20話 魔石を買ってみよう
【付与魔法】によって、魔力を流せばメリーゴーランドを回せるようになったライガ。
しかし、このままでは動かすたびにライガ自身が魔力を供給し続けなければなりません。
自分の代わりに魔力を供給する方法を探すため、ライガはリーベルの街へ戻ります。
遊園地予定地を離れ、俺はリーベルへ続く道を歩いていた。
少し進んだところで、なんとなく後ろを振り返る。
整えた土地の真ん中に、作ったばかりのメリーゴーランドがぽつんと建っている。
遠くから見ると、昨日と今日の二日間であれだけ苦労したのが嘘みたいに小さい。
「……まだ一個だもんな」
今は、あれだけだ。
屋根もなければ、目立つような装飾もない。木馬は上下しないし、音楽だって流れない。
周りにはまだ何もなく、少し離れれば手を付けていない草地が広がっている。
とてもじゃないけど、今の状態を遊園地と呼ぶことはできないだろう。
それでも、何もなかった頃とは違う。
俺が作った最初のアトラクションが、ちゃんとそこにある。
「そのうち、周りにもいろいろ作るからな」
いつかはジェットコースターを作りたい。
観覧車だって欲しい。
ほかにも、子供も大人も楽しめる乗り物を増やしていきたいし、食べ物を売る店や休憩する場所だって必要になるだろう。
考え始めると、やりたいことはいくらでも出てくる。
でも、まずは目の前の一つだ。
「その前に、ちゃんと動かせるようにしないとな」
メリーゴーランドには、【付与魔法】で回転する効果を付けることができた。
魔力を流せば、俺が風魔法で外から押さなくても回ってくれる。
そこまでは上手くいった。
次に必要なのは、俺がずっと魔力を流し続けなくても動くようにすることだ。
そのために向かう場所は、もう決めてある。
「前に入った、あの店だな」
リーベルへ来たばかりの頃、街を見て回っていたときに一度だけ立ち寄った、魔法道具を扱っている店。
あの店には、魔力を使って光るものや、火を起こす道具、水を出す道具なんかが置かれていた。
前に見たときは、ただ珍しいものとして眺めていただけだった。
でも今なら、その見え方も変わるかもしれない。
少なくとも、俺が探している「自分の代わりに魔力を供給してくれるもの」につながる何かはありそうだ。
「よし。行ってみよう」
俺はそのまま歩き続け、やがて北門を通ってリーベルへ戻った。
街の中へ入ると、それまで歩いていた草原とは一気に景色が変わる。
道には多くの人が行き交い、その間を荷物を積んだ荷車が通っていく。両側にはいくつもの店が並び、あちこちから人の話し声が聞こえてくる。
さっきまで人のいない広い土地で一人、メリーゴーランドと向き合っていたせいか、いつも以上に街が賑やかに感じられた。
店の場所は、なんとなく覚えている。
一度しか行っていないけど、あの頃は街そのものが珍しくて、周囲をよく見ながら歩き回っていた。そのおかげで、どの辺りだったかくらいは記憶に残っている。
通りをいくつか曲がっていくと、やがて見覚えのある店が見えてきた。
「あった」
前に入った店だ。
今日は、珍しい道具を見に来たわけじゃない。
メリーゴーランドを動かす方法を探しに来た。
そう思いながら近づいていくと、入口のそばに置かれた小さな台が目に入った。
「ん?」
その上には、透明な玉のようなものが置かれている。
玉は、淡い光を放っていた。
前に来たときにも、似たようなものを見た気がする。
あのときは、火もないのに光っているのが珍しいと思っただけだった。
でも、今はそこが気になった。
「……これ、誰も触ってないよな」
周りには誰もいない。
それなのに、玉はずっと光り続けている。
俺が探しているものを考えれば、見過ごす理由はなかった。
「【鑑定】」
透明な玉へ意識を向ける。
すぐに、頭の中へ情報が浮かんできた。
【簡易魔石灯】
魔石に蓄えられた魔力を利用して光を生み出す魔道具。内部に組み込まれた魔石から魔力を供給することで、周囲を照らすことができる。
「…………」
俺は表示された内容を、もう一度読み返した。
「魔石?」
知らない言葉だった。
でも、それ以上に気になった部分がある。
「魔石に蓄えられた魔力……」
魔力が蓄えられている。
しかも、この道具はその魔力を使って光っているらしい。
「……これ、探してたやつじゃないか?」
俺以外から魔力を供給する方法。
それを探すために街へ戻ってきた。
そして目の前には、俺が触れてもいないのに光り続けている道具がある。
その力の元が、魔石。
「よし」
何なのかはまだ分からない。
どうやって使うのかも分からない。
それでも、聞くべきことは決まった。
俺はそのまま店の扉を開けた。
入口に付いていた小さな鐘が鳴る。
「いらっしゃい」
店の奥から声がした。
中へ入ると、以前来たときと同じように、見慣れない道具がいくつも並んでいる。
壁際には棚があり、大小さまざまな商品が置かれていた。店の中央にも台が並び、その上には何に使うのか分からない道具がいくつも置かれている。
一度見たことがあるはずなのに、今日は少し違って見えた。
前はただ、変わった道具がいっぱいあると思っていただけだった。
今は、その一つ一つがどうやって動いているのか気になる。
「何か探し物か?」
「あ」
声をかけられて顔を上げる。
店の奥にあるカウンターの向こうから、一人の男がこちらを見ていた。
四十代くらいだろうか。
前に来たときにもいた人だと思う。
「はい。ちょっと聞きたいことがあって」
「商品についてなら分かる範囲で答えるぞ」
「店の外にあった灯りを【鑑定】したんですけど……魔石って、なんなんですか?」
男が少し意外そうな顔をした。
「魔石を知らないのか?」
「かなり遠いところから来たので、こういう道具にはあまり詳しくなくて」
「なるほど」
男はそれ以上深く聞かず、カウンターの下へ手を伸ばした。
「なら、実物を見た方が早いな」
小さな木箱を取り出し、蓋を開ける。
中には、いくつかの小さな石が入っていた。
「これが魔石だ」
「これが……」
俺はカウンターへ近づいた。
見た目だけなら、少し変わった石にしか見えない。
でも、よく見ると普通の石とは違って、内側に淡い光が混じっているようにも見える。
「触ってもいいですか?」
「ああ。落とすなよ」
「はい」
一つ手に取る。
普通の石とは、なんとなく違う。
中に何かが入っているような感覚があった。
「【鑑定】」
【小魔石】
魔力を内包した石。蓄えられた魔力を取り出すことで、魔道具などの魔力源として利用することができる。
「本当に魔力が入ってるんだ……」
「魔石だからな」
「これって、どうやってできるんですか?」
「いろいろあるが、この辺りで出回ってるものは魔物から取れたものが多い」
「魔物から?」
「ああ。全部の魔物が持ってるわけじゃない。体内に魔石を持つ種類がいるんだ。冒険者が持ち込んだものを買い取って、選別したり加工したりして流通させる」
「へえ……」
そういえば、今まで倒したホーンウルフからは、そんなものは出てこなかった。
魔物なら何でも持っているわけじゃないらしい。
「じゃあ、この魔石の魔力を使って、店の外の灯りが光ってるんですね」
「そういうことだ」
「使ってたら、中の魔力は減りますよね?」
「当然だ」
「なくなったら、もう使えないんですか?」
「魔力を補充すればまた使える」
「補充できるんですか?」
思わず聞き返した。
「ああ。魔力を扱える奴なら、自分で流し込むこともできる」
「自分で……」
それはかなり大きい。
使うたびに新しい魔石を買わなければならないなら、アトラクションを動かすたびにかなり金がかかる。
でも、魔力を補充して繰り返し使えるなら話は変わってくる。
「じゃあ、一回買えばずっと使えるんですか?」
「そんな便利なもんじゃない」
「あ、やっぱり」
「使っていれば少しずつ劣化する。傷が入れば駄目になることもあるし、魔力を入れるときに限界を超えて無理に押し込めば傷む」
「割れたりします?」
「することもある」
「怖っ」
魔力を補充できるからといって、何も考えずに流し込めばいいわけじゃないらしい。
特に俺の場合、魔法へどれくらい魔力を込めればいいのか、まだ完全に感覚を掴めているわけではない。
魔石へ補充するときは、かなり慎重にやった方がよさそうだ。
「魔石によって、入る魔力の量も違うんですよね?」
「違う。大きさもあるが、質でも変わる。小さな灯りなら大したものはいらんが、大きな魔道具を動かすなら、それなりの魔石が必要だ」
「なるほど……」
だったら、メリーゴーランドにはどのくらい必要になるんだろう。
六人が乗れる床全体を回すんだから、小さな灯りと同じでは済まないはずだ。
俺は手にしていた小魔石を箱へ戻した。
「もう一つ聞いていいですか?」
「なんだ?」
「店の外の灯りって、ずっと光りっぱなしじゃないですよね?」
「そりゃそうだ」
「どうやって止めてるんですか?」
「見た方が早いな」
男は近くに置いてあった小型の魔石灯を一つ持ってきた。
透明な玉の下に、金属製の台座が付いている。
その一部から、小さな金具が突き出していた。
「使うときは、ここを動かす」
男が指を掛けて、金具を倒す。
カチッ、と小さな音がした。
次の瞬間、透明な玉に淡い光が灯る。
「おお」
「戻せば消える」
もう一度金具を動かす。
光が消えた。
「この金具が魔法を使ってるんですか?」
「違う。魔石から魔力が流れるかどうかを切り替えてるだけだ」
「魔力を流したり、止めたり?」
「ああ。単純な魔道具なら、考え方はそんなもんだ」
「なるほど……」
必要なときだけ魔力を流す。
使わないときは止める。
俺がメリーゴーランドで考えていたことと同じだ。
「じゃあ、魔石から魔力が流れる先を変えれば、光以外にも使えるんですか?」
「もちろん、道具によるぞ」
男はそう言いながら、棚に置いてあった筒のようなものを一つ持ってきた。
「例えば、こいつだ」
カウンターの上に置き、同じように付いていた金具を動かす。
すると、筒の先から風が吹き出した。
「おお!」
手をかざしてみる。
強くはないけど、一定の風が吹き続けている。
男が金具を戻すと、風は止まった。
「これも魔石から魔力を流してる。光を出すか、風を出すかは道具側の作り次第だ」
「じゃあ……」
俺は送風具を見つめた。
この道具は、魔石から魔力を受け取ることで風を出す。
俺が作ったメリーゴーランドは、付与した回転の効果へ魔力を流せば回る。
だったら、魔石からその効果へ魔力を送れるようにすれば――。
「……いけるかもしれない」
「さっきから何を作ろうとしてるんだ?」
男に聞かれて、俺は顔を上げた。
「乗り物です」
「乗り物?」
「はい。人が乗って楽しむためのものです」
「……人を運ぶのか?」
「いえ。運びません」
「乗るのに?」
「乗るのにです」
男が怪訝そうな顔をした。
「何のために乗るんだ?」
「楽しむためです」
「…………」
やっぱり、そういう反応になるよな。
「遊園地っていう、人が遊ぶための場所を作ろうとしてるんです。そこに置く乗り物で」
「遊園地……」
「円形の床の上に、馬の形をした座るところが六つあって、その床がぐるぐる回るんです」
「……それで?」
「乗って楽しみます」
「目が回らないか?」
「速く回しすぎなければ大丈夫です」
今日、一回速くしすぎたことは黙っておこう。
「まあ……よく分からんが」
男は首を捻りながらも、それ以上は追及しなかった。
「それを魔石で動かしたいのか?」
「はい。今は俺が魔力を流せば動くんです。でも、それだとずっと俺がそばにいないといけないので」
「なるほどな」
遊園地やメリーゴーランドのことは理解できなくても、魔石が必要な理由は伝わったらしい。
「どのくらいの大きさだ?」
聞かれたので、俺はメリーゴーランドの大体の大きさを説明した。
中央に一本の軸があること。
その周りに六頭の木馬を固定した円形の床があること。
大人が六人乗れるように作ってあること。
そして、一人乗った状態なら俺の魔力で問題なく回せたこと。
もちろん、【建築】や【付与魔法】のことまで詳しく話す必要はない。
「ふむ……」
男は顎に手を当て、少し考え込んだ。
「それなら、さっきの小魔石じゃ厳しいだろうな」
「やっぱりですか」
「灯り一つと、人間を乗せた床を回すのじゃ必要な魔力が違う。実物を見てない以上、どれだけ必要かまでは分からんが」
「試してみるしかないですかね」
「そうなるな」
男はカウンターの下から、別の木箱を取り出した。
蓋を開ける。
中に入っていたのは、さっきの小魔石より一回り大きな魔石だった。
「試すなら、この辺りか」
「さっきのより大きいですね」
「その分、蓄えられる魔力も多い。質も悪くない」
「これなら動きます?」
「だから、それは知らん」
「あ……そうでした」
「動くと言って売って、動かなかったら困るだろ」
「確かに」
適当に大丈夫だと言われるより、分からないことは分からないと言ってくれる方が信用できる。
俺は箱の中の魔石を見る。
今回は、これをずっと使い続けると決めているわけじゃない。
まずは、魔石からメリーゴーランドへ魔力を供給できるのか試したいだけだ。
足りなければ、そのときもっと大きなものを考えればいい。
「ちなみに、これいくらですか?」
「銀貨三枚と銅貨七枚だ」
「銀貨三枚と、銅貨七枚……」
買えない金額ではない。
でも、試すための石一つだと思えば、決して安くもない。
「もう少し安いものもあります?」
「あるにはある」
男は最初に見せてくれた箱へ視線を向けた。
「だが、お前の話を聞く限り、あの辺じゃ足りない可能性が高い」
「ですよね……」
安いものを買って、まったく動かなければ意味がない。
かといって、必要かどうかも分からないのに、最初からもっと大きな魔石を買うのも違う。
今は、このくらいから試してみるのがよさそうだ。
「……よし」
俺は箱の中の魔石を指差した。
「これ、一個ください」
「ああ」
男が魔石を一つ取り出す。
俺は財布から銀貨三枚と銅貨七枚を数え、カウンターへ置いた。
「確かに」
代わりに、小さな袋へ入れられた魔石を受け取る。
袋越しに触ってみる。
ほんの少し前まで、名前すら知らなかったものだ。
それが今、俺の手の中にある。
「これでメリーゴーランドが動けば……」
「そのメリーなんとかってのが、さっき言ってた乗り物か?」
「メリーゴーランドです」
「そう、それだ」
「はい。これで動かせるか試してみます」
「いきなり人を乗せるなよ」
「もちろんです」
そこは俺だって怖い。
まずは誰も乗せずに動かす。
上手く回ったとしても、それだけで人を乗せていいとは思わない。
魔石からちゃんと魔力が流れるのか。
回り方がおかしくないか。
どれくらいの速さで魔力を使うのか。
途中で急に供給が切れたりしないか。
確かめたいことはいくらでもある。
俺は受け取った魔石を【無限収納】へしまった。
「すみません。もう一つだけいいですか?」
「今度はなんだ?」
「さっきの魔石灯みたいに、魔力を流したり止めたりする仕組みって、自分で作ったものにも使えるんですか?」
男は少し考えてから答えた。
「物によるな」
「やっぱり」
「魔石を置いて、何か一個付けりゃ終わりって話じゃない。魔石から魔力を取り出して、必要なところまで流せるようにしなきゃならん」
「魔力を流す道が必要ってことですか?」
「まあ、そう考えればいい」
「なるほど……」
俺は店内に並ぶ魔道具へ目を向けた。
見た目だけでは分からない。
でも、あの魔石灯の中にも、さっきの送風具の中にも、魔石の魔力を必要な場所まで届けるための仕組みがある。
そして、その途中で魔力を流したり止めたりできるようになっている。
「そういうものを作るための部品もあるんですか?」
「工房向けなら扱ってる。ただ――」
男は俺を見る。
「魔道具を作ったことがないなら、先にその乗り物が本当に魔石で動くのか試した方がいいんじゃないか?」
「……そうですね」
言われてみれば、その通りだ。
まだ買った魔石を一度も使っていない。
これで本当にメリーゴーランドを動かせるのかも分からないのに、先に細かい仕組みまで考えても仕方がない。
「まずは、魔石で動くかどうかですね」
「ああ。それからでも遅くない」
「分かりました」
焦る必要はない。
一つずつだ。
まずは魔石で動かす。
それができたら、次に必要なときだけ動かしたり止めたりできる仕組みを考える。
その先にも、きっとまた別の問題が出てくる。
でも、それでいい。
「いろいろ教えてくれて、ありがとうございました」
「構わんよ。俺も変な乗り物の話を聞けたしな」
「変な乗り物……」
「違うのか?」
「……完成したら、ちゃんと楽しい乗り物になります」
「そうかい」
男は半信半疑といった様子で笑った。
「なら、いつか見てみたいもんだな」
「そのうち」
今の【簡易メリーゴーランド】を見せるのは、少し悔しい。
せめて、俺が横に立って魔力を流し続けなくても動くくらいにはしておきたい。
もう一度礼を言って、俺は店を出た。
外へ出ると、最初に【鑑定】した魔石灯が、変わらず淡い光を放っている。
前にこの店へ来たときには、ただの珍しい魔法道具にしか見えなかった。
でも、今は違う。
あの光を生み出している魔力が、魔石から供給されていることを知っている。
同じものを見ているのに、知っていることが増えただけで見え方まで変わった気がした。
「思ったより、いろいろ分かったな」
魔石には魔力が蓄えられている。
その魔力を使って、いろいろな魔法道具を動かせる。
使えば中の魔力は減るけれど、補充することもできる。
ただし、劣化するし、無理に魔力を入れれば傷むこともある。
そして、魔石を使うには、必要な場所まで魔力を流すための仕組みも必要になる。
何を探せばいいのかすら分からなかった昨日までと比べれば、大きな進歩だ。
俺は【無限収納】へしまった魔石を思い浮かべた。
「銀貨三枚と銅貨七枚か……」
決して安くはない。
これから作る乗り物の一つ一つに魔石が必要になるなら、動力にかかる金のことも考えないといけないだろう。
だからこそ、必要以上に大きなものを使うんじゃなく、その乗り物に合った魔石を選ぶ必要がある。
でも、それを考えるのも、まずは一つ目を動かしてからだ。
「……まだ時間あるよな」
空を見上げる。
街へ戻ってきてから、それほど時間は経っていない。
宿へ帰るにはまだ早い。
それに、せっかく魔石を手に入れたのに、明日まで待てる気もしなかった。
「よし。戻ろう」
俺は宿ではなく、北門の方へ向き直った。
昨日は形を作った。
今日は自分の魔力で動かして、その代わりになりそうなものまで手に入れた。
だったら次は、この魔石で本当にメリーゴーランドを動かせるのか確かめる。
【無限収納】の中には、買ったばかりの魔石が一つ。
「待ってろよ、メリーゴーランド」
今度は俺の魔力じゃない。
魔石の力で、あいつを回してみよう。
メリーゴーランドの新たな動力源として、魔石を購入したライガ。
これで、自分が魔力を供給し続けなくても動かせるようになるのでしょうか。
次は実際に魔石を使って、メリーゴーランドを動かしてみます。




