非日常2
41話目〜♪
またこんなに時間がかかってしまった…
なんかこの愛花ちゃんサイド物凄く時間がかかってる気がする…なんでだろ?そこまで難しいことは書いてないはずなのに
あの後私達は鑑定の儀という物をやった。
これはどうやら私達の職業?という物を調べる物らしい、そして私は『癒術師』という後方支援系の職業らしい。
私的にはあまり危険な事はしたくないので嬉しい職業なんだけどどうやら夏菜はあまり嬉しくないらしく…
(はぁ…後方支援かよ…暴れたかったな…はぁ…)
と、凄く残念がっていた。
あ、夏菜と言うのは私の頭の中に響く声の事で流石に名前が無いのは呼ぶ時にも不便なので私が付けた。
「ほら夏菜もう過ぎたことなんだからいつまでもしょんぼりしてないの」
(…わぁってるよ)
そして私達は今メロンさんの所で魔法の使い方を教わっている。
「いい?魔法を使うにはまず自分の中にある魔力を感じなきゃダメ」
「メロンさん具体的にどうすればいいんですか?」
「そうね…一般的なのは自分の中に流れる血をイメージして自分の魔力を見つけるってのがあるけど…」
「自分の血…」
(愛花その魔力?ってやつ見つけたぞ?)
メロンさんに言われた通り自分の中に流れる血をイメージして魔力を探そうとしたがその前に夏菜が見つけてしまったようだ。
(多分これだよな)
夏菜がそう言うと私の中に暖かい何かが現れた。
「これが魔力?」
「そうよそれが魔力」
振り向くとそこにはメロンさんがいた。
「さて、魔力を感じれた人もいるみたいだし次の段階に行くわね」
そうメロンさんが言うと今度は私たちを二つのグループに分けた。
ひとつは攻撃系の魔法を教えるグループ、ふたつ目は支援
系の魔法を教えるグループに分かれた。
もちろん私は後者の支援系のグループだ。
「よし、分かれたわね…じゃあ次はいよいよ魔法を教えるわ」
「「「「おぉぉぉ!」」」」
メロンさんがそう言うとみんなは嬉しそうに声を上げた。
「じゃあ魔法の使い方だけど…『ファイアボール』」
そう言うとメロンさんの手のひらにバスケットボールぐらいの大きさの火の玉が出現した。
「自分の中でどうゆう魔法を使うかを強く頭の中にイメーシすれば後はその魔法が発動出来るわ…その際『ファイアボール』みたいに魔法に名前とかつけるとイメージしやすいわよ」
(じゃあ別に名前言わないと使えないとかじゃねぇのか)
「でも名前を言った方がイメージしやすいよね」
(まぁな)
「それで魔法を使う際注意をする事が…」
〜〜ボン!〜〜
メロンさんがなにか注意をしようとしていた時攻撃系のグループから何かが爆発した音がした。
私は何事かと音のした方を見てみるとそこには焦げた人が居た。
あれは…竹下くん!?
「はぁ…注意する前にやらかしちゃったか……みんな落ち着いて!救護班今すぐタケシタを医務室へ連れて行って!」
そう言うと白い服を着た人達が現れて竹下くんを連れて行ってしまった。
「みんなまず1つ早めに言っておけばよかったんだけど私の許可がない限り魔法を勝手に使わないことさっきのタケシタみたいになりたくなかったらこれは絶対に守って」
そう言うとみんなは勢いよく頭を上下に振った。
「その次タケシタのあれは魔力の入れすぎで起こったものよ」
「魔力の入れすぎ?」
「そう、魔法には全てに魔力を入れる器みたいなものがあるわそしてその器よりも多く魔力を入れたらさっきのタケシタみたいな事になるし最悪死ぬ事になるわよ」
死ぬ…そう言われた瞬間みんなの顔が恐怖に歪んだのが分かった。
「まぁそうならないために私が魔法を教えるだけどね♪だから絶対に私の言うことを聞くこと」
「「「「はい!」」」」
それから3ヶ月たった。
もうその頃になるとみんな魔法を普通に使えるようになっていて中には中級魔法に手が届きそうな人も居る。
そしてそんなある日いつも通り魔法の練習をしていると…
〜〜パン!〜
と、メロンさんが手を鳴らした。
「ハイ注目!そろそろ皆も魔物との戦闘訓練を視野に入れようと思うわ」
「魔物との戦闘?」
「ええ、と言っても相手はゴブリンやスライムみたいな雑魚だからいいつも通り行けば余裕よ」
メロンさんはなぜかいつも通りの部分強調して言った。
「じゃあ早速準備をして」
「え?今から行くんですか?」
「当たり前じゃない」
「マジかよ…」
「まだ心の準備が…」
と、戸惑っている人もいれば
「魔物か…どんなんだろ」
「まぁ俺のアルティメットファイアボールにかかれば余裕だろ!」
「少し怖いけど楽しみかも…」
と、前向きな人もいる。
ちなみに私は戸惑っている方で夏菜は…
(はは!やっとこの時が来たか!おい愛花!鬼神流の力今こそ見せる時だぞ!)
「はぁ…夏菜今の私は前みたいにうまく体を動かせないから無理だよ」
(ちぇ…)
まぁそんなこんなで私達はメロンさんに連れてこられて街の外にある森通称『魔物の森』に来た。
「さてじゃ早速始めましょうか…まずあなた達を4つのチームに分けるわ」
私達魔法を教わる組は攻撃系の魔法組と支援系の魔法組で合わせて16人いるので1チームに攻撃系魔法が2人支援系魔法が2人の計4人チームになる。
「やったね愛花ちゃん私達同じチームだよ♪」
すると私と同じ支援系のグループにいる友達奈緒ちゃんが話しかけて来た。
「じゃあ後は攻撃系の魔法を使う人を待つだけだね」
そう言っていると
「2人ともお待たせ♪」
「ラッキー♪まさか愛花ちゃん達と一緒なんて」
攻撃系の魔法を使う2人…『柊日向』ちゃんと『月下雫』ちゃんが来た。
「うわぁ♪まさか親衛隊でチームを組めるなんてラッキーだね♪」
「そうだね奈緒ちゃん♪」
思わぬ偶然にみんなで喜んでいると夏菜が急に話しかけて来た。
(なぁ愛花)
「どうしたの?」
(前から気になってたんだけどよその親衛隊ってのはなんだ?)
「え…」
(だからお前や奈緒が言ってる親衛隊ってどういうやつなんだって聞いてんだよ)
…困った、まさかこのタイミングで夏菜が親衛隊の事について聞いてくるとは思わなかった。
まぁ別に隠してた訳じゃないけどいざ説明するとなるとなんか恥ずかしい気持ちになる…その結果。
「な、夏菜にはまだ早いよ…」
誤魔化した。
(なんだそれ?……まぁ言いたくないならいいけどよ)
そう言って夏菜はまた黙ってしまった。
「よし、チームを組んだわね、じゃあ早速訓練を開始するわ」
そう言ってメロンさんは私たちに訓練の内容を説明してくれた。
と言ってもそこまで難しいものではなくただ森の中にいる魔物を倒せば良いらしい。
「一応森の中に私の部下が待機してるけど命の危険がない限り助けないように命令してるから気をつけてね」
(つまり極端に言えば大怪我しようが命の危険がない限り助けてはくれないってことか…はは♪いいじゃねぇか)
前々から思ってたけど夏菜って結構あれな人だよね…
「それじゃあ訓練を開始するわ…あ、1番多く魔物を倒したチームは私からご褒美があるから期待しててね♪」
メロンさんがそう言った途端ほかのチームにいる男子達の目の色が変わった。
「ご褒美…」
「メロンさんのご褒美…」
「おい!お前ら早く魔物を倒しに行くぞ!」
「「「おぉぉぉ!」」」
そう言って男子達はスタスタと森の中に入って行った。
「森の中に線があるからそれより奥には絶対に行かないようにね!!」
メロンさんが大声でそう言うと男子達は「はい!」と言いながら森の中に消えていった。
「愛花ちゃん私達も行こう?」
「うん、そうだね♪」
そして私達もほかのチームに負けないように森の中に入って行った。
そして全てのチームが森の中に入りメロンが1人になった時白いローブを着た人が数人現れた。
「メロン隊長お聞きしたいことがあるのですが...」
「どうしたの??」
「なぜ勇者達をこの森に?もう少し難易度の高い森がほかにもあるはずですが?」
「あぁ、その事ね…確かにあの子達の実力ならこの森は簡単すぎるかもね」
「な、ならどうして...」
「あらかじめ殺意を知っておくためかしら...」
「殺意?」
「えぇ、確かにあの子達の魔法の成長度は凄いわ...でも所詮まだ子供それこそガルガの殺す気のない殺気に怯えるぐらいにね...だからあの子達には本物の殺気っていうものを経験してもらおうと思ってね」
それを聞いてメロンの部下は納得した.....だが本物の殺気というのは一体どういうことだろうか...
「前にガルガがあの子達に殺気を放ったのよ、でもそれはただ脅かすだけの殺気...でもこの森の中にいる魔物は脅かすだけじゃ済まない...本気で殺しにくるわ」
「はい、それは分かってますが今の勇者様たちの実力なら...」
「えぇそうね確かに実力だけならこの森にいる魔物になんて遅れは取らないわね」
「ならどうして…」
「例えばガルガの脅かすだけの殺気とゴブリンの殺す気満々の殺気どっちが怖いかしら?」
「それは…」
それは勿論ガルガ…と言おうとしたがそれは違うと考えを改めた。
この男知っていたどんなに強いものが殺気を放とうとそれが殺す気のない殺気ならばゴブリンの殺気よりも劣ると。
「まぁ要するに何が言いたいかというと…」
「勇者様たちに本物の殺気を味わって欲しいんですね?」
「えぇまぁそんな感じね…ほらもうそろそろ皆が魔物達と接触する頃よ行った行った!!」
「はい!」
そういうと白ローブの人達が森の中に消えていった。
「まぁ他にも理由はあるんだけだね…」
そう言ってメロンは自分の部下が森の中に消えて行くのを見てからそう呟いた。
愛花ちゃんサイドはあと1.2話ぐらい続きます




