈に澪がゲンコツを食らわせて黙らせていた。
「ふふ、楽しそうですね」
そんな光景を見てマリがおかしそうに笑っていた。
「まぁそんな感じだから今日はよろしく」
と再度、気を取り直してカイトが言うと、
「「「よろしくお願いします」」」
と三人も改めて言った。
「じゃあ、私は先に行くわね、みんなダンジョン探索気をつけてね」
「はーい、ママまたね~」
「母さん、いってらっしゃい」
「はい、頑張ります」
「は~い、気をつけま~す」
私はみんなに小さく手を振りながら先にダンジョンへと向かった。
ダンジョンに入りゲートを通りアルタニヤ王国へと来た私はダンジョンから出ると、街とは逆の方向に歩き出し人目のない場所で箒を出して座りフォノンへ向けて空へと飛び立った。
「ただいま」
「おかえりなさ~い」
フォノンの家に入り挨拶をするとケイが走ってきて抱きついてきた。
「良い子にしてた?」
「うん!」
頭を撫でながら聞くと元気な返事が返ってきた。
「おかえりなさいませ」
「おかえり」
「おかえり!」
「おかえりなさ~い」
ケイの後から来たアクア、イル、サラ、シルフィも挨拶をしてきた。
みんなでリビングに行き、私のいない間にあった事を聞き、日本であった事を話し、日本のお土産を渡して、とみんなで楽しく過ごすのだった。
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次の話から別視点の話を書いていきます。
終わったら本編に戻ります。




