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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
王都ラティオンとまきなつ

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143/288

第143話

リアの言葉を受けて準備を始める。

私は渉に言われた物を収納魔法から取り出してテーブルに置いていった。

パソコンにプロジェクターを繋げてスクリーンに画像を表示した。

準備が完了し、椅子の位置を変えて、みんなが座ると、


「本日はお忙しいところお集まりいただきありがとうございます。それでは、まきなつプロダクションによる説明を始めますのでよろしくお願いします」


「まずはパソコンでどういった事が出来るかですが」


まきなつプロダクションのメンバーによる説明が始まった。

当初は配信業務のサポートで話していたが、星霜の旅団が日本へ来た際にパソコンを利用すると経理や受付が楽になると聞いたらしく、その事も教えてもらえるかと聞かれたので菜摘に相談したところ、大丈夫との事だったので今日はその辺りの説明をする事になった。


大まかにどういった事ができるのかを説明していき話が進んでいく。

合間合間に質問がされて、それに答えながら順調に進んでいく。

経理を担当していると言っていた人が特に真剣に質問していた。


一通り話が終わると結構な時間が経っていたらしく昼食の時間になっていた。

昼食は別の部屋に準備しているそうなのでみんなで移動することになった。

部屋に入ると席は決まっておらず、ビュッフェ形式で食べたい物を取って好きな席で食べるようになっていた。


「ではみなさん、好きなように食べて結構ですので、どうぞ食べてください」


ギルバートの言葉にみんなが好きなように取っていく。

フォークやスプーン以外にも割り箸が置いてあったのには驚いた、リアには昔から箸の使い方を教えていたし、もしかしたら日本に行った際に買ったのかもしれない。

料理についてはここの食堂のメニューらしく高級料理ではなく庶民的な料理だが美味しい。


「初めて食べる味だけど美味しいわね、割り箸が置いてあったのも嬉しいし」


横で食べている菜摘も同じ事を思ったのかそう言うので、周りはどうなんだろうと見てみるとみんな満足そうな顔をしていた。


食事が終わり午後からは複数のパソコンを操作しながら個別で説明していくらしく私はする事がなくなっていた。


「母様、私の部屋に行って時間を潰しますか?」


リアも部下に任せているらしく空いたようで提案してきた。


「そうしましょうか」


断る理由もないので了承する。


「菜摘、ここに居てもやる事がないから、私はリアと団長室に行ってるね」


「わかったわ、王宮に行く時間になったら電話するわね」


菜摘に伝えてからリアと二人で団長室へと移動する。

団長室に入りソファに腰掛けると団長モードだったリアが甘えん坊モードになったのか横に座って抱きついて来た。

頭を撫でながら気になった事を聞いてみた。


「そういえば、最近リアがフォノンに帰ってきてないからケイが気にしてたわよ」


「帰りたいのですが地球との交流が始まった事で忙しくなって帰る暇がなくなってます」


大手クランの団長で強いし見た目もよく地球にはいないエルフ、話題になる要素しか無いリアは取材も多く忙しいのだろう。


「今後はたまに電話してあげてね」


「は~い」


リアはたまにしかフォノンに帰って来ないのにケイに懐かれている。

今は少し落ち着いたが昔はリアが帰ってくると脚にしがみついて離れないほどだった。

エルフ、ハイエルフと近い種族だからかもしれない。


「疲れてるなら少しの間寝る?」


「うん、膝枕して」


「はいはい」


リアが私の太ももに頭を置き幸せそうな顔をして目を瞑る。

目を閉じたリアの頭をしばらく撫でていると小さな寝息が聞こえて来た。

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