第152話
朝食が準備された部屋へ入ると、もうみんなが集まっていて私たちが最後のようだ。
席に座りみんなで朝食を食べる。
メニューはパン、ウインナー、サラダ、スープ、果物とバランスのとれた朝食だった。
「ねぇ、麗奈、起きたらベッドにもういなかったんだけど何してたの?」
隣で朝食を終えた菜摘がそう聞いてきた。
「早くに起きたから庭園を散策してたのよ、その時にクラリーヌと出会って話をしてたの」
「へぇ~、だからクラリーヌ様と部屋に一緒に入ってきてたのね」
そんな他愛のない話をしているとみんなの食事が終わった。
食後のひと休みをしてから菜摘が話し始めた。
「じゃあ、今日の予定を話しましょうか、私と麗奈は昼前に日本へ帰るわね、天音たちは午後に一度帰る感じで」
そこからは、クラリーヌの今日の予定を聞いてから、菜摘と二人で帰る時間まで今後の予定を話し合った。
「明日以降はスマホで連絡をとりながら決めていきましょうか」
「わかったのだ!」
「了解よ」
日本へ向かう時間になったので帰る準備をして、
「じゃあ、日本に帰るわね」
「クラリーヌ様とフィアメールちゃんたち、これからよろしくお願いしますね」
「は~い、よろしくね~」
「よろしくなのだ!」
「またね~」
と言って菜摘と二人で部屋から出た。
「では、門までお送りいたします」
「よろしくお願いします」
「ありがとう、お願いね」
メイドに王宮の外まで案内してもらい、門から出る。
「はい、みんなでお菓子食べてね」
「ありがとうございます」
私は送ってくれたメイドに袋に詰めたお菓子セットを渡して王宮を後にした。
「麗奈はいつもお菓子あげてるの?」
菜摘がそんな事を聞いて来たので少し考えてから、
「そういえばあげてるかもね、日本に行けるようになってからは日本のお菓子を渡してるけど、その前から家で作ったお菓子をあげてたわね。結構喜ばれてるわよ」
よくよく考えると帰りに渡している気がする。
育てた子供が関わる場所には昔から感謝も込めて渡していたので、もう癖のようなものになっているのかもしれない。
「さっき受け取ってたメイドの子も喜んでたし、そのまま続けるのが良いかもね」
「星霜の旅団に行った際も喜ばれていたし今後も継続して渡していくわ」
そんな話をしながら二人で歩き王都ラティオンを後にした。




