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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
王都ラティオンとまきなつ

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141/287

第141話

『コンコン』


「はーい、どうぞ」


扉を叩く音に菜摘が返事をすると扉が開き渉が入ってきた。


「失礼します、おはようございます、社長、麗奈さん」


「はい、おはよう」


「おはよう、渉くん」


渉の挨拶に二人で挨拶を返す。


「全員揃って準備完了しました!持って行く物は会議室に集めてあるので麗奈さん、お願いします」


「了解よ」


三人で移動し会議室へ入ると数人の男性女性が居た。

挨拶をすると星霜の旅団に行く技術者と探索者のようだった。

渉にも探索者がついているようでラキナに行くのだから技術者一人に対して探索者一人をつける事にしたのだという。


「あれ?菜摘には探索者をつけないの?」


疑問に思い聞いてみると、


「麗奈がいるじゃない、今回はよろしくね」


との事だった。


まぁ全然大丈夫だけどと思いながら、どれが持っていく荷物なのかを渉に聞いて収納魔法に入れていく。

すべての荷物を入れて準備が完了すると、


「さて、行きますか」


菜摘が出発の合図をして、みんなが頷き移動を開始する。


「みなさん、気をつけて、いってらっしゃ~い」


一階の受付で美穂の元気な声に送られ、渋谷ギルドへと向かった。

まきなつプロダクションから外に出て、駅まで移動して電車に乗り渋谷駅へ到着した。

駅から渋谷ギルドに到着して、ダンジョン前で受付をしてダンジョンに入りゲートへ向かう。


「さて、このゲートを通って行くとラキナよ」


菜摘の言葉に初めてゲートに入るメンバーは緊張した表情になった。


「何度か通った事があるけど平気だよ」


「そうそう、大丈夫だよ」


探索者組は何度かゲートを通ったことがあるようで、緊張しているメンバーに声をかけていた。

そんな様子を後ろに見ながら先にゲートへと入る。

ゲートの中で待っているとみんなが揃ったのでゲート内を歩いていく。

ラキナ側のゲートを抜けダンジョンの出口から外に出る。


「ここから少し行くとアルタニヤ王国の王都、ラティオンよ」


賑わっているダンジョン出口を抜けて人通りの多い道を歩いて行く。

しばらく歩くと王都ラティオンを囲う城壁と門が見えてきた。


「動画や画像で見た事はあるけど凄いわね」


「おお~!」


初めてラティオンに来たメンバーから感嘆の声が聞こえてきた。

門の前の列に並び順番を待つ。

待っている間も周りが気になるのか後ろにいるメンバーがキョロキョロしながら、「獣人がいる」や「馬車だ」などと話している。

少しずつ前に進んでいき、私たちの順番が来たので探索者カードをそれぞれ見せていき全員でラティオンへと入った。

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