第132話
ダンジョンを出てからは、流華たちはギルドの買取カウンターへ向かい、私と勇気はホールで座りながら流華たちを待っていた。
「久しぶりに息が切れるくらい運動して楽しかったなぁ~」
「あら?ダンジョンの攻略はしてなかったの?」
日本の中で上位の実力者である勇気ならダンジョンによく行っているのではないかと思い質問してみると、
「ダンジョン攻略は行けてないね、クランの運営や若手の育成をしていたからね、しかも最近はラキナとの交流もあって忙しかったんだ」
「なるほどね~」
「落ち着いたらまたダンジョン攻略に行こうかな」
勇気と軽く話していると買取が終わったようで流華がこちらに向かって来た。
「買取も終わったしクランに戻りましょうか、麗奈は今からクラン内のお店を見てまわるの?」
「その予定よ」
「じゃあ、クランに戻ったらパーティの子達と戦闘の振り返りミーティングを一時間ほどするから、終わったら連絡するしクラン内で待っててね」
「了解」
会話を終え、池袋ギルドから出て、クランへみんなで歩いて帰った。
クラン内に入り、受付の前まで来た所で別れる事になった。
別れ際にカバンから取り出すように収納魔法からイル作成のブドウみたいな果物を取り出して、
「ラキナ産の果物だから良ければミーティング中にでもみんなで食べてね」
と微笑みながら言って流華と勇気に渡す。
味がランダムなことは言わずに後でどうだったか流華に聞いてみよう。
酸っぱいのが誰に当たるか判らないが少し楽しみになってきた。
「ありがとう、みんなで頂くわね」
「ありがとう、後で食べるね」
「じゃあ昼食を食べていないしゆっくり食べながら待ってるから、ミーティングが終わったら連絡してね」
「了解、じゃあこっちもミーティングしながら軽く昼食を食べようかな、ミーティングが終わったら今日は仕事でやる事も終わるし一緒にクラン内のお店をまわりましょう」
その言葉に頷くと勇気が忘れていたという感じで、
「あっ麗奈さん、連絡先交換しませんか?」
と言ってきたので了承してスマホを取り出し登録しあった。
「では、またね~」
「は~い、待っててね~」
「はい、今後よろしく~」
二人に挨拶しその場から離れた。
昼食は何にしようか考えながら、私はクラン内を歩き出した。




