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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
みんなとまきなつプロダクション

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113/115

第113話

「ハッ!」


驚きのあまり固まっていた瀬里奈が再起動した。


「いやいや!どう見ても若すぎでしょ!私と同じ年代に見えるわよ!」


驚くのも無理はないわよね、と思いながらも正直に答えるものでもないので一番簡単で便利で嘘ではない言葉を使う事にした。


「この姿はダンジョンの影響なのよ」


「ダンジョンの影響ですか?」


「そうなの、ダンジョンを探索してたらこういう姿になってしまったのよ」


頬に手を当て困ったようにいうと、海莉と瀬里奈が納得した表情で、


「ダンジョンですか、いまだに謎が多いですし、特殊なクラスやスキルなどもあるようなので姿が若いのもその一種でしょうか」


「魔力が高いと若さが保たれやすいって話もネットであったりもしましたね、真偽は不明なようですが」


稀に他の人が持っていないようなスキルやクラスを持っている人がいる。


初めてダンジョンに入った際にそれらを手に入れる事もあればダンジョン探索中に手に入れる事もある。


そして特殊なスキルやクラスというものはその人の武器になる為、取得方法や効果などを安易に本人に聞いてはいけない、という暗黙のルールになっていた。


しかし探索者カードにはクラスと三つのスキルが表示されるので『どういう効果があるかは分からないが名称は分かる』という感じになっている。

そういう事もあり有名な探索者は二つ名にその名称が使われる事が多かった。

この辺りの話は地球でもラキナでも同じような考えだ。


「もうちょっとダンジョンに行く回数を増やそうかな~」


「ダンジョンに行くのも大事だけど各種練習もしなきゃダメだよ」


「そうね、練習して技術を磨かないとダメよ」


「はぁ……ですよね~」


瀬里奈の言葉を奈々花と海莉が注意した。


「そういえば自己紹介の時にアイドル兼探索者って言ってましたね、アイドルしててもダンジョンに行くんですね」


話を聞いていたマリが疑問に思ったのか二人に質問した。


「行きますね、ダンジョンでモンスターを狩る事によって体力や運動能力が上がりますからね、力を使ったり体を動かしたりするような仕事をしている人は大体探索者と兼業してますね」


「今の時代は会社ぐるみで探索を行なっている所も多いですからね」


「でもダンジョンで運動能力が上がっても技術が上がるわけじゃない、ダンスの場合は練習していなくても派手に大きな動きは出来るけどメリハリが無い、表現力が無い、基礎がなってないって感じになるから練習は大事なの」


二人の言葉に海莉が付け加える。


「確かにモンスターを狩ることだけをしていても戦闘は上手くなりますが、上手くダンスをしてみてと言われても難しいですね」


「パソコンの動画で見たようなダンスはフィアには無理なのだ」


海莉の言葉にサタレアが同意しフィアメールが悲しそうにそう言った。


「練習していけば上手く出来るようになりますよ」


奈々花が悲しそうにしているフィアメールを見て励ますように言うとフィアメールが顔をあげて、


「練習頑張るのだ!」


と両手を握り腕を上げて宣言した。

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