決闘
29話目〜♪あと1話で30話♪
もしかしたらこの話と次の話でなにか矛盾な点や変な所があるかもしれません、もし何か怪しいところを見つけたら教えてくれると幸いです
僕達がパーティ会場に戻り師匠のお説教?を受けた後
うしろから声がしたので振り向いて見るとそこには40代ぐらいの男の人とその隣に15か16歳ぐらいの金髪の男の人が居た。因みになかなかのイケメンだ。
「あなたは…ガロットさん」
「大吾の知り合い?」
「知り合い…まぁそんな所だな」
ん?妙に歯切れが悪いな、それにガロットさんの服装からして貴族だと思うけど、もしかしてこの人が大吾の言ってた貴族の1人なのかな?だとしたら僕も注意しないとダメだな。
「それでガロットさん、一体何の用ですか?先程の話ならもうする気はありませんけど」
と、大吾が警戒心MAXでガロットさんに言った。
するとガロットさんは少し笑って…
「いえいえ、今回は大吾様にではなくそこにいらっしゃるお美しい方へ御用がありまして」
そう言ってガロットさんは僕を見ながら言った。
てかこの人は僕が信だって気づいてないのかな…あの時元の姿に戻って皆には僕が信ってバレてるはずなんだけど…
「えーと御用というのは?」
まぁとりあえず僕が信ってバレてるのかは置いといてその御用ってのを聞いてみようかな。
「えぇ実はですね貴女に紹介したい人がおりまして」
すると大吾が少し顔をしかめて。
「またか?」
と言った、てかまたって、前にも同じようなことがあったんだ。
「紹介したい人というのは今私の隣にいる息子なんですが…ほら挨拶しなさい」
そう言うとガロットさんの息子は僕の前に出て挨拶をしてくれた。
「私は栄えあるルーニア家の次男ルーカス・ルーニアだ、貴様名はなんという」
…テンプレキター、まさかここでテンプレ貴族様が出てくるとは思わなかっとよ、てか栄えある○○家のとか本当に言うだね、しかも長男じゃなくて次男…
「おい!貴様この私が名を聞いているんだぞ!早く答えんか!」
うわぁーすげー、マジでテンプレだー…っとそろそろ名前を言わなきゃ本当に怒りそうだな、なんか青筋出てるし。
「えーと僕の名前は信、ここにいる大吾や中村と一緒に召喚された勇者です」
「「は?」」
うーんこの様子だとやっぱり僕が信だって気づいてなかったみたいだなぁ。
でもなんで僕だけ姿が知られてないんだろう。
「ほっほっほ、これはまた面白い方だ、確かに勇者信様は召喚初日にグラトニー様に連れられ1度もこの街に来てないので誰も姿を知らないのですが流石に性別が違う事ぐらいは分かりますよ」
と笑いながらガロットさんは言った。
なるほど、そう言えば僕達は師匠の所で約3ヶ月間ずっと
修業をしていたけどその間1度もこの街に顔を見せた事は無いな…そうか、だからあの時皆は僕が信だって分からなかったのか。
でもよく考えたらそうだよね僕は1度もこのお城どころか街にさえ出てないんだから僕の顔を知ってるのはザール王様
、ルーシアさん、鑑定士の皆さんぐらいだろう。
と、僕が1人で納得しているとガロットさんの息子ルーカスさんは…
「ふん、全く笑えんわ、そもそもその信という男、全く
戦闘で使えない錬金術士とか言う職業と聞いたぞ、全く、
騙るなら雑魚を騙るよりももっとマシな奴を選べ」
と、全く面白くなさそうに言った。
そしてまた僕の悪口を聞いた大吾は…
「んー!んー!」
「少し静かにしといてください」
中村が何とか抑えていた、まぁ流石に貴族をぶん殴られたりしたらやばそうだからね、中村がいて助かった。
うーんそれにしても、ガロットさん達にはどうやって説明しようかな……そもそもガロットさん達に僕が信だって言う説明する必要あるのかな?…無いよね?それにどうせ言ったって僕が信だってじてもらえないと思うし、ここは信じゃなくてアリスって事にしとこう。
「ごめんなさいガロットさん、ルーカスさん僕の本当の
名前はアリスって言います」
「ふん、最初っから言っておけばよかったものをつまらぬ洒落など言って時間を無駄しやがって」
「んー!んー!」
あー今度は黒龍が暴れてるのを中村が頑張って抑えてる。
ありがとう中村、いや割とマジでありがとう、あのまま
黒龍を止めなかったら絶対にルーカスさんに喧嘩を売ったと思うし。
「それでガロットさんは達は僕に何か御用との事でしたが?」
「あぁ、それはですね」
「父上ここ私が」
そう言ってルーカスさんは僕を見て…
「アリスとやら光栄に思うがいい貴様をこの私の…」
「あ、そう言うの間に合ってますので」
「…は?」
「だからそう言うのは結構です」
光栄に思うがいいとか言ったあたりでもう何を言うかを予想できてしまった。
「き、貴様まだ私の言葉が…」
「アリスとやら光栄に思うがいい貴様を私の嫁に迎えてやろう……とかですよね?」
「なっ!」
そう言われるとルーカスさんは驚いた、やっぱりそうだったんだ、流石テンプレ貴族だね何を言うかすぐに分かっちゃったよ。
「貴様それを知ってて断ったのか!」
「はい、別に僕はあなたに興味ありませんので」
「っ!!」
あ、これは言い過ぎちゃったかな?まぁ言っちゃったものはしょうがないか。
「クス」
どこから聞こえたのかそれは笑い声だった、恐らくこの光景を見たほかの人が思わず笑ってしまったのだろう。
そしてそれを聞いたルーカスさんは。
「き、貴様この私をこんな目に遭わせよって!」
ですよねー、なんか薄々分かってたよ…テンプレ貴族だもんね。
そしてこのあとの展開も予想できるよ。
「貴様…決闘だ!」
ほらやっぱり…なんでこういうテンプレ貴族はすぐに決闘をしたがるんだろうね?てか沸点が低すぎるよね。
もちろんこんなの受ける訳が無い受けても僕にメリットなんてないし。
「お断りします」
「っ!…貴族である私の言葉を無下にするのか!」
いや、そんな事言われてもなぁ…
「はい、別に僕にメリットなんてありませんので」
もう面倒くさくなってきたので適当に答えた、するとルーカスさんは顔を真っ赤にしながら。
「き、貴様ぁ!どこまでもこの私を!」
あー、また面倒くさくなってきた…いやよく考えたらあの場面で「はい」なんて答えたら誰でも怒るか、なんか面倒くさ過ぎて考えるのも嫌になってきたかもしれない。
もうどうしよこれ…
「では、そちらにメリットがあればよろしいのですね?」
すると今まで黙っていたガロットさんが口を開いた。
「まぁそうなりますね」
メリットか…正直今この場のメリットは貴方達が僕の前からいなくなる事なんですけど…
「因みに先程アリス様がルーシア様に見せたものは錬金術とお見受けしましたが」
「はい、そうですけど」
「やはりそうでしたか!因みにどの程度の腕を?」
本当は知ってるくせに…錬金術で姿を変える事の出来る物は一般的に上級以上物しかない。
恐らくガロットさんはそれを知っていて聞いているんだろう。
もちろんそれを馬鹿正直に言うわけない。
「それは秘密です」
「貴様!」
「ルーカス、お前は少し黙ってなさい」
「は、はい!」
「そんな事よりも僕のメリットってなんですか?」
とりあえず話をすり替えよう。
「あぁそうでしたね、メリットとはある素材です」
…素材?
「もちろんただの素材ではありません」
「では一体どんな素材なんでしょうか?」
ガロットさんはその言葉を待ってましたとばかりに顔に
笑みを浮かべ言った。
「もちろんそれは秘密ですよ」
…あ、うんそうですか。
「ただ絶対に損はさせませんよ」
そう自信たっぷりにガロットさんは言った。
うーんどうしようかな…正直に言って興味はある、一体どんな素材なのか…もしかしたらその素材でまた強くなれるかもしれない。
でも、1つ気になることが…
「僕のメリットは分かりました…ではあなた方が勝った際のメリットは?」
と言っても多分僕を嫁迎えるとだと思うけど。
「もし私が勝ったら貴様を私の嫁に迎える」
ほらねやっぱり。
さぁてどうするかな…
「ご主人、その決闘受けたらどうだ?」
中村の静止を振り切った黒龍が話に入ってきた。
「なんだ貴様…む?おい貴様名をなんと言う」
何だろうものすごく嫌な予感が…
「我の名は黒龍だ」
「黒龍?…また奇妙な名前だな、まぁ良い喜べ貴様も私の嫁に迎えてやろう」
そう言ってルーカスさんは黒龍の頬に手を置いたり黒龍の髪を撫でたりした。
そこで僕の中にある何かがプツンっと切れた。
「よし、戦争だ」
「なに?」
「ルーカスさんその決闘受けます」
ルーカスさん…ボコボコにしてやんよ。
「ほっほっほ、それは良かったでは決闘はいついたしますか?」
「今すぐで」
「え?」
「聞こえませんでした?、今すぐやりましょう?」
「おいアリス、少しは時と場合を」
「怖いんですか?」
「なに?」
「栄えあるルーニア家の次男がただが錬金術士の女の子を相手に恐れをなしてるんですか?」
「…良かろう、今すぐやってやる!私をここまで愚弄した事を後悔させてやるぞ!着いてこい!」
「アリス様私たちを愚弄した事後悔しますよ?」
そう言ってルーカスさん達は会場を出ていってしまった。
流石テンプレ貴族だな、こんな挑発にすぐに乗ってくれるなんて。
「おい信、お前大丈夫なのか?」
「何が?」
「お前さっきグラトニーさんに言われたばかりなのに」
…あ、そう言えば。
そう思って僕はうしろを…
「よぉ、ずいぶんと楽しそうなことになってんな?」
見る前に声をかけられました…
「えーと師匠?これには深い訳が…」
「ほう、さっき俺が言ってた事を忘れてしまうぐらい訳があるなら聞きてぇな?」
「そ、それは…」
とりあえず僕はさっきあった事を師匠にすべて話した。
「なるほどな…」
「だから仕方なかった、後悔はしてない」
「そうかなら仕方ないな」
そう言って師匠は僕に笑いかけた。
よかったどうやら僕の気持ちが伝わったみたいだ、そう思って僕は師匠に笑いかけた。
「とりあえず一発、それで許してやる」
「Why!?」
「ふん!」
ガツン!ガツン!と2回鈍い音が響いた。
「「あぁぁぁ!!!」」
頭を殴られた二人はあまりの激痛に床を転げ周やった。
「グラトニー!なぜ我まで!」
「お前にも責任あるだろ?お前が煽てなきゃこうならなかったかもしれなかったんだから」
「だがあれは仕方ないだろう!あのルーカスとやらが
ご主人に向かって無礼な態度をとるから我慢出来なかったのだ!」
「はぁ…とにかくもうなっちまったものは仕方ねぇな、
俺もルーニア家はうぜぇと思ってたし決闘をするならそのルーカスってやつをとことんぶちのめして来い」
と師匠にお許しが出たので改めて僕は修練所に向かった。
「あ、信ちょっと待て」
だが会場を出ようとした時急に師匠に止められた。
「なに?」
「お前そのルーカスって奴とやる時『人体錬成』を使うなよ?」
「えぇー」
「えーじゃねぇよ、あれは明日の模擬戦まで取っておけ」
「了解〜」
そう言って僕は改めて修練所に向かった。
次回やっとアリスちゃんが戦います…少しだけだけど




