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異世界と地球がダンジョンで繋がった ー異世界転移者の私ー  作者: 白木夏
みんなと日本

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第102話

「いただきます」


ダイニングテーブルの椅子にみんなが揃ったのを確認してから食前の挨拶をすると、みんなからも様々な『いただきます』が聞こえてくる。


「まずはサラダから」


私は大きな器の中にあるサラダをトングで取り小皿にのせる。

小皿にのせたサラダにドレッシングをかけて口に運ぶ。

シャキシャキとした食感と酸味の利いたドレッシングを堪能する。

続けてパスタにフォークを深く刺しミートソースを絡めながら、くるくるとパスタを巻き取り口に運ぶ。

トマトの酸味とタマネギの甘味、挽肉やキノコの旨味が、もっちりとしたパスタに絡み味が口の中に広がっていく。

合間にパンを食べたりスープを飲んだりしてゆっくりと食べていく。

周りからは、


「おかわり」


という言葉が飛び、そのたびに、アクアが自分の近くに置いてある茹でた後オイルをかけたパスタを皿に乗せてその上にミートソースをかけてあげていた。


食事が落ち着いてきた所で、今日してきた事を伝えていった。


「それなら早めに行きたいですね、今後を考えると渋谷の会社にフィアメールさんたちを案内したいですし」


私の話を聞いた渉がフィアメールたちの為に早めに行きたいと言って来た。


「えー!もう少し居ようよ~」


その言葉を聞いた天音が抗議の声を上げている。

天音としてはフィアメールたちに配信の事を教えるという仕事はしているが、食事を美味しく食べていたし大浴場でも気持ちよさそうだった、みんなとも仲良くなっていたので、仕事だが旅行のような気分になっていたのかもしれない。


「ここが気に入ったなら休みの日に泊まりに来ても良いのよ?連絡してくれればフォノンダンジョンまで迎えにも行くわよ」


「本当ですか!?ありがとうございます!」


私の提案に喜ぶ天音の姿におかしくなりながらも喜んで貰えて嬉しくなった。


「早めにと言う事なら、明日出発しますか?」


「明日でも大丈夫なのだ!」


「渉と天音がいるなら明日の早朝に馬車を用意した方が良いですかね?」


サタレアの言葉にフィアメールが答え、バロストが馬車の準備を提案してきた。

バロストから見て探索者である晶ならフィアメールたちと走りながら最短距離で向かっても大丈夫だろうが渉と天音の体力では馬車での行動でないとキツイだろうという判断のようだ。


「別にアルタニヤ王国からじゃなくて日本から行けば良いじゃない」


私の言葉にバロストが「その手があったか」というような驚いた顔をしていた。

続けて、


「魔導列車で行けば東京まですぐだし、ついでに菜摘の会社にも寄れば良いんじゃない?」


そう提案すると、


「魔導列車!インターネットで見たけど、乗ってみたかったのだ!」


「俺も乗ってみたかったし、それが良いと思う」


フィアメールとルガルが魔導列車に乗りたいと賛同してきた。


「では、そういう感じで行くか」


晶が明日の予定を決定してから続けて、


「それで、カイトとマリはどうするんだ?拠点はここで良いかもしれないが、配信に慣れるまでは東京でやった方がサポートしやすいし良いと思うぞ?」


晶の言葉にカイトとマリが悩んでいる。

フィアメールたちと違いリアやクルトの所、東京のホテルやアパートでも大丈夫なので東京で活動自体は問題なさそうな気がするが、一つ提案してみる事にした。


「カイト、マリ、私の実家に行ってみる?」


「母さんの実家ですか?」


カイトがどういう事だろうと聞いてきたので、


「私の実家は菜摘の家に近いから晶さんと行動しやすいと思うのよね」


菜摘の会社に近いというよりも、晶の住んでいる所に近い方が晶からダンジョン配信を習うには良い気がしたのだ。


「おぉ~、その方がカイトたちとそのままダンジョンに行けるし良いかもな」


「お爺ちゃんお婆ちゃんの家!行ってみたい!」


晶が良い提案だというように大きく頷き、マリが私の実家に行ける事を喜んだ。

マリは頻繁に理依奈と連絡を取り合っており、SNSアプリの『カザハナのみんな』グループでもよくメッセージを入れて交流していたので実家に行ってみたかったのかもしれない。


「じゃあ、母さんの実家に聞いてみて大丈夫そうならそれで行きましょうか」


カイトがそう言ってきたので頷いてから恵に電話をかけた。

少しするとコール音が消えたので、


「お母さん、麗奈だけど、今大丈夫?」


と確認してみると、


「あら麗奈、大丈夫だけど、どうしたの?」


と返事が返ってきた。

カイトとマリが明日から実家に泊まっても大丈夫か聞いてみると、


「麗奈からカイトくんとマリちゃんが明日からうちに数日泊まっても良いかって電話来てるけど良いわよね」


と電話越しにみんなに聞く声が聞こえてきて、


「マリお姉ちゃんが泊まりに来るの!?」


という理依奈の大きな声と遠くから大丈夫という声が聞こえてきた。


「泊まりに来ても大丈夫よ」


という恵からの返事が来たので、


「ありがとう、明日、家に着く前に電話するね」


と言い、おやすみの挨拶をして電話を切った。


「実家からは大丈夫って言われたし、明日はみんなで東京に魔導列車で行って、渋谷の菜摘の会社に寄ってから渋谷ダンジョンにフィアたちを送って、その後はフィアたちはゲートを通ってラティオンに行く、私たちは実家に向かうって感じでどうかしら」


実家から了承を得たので明日の流れを言ってみた。


「そんな感じで良いと思うぞ、渉くんと天音ちゃんは会社に行ってからどうするか決めるか」


晶の言葉に二人とも頷いた。

その後はクラリーヌにフィアメールたちが明日行く事を伝えたり、みんなでお風呂に入ったりして、一日の終わりを迎えた。

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