会議
12話目ですよー
そしてストックがもうすぐ尽きる…
これはアリスが黒龍に勝利を収めた少し前の話。
グラトニーがアリスを転移させたあと…
「さてと、あいつにはあぁ言ったが黒龍に勝てるかねぇまぁ仮に負けたとしてもその時点で帰ってくるように仕掛けはしといたから大丈夫だろう」
そうグラトニーはアリスにあるものを渡していたいや、埋め込んでいたと言った方が正しいそれはアリスが寝てる時こっそり埋めたもので、もしアリスの生命に危険が生じたら自動的にここに転移してくるという代物だ。
まぁアリスは黒龍に勝利しそれが使われる事は無いのだが…
「さてじゃ俺もザールに呼ばれてるしあの事も話さなきゃ行けねぇしとっとと行くか」
そう言ってグラトニーは城へ転移結晶使い転移した。
《ザール王の城》
城の会議室…今ここには7人の人物がいる
「よう俺が最後か?」
錬金術士担当グラトニー・シンファ
「えぇ、あなたが最後よシルファ」
王国魔法団団長メロン・パニッシュ
「たく、おせぇじゃねぇか」
王国騎士団団長ガルガ
「全く我はそんなにひまじゃないのだぞ」
賢者担当マロン
「これだから錬金術士 は…」
王国魔法団闇部隊隊長ザナック
「まぁまぁ全員集まったんですしいいじゃないですか」
勇者担当アルフレッド
「みんなすまんな急に呼び出して」
そしてこの城の王ザール
計7人の重要人物が集まっている。
「みんなに集まってもらったのはまぁ世間話次いでに途中経過でも聞こうと思ってな」
「そうだな…俺んとこは今第3騎士団よりは強くなったぐらいか?正直ここまでとは思ってなかったぜ転生補正なのかどうかわかんねぇけど普通よりも成長速度が早ぇな…」
「私も第3魔法団より上ぐらいかしら、チームによっては第2魔法団の者にも勝てる者もいるわ」
それを聞いたザール王はとても驚いたように目を見開き…
「なんと!まだ2ヶ月しか経ってないのにもうそこまでの強さなのか」
「あぁ(えぇ)」
「それならうちのユウも負けておらんぞ」
「ユウ?」
「もしかして中村って奴の事か?」
そう言うとマロンは「しまった!」と言いオドオドし始めた。
それを見たガルガは
「へぇ」
と悪い笑みを浮かべていた。
「なんだなんだもう賢者様とはそういう関係なのか?」
「おいおいガルガそれは無いだろいくら何でも2ヶ月でそれはなぁ?」
「あ、当たり前だ!誰があんな…あんな男と…ブツブツ」
「ちょっとガルガあんまりマロンをいじめないの」
そう言ってメロンはマロンの頭を優しく撫でる。
「うぅユウは我のことを子供扱いし過ぎなのだ…我だってもう立派な大人の女なのに…我の気持ちも気付かずに…ブツブツ」
「あらあらそれは大変なのね」
「そうじゃ!前だってお風呂に一緒に入ったのにユウは普通に我の頭や体を洗うだけ!それ以上は何もしない!…のぅマロン我はそんなに女としての魅力にかけるかのぅ?」
「そんなことは無いわ?、それに本当に普通に洗っただけ?その時なにか言ってなかった?」
「言われてみれば何か言ってような…確か「目のやり場に困ります」とか「こっちの気持ちも知らないで…」とか言っておったな、最後のセリフなんてこっちが言いたいわ!」
ぜんぜん脈アリじゃんとメロンは思ったしそれにどっちもどっちだよ、とも思った、ただあえてメロンはこの事は言わなかった。
こういうのは自分の口から言うべきだしそれにもう少しこの可愛い生き物を愛でていたいのだ、もちろん少しは助言をするつもりだが。
「さて、ではアルフレッドそちらはどうじゃ?」
「こちらもまずまずと言ったところでしょう着実に力をつけてますよ、恐らくガルガといい勝負ができる程に」
その言葉にガルガは目を光らせザール王はとても喜んだ。
「まぁ細かい事は模擬戦の時にお話します」
「あぁ実際に見た方が良さそうだ」
「俺もその時が、楽しみだぜ!」
そして次にザール王はザナックに目をやった。
「こちらもまずまずと言ったところですよ詳しく事は模擬戦でお話しますよ」
そう言ってザナックは席を立った。
「これ、まだグラトニーの報告が終わっておらんだろ」
「お言葉ですがザール王この錬金術師が担当しているのは錬金術士になりたての者と聞いております錬金術士が使えるまでになるのは少なくても10年は必要でしょう間違っても2ヶ月そこらで強くなるとは思えません、聞くだけ時間の無駄です…でわこれで失礼します」
そう言ってザナックは影に飲まれてどこかへ行ってしまった。
それを見た他の者達は明らかに不機嫌なオーラを出してる、1人を除いて。
「我はやっぱりあいつの事は好かん」
「私も同感よ」
「俺もだ、どこか他のやつを見下してる感じがいけ好かなねぇ」
「僕も正直苦手かな」
「すまんな皆の者ザナックは錬金術士の事になるとどうもな…」
「錬金術士だけではないような気もするけどね…」
「まぁいいじゃねえか俺は別に気にしてねぇし」
そう言うとみんなは苦笑いをして話を戻した。
「さて最後はグラトニーだったわね、一体どんな感じなのかしら?」
グラトニーはそう言われるとニヤッと笑い爆弾を落とした。
「そうだな、まず錬金術に関してはもう俺には教える事がないレベルだな」
「「「「「は?」」」」」
そう言った途端皆から間抜けな声が聞こえた。
(まぁそうなるよな)
これはある程度グラトニーも予想していた。
まず錬金術とはアリスのように本を全て暗記しただけではあんなに上手くいかず、魔力の力加減、素材の量などがとても大事になる決して2日、3日で出来るような代物では無いのだ、ではなぜアリスは出来たかとゆうとそれはあのスキル「錬金神」にほかならない。
「あと勘違いするなよ別に教える事がないってだけでまだ俺の方が腕は良い」
そう言うと皆「だよね」とほっとしたようにフゥと息を吐いた。
「てか錬金術に関してはって事はまだ他にもあるのか?」
ザール王がそう言うとグラトニーは「いい所を突いたな」と言って。
「あぁ実はな…」
と悪い笑みを浮かべグラトニーはアリスのことを細かく話した。
たった1日で1年教えようとしていた事を全て終わらせてしまった事、錬金術を使ってステータスや性別までもが変わってしまったこと、そして俺が戦闘を教えてる事などなど色々教えた。
そしてすべてを教え終わった後のみんなの反応は…
「なんかすげぇ事になってるな今度戦わせろよ」
と獰猛な笑のガルガ
「はぁ…まさか性別まで変えるなんてあんたも大概ヤバいけどそのノブ?いや今はアリスちゃんか…その子も相当ね」
とメロン
「良かった無茶をするのはユウだけじゃなかった…」
と安心したようなマロン
「良かった無茶をするのはダイゴ君だけじゃ((ry」
と安心したようなアルフレッド
と様々な反応を見せた。
「という訳でアリスも十分戦闘はできるだから模擬戦に出場させてくんねぇか?」
元々錬金術で非戦闘員だったノブは模擬戦に出る予定では無かったのだがザール王はグラトニーの説明を聞いて快くOKしてくれた。
「さてこれで会議を終了すると言いたいとこじゃが最後に…」
皆から帰ろうとしたところをザール王が止めた。
「最近魔物化が頻繁に起こっておってな何か嫌な予感がするんじゃ皆なら心配いらんと思うが念の為気おつけてくれ」
「魔物化…」
魔物化とは元々魔物ではない普通の生物が何らかの影響により魔物になってしまうという現象だ。
そしてそれを聞いたガルガが
「そう言えば関係あるかどうか分からんがうちの兵士の何人かの様子が少しおかしい時がある、ブツブツ何か言ってたり目が虚ろになってたり、一応医者に見てもらったが何も無かった」
「それ私の所もそう、ブツブツ言ってたり目が虚ろになってたりでも次の日には元に戻ってるのよね」
「ふむやはり何か起こっておるのか…とにかくそこ者達には十分な休みを取らせ他のものにも注意喚起をしておくのじゃ」
そして本当にこれで会議は終了した。
マロンやアルフレッドは転移して帰宅しガルガとマロンは異変があった兵士たちに休みを取らせに行った。
そしてグラトニーも転移をしようとした時ザールに呼び止められた。
「グラトニー」
「ん?」
「お主に聞きたいとがある」
「例の事だろ?もちろん俺は辞めるつもりはねぇ」
「しかし…」
「これは俺が決めた事だそれにこれは絶対にアリスの役に立つ」
「だがそんな事したら…」
「分かってるよ、俺だってもう長くねぇんだ
だからもしアリスが『違ったら』弟子なんてとるつもりは無かった、だが今俺はアリスを弟子にしてる『グラトニー』の名を持つ者が弟子を取る…この意味わかんだろ?」
「…」
「まぁ無理強いはさせるつもりは無ねぇよ、そん時は潔く諦めるからよ」
そう言うとザールは。
「はぁ…やはり折れんか…だが本当に無理強いはするなよ?」
「当たり前だ、どこの世界に愛弟子に辛い事を無理やりさせる師匠が居る」
それはお前だと、アリスが居たなら全力でグラトニーを指しただろう。
「だがこれは必ずアリスの役に立つ」
そう言ってグラトニーはザールの前から消えた。
そして家に帰ってきたグラトニーは一言…
「それにあいつは意外と割り切ってるとこがあるからなぁもしあれがお前の仲間の役に立つって知ったら恐らく悩まずやるだろうな」
そう独り言を言って俺は家の中で愛弟子を待った。
今回は師匠達の途中報告みたいな感じですかね?




