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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
みんなとまきなつプロダクション

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第109話

会議室を後にして外へと向かう。

天音がみんなに、


「コンビニまではここから徒歩で3分くらいです」


そう言って天音が先頭を行き、みんなでコンビニへと向かう。

少し歩いて大きな道を左に曲がると目的のコンビニがあった。


「あそこが目的のコンビニですよ」


フィアメールたちはまだ日本に詳しくないので天音が目的のコンビニを指差して教えてくれた。


「コンビニ初めてなのだ~!」


とテンション高くそう言ってきた。

コンビニの目の前に着くと同時にフィアメールが、


「さぁ行くのだー!」


と言いコンビニの中に駆け込んで行った。


「待ってください、フィアメールさまー」


そう言いながらルガルとバロストが追いかけて行き、サタレアが静かについていった。

そんな四人を見て苦笑しながらコンビニに入っていく。

コンビニに入ると、清潔で明るい店内に様々な商品が整然と並んでおり、その中をフィアメールが目を輝かせながら奥へと向かっていった。

サタレアも静かに後を追い、ルガルとバロストは周囲に目を光らせながらもフィアメールたちの後についていった。


「ルガルもバロストもそんなに警戒しなくても大丈夫よ、フィアメールの事は見てるから欲しい飲み物を取って来たら?」


向こうの世界とは違い日本は安全だという事は分かっているだろうが、何かが起きてからではいけないので護衛の仕事を真面目にしていたのだろう。

このままでは飲み物も選べなさそうだと思ったので声を掛けてやると、


「わかりました、よろしくお願いします」


と言い飲み物の所に向かっていった。

周りを見ると、渉と天音は、カゴを持ってみんなが選んだ物を受け取っていて、カイトとマリは屈みながらお菓子を見ていた。

そんな様子を見ていると不思議な顔をしてフィアメールが近づいてきて、


「あれは何をしているのだ?」


と出入口近くで機械の前に立っている男性を指差して言ってきた。


「ああ、あれはコーヒーマシンね。レジで専用のコップを買ってからあの機械に入れて操作すると出来立てのコーヒーやカフェラテが機械に入れたコップに注がれるのよ」


説明していると男性がコーヒーマシンからコップを取り出し蓋をしてコンビニから出て行った。


「買ってみたいのだ!」


好奇心いっぱいのキラキラした目で言ってきたので、


「いいんじゃない?私も飲みたいし、他のみんなはどうか聞いてみましょう」


と言い、みんなにも聞いてみたところ、ペットボトル飲料とは別にみんなも買う事に決まった。

買う物が入ったカゴを渉と天音がレジに置き、コーヒーマシン用のコーヒーとカフェラテの必要な数を店員に伝えた。

天音が店員からコーヒー、カフェラテとそれぞれに書いてあるコップを受け取りみんなに渡していく。

カフェラテと書いてあるコップを受け取ったフィアメールが、


「やってみるのだ!」


とコーヒーマシンの前へと向かっていった。


「あっ!やり方教えますね」


天音がフィアメールのところへ向かい、説明を始めた。


「二台ありますが、こっちはコーヒー専用で、こっちのがカフェラテとコーヒーどちらも淹れられる機械です。フィアメールちゃんはカフェラテだからこっちだね」


とカフェラテとコーヒーどちらも淹れられる機械を指差した。


「コーヒーマシンの蓋を開けてコップを奥のでっぱりに当たるように置いてみて」


コーヒーマシンの手前の蓋の開け口を指差してフィアメールに教えてあげるとフィアメールは蓋を開けてコップを言われた通りに置いた。


「置けたのだ!」


「じゃあ次は画面の操作だね、フィアメールちゃんはカフェラテの小さいサイズだからこれを押してね」


「わかったのだ!」


「次はミルクとの比率だね、普通とミルク少なめと多めがあるからどれかを選ぶの」


順番に進めていたフィアメールがどれが良いか分からずに止まってしまったので、


「初めてだし普通にしてみたら?」


と私はフィアメールにアドバイスした。


「うん!そうするのだ!」


そう言って画面に出ている『ふつう』を押した。

するとカチッという鍵が閉まる音の後、コーヒーが挽かれる音がして、半透明の扉の向こうではコップにミルクが注がれていった。


「おぉ~!」


扉を覗いていたフィアメールから楽しそうな声がして、最後にコーヒーが注がれカチッと音が鳴り完成の画面に変わった。


「完成したから蓋を開けてカフェラテを取っても大丈夫だよ」


天音がフィアメールに完成した事を伝えると、フィアメールは蓋を開けてカフェラテが入ったコップを取り出した。


「あとはこの蓋をして飲み口を開いて終わりだね。甘くしたいなら砂糖を入れて混ぜても良いよ」


天音の言葉を聞いてフィアメールは蓋を取りコップに取り付けた。


「出来たのだ~!」


フィアメールが完成したカフェラテを持ち嬉しそうにそう言った。

周りを見ると広くない店内は少ないがお客さんが居たのだが、フィアメールの見た目が可愛らしい海外の人という感じだからか、店員もお客さんも微笑ましく見ていた。

フィアメールが終わった後、二台のコーヒーマシンを使い、ぎこちない操作だがみんなが淹れることができた。


「淹れたてが気軽に飲めるなんて便利ですね」


コンビニを出てまきなつプロダクションへの道すがらカイトがそんな事を言ってきた。


「地球には便利な物がまだまだあるから覚えていくと良いわよ」


「楽しみですね」


そんな会話をしながら歩いていると、まきなつプロダクションの建物に到着した。

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