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メリッサちゃんは王様のかわいい召使  作者: 桜雨実世


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日常

 今日も王様にイモムシサンを持たされました。今日は王様からもらったポシェットに入れています。


 イモムシさんはうとうとしています。

 ぽかぽかだから、眠くなるのも仕方ありません。


 窓の外を見ると、騎士さんが木の剣を持って、素振りをしています。


 騎士さんはいざとなったら、王様を守ってくれます。


 海賊さんに王様が叩かれたことを思い出しました。

 私も王様を守れたらなー。


 !


 私は部屋に戻って、なんか丁度良さそうな棒を探すことにしました。


 あ、前に懸賞で当てた蟹の脚の殻!


 私はそれを早速振ります。


「ぼくさつ!ぼくさつ!ぼくさつ!」


 イモムシさんはビクッとして、ずっと私の顔を見てます。

 うんこしたいですか?


 深夜、私は王様に呼び出されました。


 王様は私に、

「メリッサ。俺はしばらく起きてるから、お前もここで自由に過ごせ。用があったら、すぐに言いつけを出すからな」


 私は頷いてから、蟹の脚の殻を取り出しました。

 それから、それを早速振りました。


「ぼくさつ!ぼくさつ!ぼくさつ!」


「メリッサ!」


 なんのご用ですか?


「蟹を殺したいのか?」


 違いますよ。



 今日もイモムシサンと一緒です。

 暇になったので、お部屋でおままごとをします。


「イモムシさんと熊ちゃんと一緒におままごと! ここは酒場ね!」


 私はイモムシさんと熊ちゃんを掴みました。


 熊ちゃんをフリフリしながら、

「こ、殺される!」


「どうしたんですか!?」


「だ、旦那にころされちゃう!」


「それは大変ですね!まず、手についた血を拭きましょう!ふきふき。きれいになりましたよ」


 熊ちゃんをふりながら、

「旦那がお金を持っていっちゃうから、旦那を刺しちゃったの!」


 私はイモムシさんをフリフリしながら、

「こらー、ババア。よくも俺の腹をー」


 熊ちゃんをフリフリしながら、

「きゃー!あんたが生活費を取っていくからー」


 私はイモムシサンを激しく振りながら、

「これから、何倍にもするに決まってんだろ!次はできる!サイコロ出せる!」


 イモムシさんは激しく揺さぶられながら、私の顔をじっと見ています。


 私は妖精のイモムシさんに説明をします。

「これは、お城の外ではこんな感じで皆暮らしてるんですよ!」


 イモムシさんがギョッとしたように、

「きゅ、きゅー」

 と小さくなきました。


「ねえ、お城の外は大変なんですよ」



 朝。

 私はお掃除が終わってから、新聞を広げました。


 私も王様や執事様みたいにちゃんと新聞で教養を深めているんです。


 えっと……、今日の赤ちゃん。かわいー。

 今日の星占い。ラッキーアイテム・うさぎのしっぽ。ムー。ない。


 世界の部族。

 この一族は草原のイモムシを食べる。


 わー、イモムシって食べることができるですか!


 私はイモムシさんに向かって、

「イモムシさん!イモムシさんの食べ方を教えてください!」


「キュ!?」

 イモムシさんは叫びました。


「王様が食べるものがなくなった時に、イモムシさんを食べさせてあげたいのです」


「キュキュキュ!?」

 イモムシさんは体を左右に激しく揺らします。


 教える気はなさそうです。


 意地悪!


 今日もお仕事が一段落して、お昼ごろになりました。


 ……ふわぁ。


 私は王様のお部屋の床に座りました。もう動けない。

 そのまま横になります。


 頭痛い。


 !


 とりあえず、イモムシさんを頭の下に置いてみました。


 ぶにゅぶにゅうしていて、高さが、


「ぴったりです!」

「キューキューキュー」


 イモムシさんが何か言っています。よしよし。


 私はそのまま目をつむりました。

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