模擬戦当日
35話目ー♪
やっと模擬戦編に入れた…
「ふぁ〜」
「お、アリスやっと起きたか♪」
僕が目覚めると僕の顔を楽しそうに見つめる黒龍と目が合った。
「もしかして起きてからずっと僕の顔見てた?」
「あぁ、アリスの寝顔は見てて飽きないからな♪」
「うっ、そんな事言われるとすごい恥ずかしいんだけど…」
「はは♪何をいまさら、昨日あれほど激しく((ry」
「だぁぁぁ!!!!やめてぇ!本当に恥ずかしいから!」
そう言って僕は黒龍を黙らせるために思いっきり抱きしめた。
だがそこで僕はあることに気づく、それは…お互い何も着ていないのだ…
そのせいか僕の体にとても柔らかいものが当たりそして僕の胸には直接黒龍の顔が埋まっている状態だ。
そしてその黒龍はどうにか抜け出そうとじたばたしている。
そしてじたばたしているという事は当然僕の胸の中に挟まっている黒龍の顔も動く訳で…
「ん…」
とりあえずこのままだとまた昨日の続きを始めてしまいそうなので僕は慌てて黒龍を離しその後ベッドから降りた。
「と、とりあえず着替えよう…『分離』」
そして僕は身体の中から動きやすい服を取り出した。
なぜ動きやすい服なのか…色々あって忘れかけてたが今日から模擬戦が始まるからだ。
そのため僕は今下に短いジーパンみたいな物、そして上には丈がおへそまでしかないTシャツを着た。
そしてそのまま僕は鏡の前に立ち…
「なんかラノベとかによく出てくる女盗賊みたい格好だ
なぁ…ねぇ黒龍?この服変じゃない…」
変じゃないかな?…そう黒龍に聞こうとして振り向いた、だがそこに居たのは裸の黒龍ではなく黒いドレスを着た黒龍だった。
「……」
「どうした?アリス?…あぁ、もしかしてこのドレスか?」
そう言われると僕は何も言わず静かに頷いた。
「これは我の勝負服と言ったところだ…どうだ?なかなか似合っているだろ?」
「……」
黒龍の問に僕は答えられない…
「ん?アリス?…まさか似合ってなかったか?」
いけない…見とれてて返事をするのを忘れてた…
「ううん、むしろ逆だよ…その…ものすごく可愛い…正直見とれた」
そう言うと先程まで心配そうにしていた顔が嘘のように
パァっと明るくなった。
どうやら褒められて嬉しいみたいだ…その証拠に
〜ブンブンブン!〜
と、黒龍の尻尾が左右に大きく揺れている。
「さて、アリス準備が終わったならそろそろグラトニーの所へ行こう」
黒龍はそう言って部屋の外へ出ようとしたが…
「あ、ちょっと待って」
僕がそれを止めた。
「どうしたアリス?もう準備は終わったのだろう?」
「うん、準備は終わったよ、ただ黒龍にちょっと手伝って欲しいことがあってさ」
そう言うと僕は手のひらに錬金術で作った髪留めをだした。
「多分戦いの時に僕の髪が邪魔になると思うから黒龍に結んでほしいんだよね」
「なんだそんな事か…」
そんな事って…元男の僕には髪の結び方なんて錬金術よりも難しいんだぞ…
「ほらアリス、ぼーっとしてないで向こうを向け」
そして僕が心の中で黒龍に文句を言っているあいだに黒龍は僕の元に来てそういった。
そして僕は黒龍の言われた通り向こうを向きそのまま黒龍に身を任せた。
「ふん〜♪ふふん〜♪なんかこうしてると姉妹みたいだな♪」
確かに僕が髪を結べない妹でその妹の髪を結んであげる優しい姉の黒龍…みたいな感じかな?
そんなことを考えていると、ふと僕はあることを考えついた…
「…よし!出来たぞアリス」
そう言われ僕は近くにあった鏡を見た。
「おお♪ポニーテール…確かにこれなら動きやすいかも♪」
「ふっふっふ♪我に感謝するがいい♪」
そうだね♪確かに黒龍には感謝しなきゃ…
「ありがとう!凄く嬉しいよ♪」
「うむ♪」
そしてそのまま僕は黒龍に抱きつき…
「大好き!黒龍お姉ちゃん♪」
黒龍を見上げながら満面の笑みでそう言った。
さて…お姉ちゃん呼びに黒龍は喜んでくれたかな?
そう思って黒龍の反応を待ってみると、急に黒龍が僕の方を鷲掴みにし…
「なぁアリス…このまま第4Rイかないか?」
と言ってきた。
…どうやらとても喜んでくれたみたいだ…性的にだけど…
あのあと僕は黒龍を何とかなだめることに成功し今はお城の廊下を歩いている。
「ところで黒龍、師匠ってどこにいるの?」
「なんだ聞いてなかったのか?今あいつは修練場にいるぞ?他のみんなもそこに集まるみたいだな」
そうなんだ、てことは模擬戦はそこでやるのかな?
まぁ確かあそこはなかなか広いし模擬戦をするにはピッタリだね。
「でも模擬戦って具体的に何するんだろうね?」
「それは模擬戦と言うのぐらいだから戦うのだろう?」
まぁ確かにそうなんだけどでも…
「その中にチータの大吾や中村もいるんだよ?複数対1人だったらまだなんとかなると思うけど1体1でやるならクラスの皆がちょっと不利なんじゃないかな?」
「うーん…まぁそこは主催者側が何とかするだろう、我やアリスはそんな事気にせずに模擬戦に集中すればいい」
そう黒龍に言われ僕はコクンと頷いた。
そしてその後僕は黒龍と雑談をしながら目的の修練所にたどり着いた。
「ん?真ん中に誰かいる?」
そう言って目を凝らして見てみとそこには師匠が立っていた。
「お、アリス、黒龍、どうだよく眠れたか?」
「うんよく寝れたよ♪」
「あぁ、色々手違いはあったがな?」
黒龍はそう言うと師匠を睨みつけた。
黒龍が師匠に怒るなんて…何かあったのかな?
だが睨まれている本人は…
「ん?どうした黒龍?」
と、本人もなぜ睨まれているかまあり理解してないみたいだけど。
「…いや、何でもない、結果的には上手くいったんだそう怒る必要も無いか」
そう言ってまだいつもの表情に戻った。
「てか師匠はこんなところで何してるの?」
「俺か?それはな…」
「僕達で修練所を広くそして頑丈にしてるんだ」
「私の空間魔法とアルフレッドの時空剣を使って空間を弄って、その間にグラトニーがこの修練所を広げ、補強するとう言う手筈よ!」
その声が聞こえたのは前にいる師匠からではなく後からだった。
「アルフレッドさん…それにマロンさんも!」
誰かと思って振り向くとそこには大吾と中村の師匠2人が居た。
「アリスちゃん久しぶり…てほどでも無いよね」
「そうですね…」
だって昨日ぶりだし。
「私は久しぶりね!あ、でもそこの黒龍って娘は初めましてよね?」
そう言うとマロンさんは黒龍の元へ近づき左手を差し出した。
そしたその手を黒龍は右手で取り握手をした。
「マロンと言ったか、我は黒龍、訳あって人の姿になっているが名前の通り『龍』だそしてそれと同時にここにいるアリスの恋人だ♪」
そう堂々と言った。
それを聞いたマロンさんは…
「こ、恋人!?貴女たちもうそんな関係に!?」
とても驚いていた。
まぁそりゃ驚くよね、龍と人(正確にはホムンクルスだが)が恋仲ってだけでも凄いのにそれプラス女の子同士なんだから…あ、でも龍って性別とか無いんだっけ…
「ね、ねぇ?その…恋人って事は…もうヤったのかしら?」
ナニを?とは聞かない、その言葉だけでマロンさんが何を聞きたいのかが分かったからだ…
そしてそれを聞かれたからには僕は動かなければならない…何をするかって?もちろんそれは黒龍の口を塞ぐんだよ。
黒龍の事だから絶対に余計な事まで喋るからだ。
「黒…!」
しかし僕が黒龍を止めようとして動こうとした瞬間僕の腕を師匠が掴んだ。
「師匠!?一体何を!」
だが僕の問に師匠は何も答えず、だがその代わりとても悪い笑みを浮かべていた…そしてその間に黒龍は…
「ああ、もちろんヤッたぞ♪」
「っ!…そ、そうか…ヤッたのか…そ、それでどうだった?」
まずい…早く止めないと!それ以上言われたらマジでシャレにならない!…主に僕のメンタルが!
だがそこで絶望は加速する…
「ほう…俺もそれは聞きてぇな、特にアリスがどうなってたかな?」
とうとう師匠が首を突っ込んできた。
「黒龍!言っちゃ!んーん!
流石にまずいと思って僕は黒龍に口止めを使用としたがその前に僕の口を師匠の手が塞いだ。
そんなの攻防が起こってることを知らない黒龍はそのまま続けて…
「そうだな…我もなんと言ったらいいか分からないが自分の好きな人に身体を任せるのはとても良いものだ…」
「…ちょっと待って?まさかアリスちゃんが攻め?」
黒龍の話を聞いていたアルフレッドさんが急に入ってきた。
てかアルフレッドさんも興味津々じゃん…あれ?もしかしてこの中で僕を助けてくれる人いない?
「あぁ、以外だろ?ああ見えてアリスはなかなかエロいぞ?」
あぁぁぁぁぁ!!!!黒龍もうやめてぇぇ!?僕のライフはもうゼロよ!!!!だがアリスのそんな心の叫びも届かず黒龍は昨夜の事をこと細かく喋った、それと同時に僕のメンタルは減りづけた。
そして後ろでは「はは♪」や「やっぱりお前も男だな」
などと言っており僕の中で師匠の今夜の晩ご飯のおかずが
1品減った。
いよいよ模擬戦編突入!




