12/19
暖炉の間 真相?
フランは意を決して鍵穴から中を覗く
暖炉の前、
黒い服に身を包んでいるジュリアスと
そのそばには白い服装に金色に輝く長い髪をした
少女?のような人物がいる。
慌てるジュリアスを優しくなだめているが
顔は冷静沈着を張り付けているようだ。
『しかしあやつが来たのは偶然だが、この屋敷や私のことを知るのも時間の問題なのはわかる。』
ユニチカがそう言うとジュリアスは首をかしげる。
『この屋敷の話をする輩が増えてきてしまったし、そろそろ移動を考えないと。金脈を新たに見つけねばならない。』ユニチカは残念な顔をする。
ジュリアスは驚き、ユニチカにすがるように泣き出し[どうか私だけでも連れていって欲しい]と懇願している。
『もう、富も美しさも頂きましたがあなたが居なくなるのだけは耐えられません!その為に夫の命を差し出しましたのに。』
え?ここの主は病死だったのでは?
フランがジュリアスとの会話を思い返す。
どう考えても病死だと思っていたのだが、真相は違うようだ。
彼は息をのみ
二人の会話に耳をすませ続けた。




