第123話
リビングで雑談をしていると、お風呂を終えた二人が戻って来る。
「良いお湯でした」
「すっきりしたー!」
二人がリビングに入ってきて嬉しそうに声を弾ませた。
「お、二人ともお帰り」
「ゆっくり入れた?」
啓介が笑顔で二人を迎え、恵が笑いながら見る。
「マリお姉ちゃんと色々おしゃべりしたー!」
理依奈が胸を張って言う。
マリが楽しそうに、
「色々話しながら入れました」
会う前から頻繁に連絡を取り合っていた二人だが直接話す事でより一層仲良くなったようだ。
「次は麗奈と晴奈が入ったら?」
「うん、入ってくるね」
「はい、入らせてもらいます」
恵からの提案を了承してお風呂に向かう。
脱衣所で収納魔法から着替えを取り出して着替えを置くスペースに置き、服を脱ぎお風呂に入る。
髪を洗っていると晴奈が、
「麗奈ちゃん、昔も綺麗だったけど今はより一層綺麗になったわね」
と言いながら二の腕を触ってくる。
「肌もモチモチして弾力が凄いわね」
くすぐったく感じながらも触られていると、少し嬉しそうに、
「麗奈ちゃんが戻ってきてくれて本当に嬉しかったわ、子供が生まれてから少しずつ明るくはなっていたけど麗奈ちゃんが戻ってきてからは、お義母さん、お義父さん、啓介が今までより元気になった気がするの。時が経って子供も出来て元気になったと思ってたけどやっぱり麗奈ちゃんの事が心残りだったのね」
と言った。
私はラキナに転移して状況を理解してからは生きる事に必死だったが、残された家族は私がいきなり居なくなり、私が生きてるのか死んでいるのかも分からない状況で、ずっと生きてきたのだ。
私が戻って、居なくなった理由が分かった事により心残りが晴れたのだろう。
「晴奈さん、みんなを支えてくれてありがとうございました」
髪を洗い流して晴奈に向きそう言うと晴奈はポカンとした顔をした後に微笑みながら、
「いいのよ、麗奈ちゃんも大変だっただろうし、みんな元気になってよかったってだけの話よ」
「そうですね」
と相槌を打つ。
戻ってきてから晴奈と二人で話していなかった為、色々な話が出来て楽しくお風呂を満喫した。
お風呂でさっぱりして、魔法で私と晴奈の体全体についた水滴を取る。
髪も一瞬で乾かすと、
「魔法って凄いわね」
と晴奈がびっくりしていた。
服を着てから脱衣所を出てリビングへと向かう。
「次の人どうぞ」
リビングに入りそう言うと、
「じゃあ旭、爺ちゃんと入るか」
「うん!」
浩一の誘いに旭が返事をして二人でリビングを出て行った。




