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メインクエスト2

 おいおい、今の俺かっこよかったんじゃないの? 特に指でランプの火を消すところとか、映画のワンシーンみたいで最高だったんじゃないかと思う。


 リリーさんも見惚れてたし。なぁ、クロロ?


 (……いや、君、リリーさんの顔、見てなかったのかい? ドン引きだったよ)


 そーぉ? せっかく熱いの我慢して消したのに。


 (我慢するくらいならやらなきゃいいのに)


 呆れたような、ため息交じりの声が脳内に響く。


 孤児院での貧しい生活に耐え切れなくなった結果聞こえるようになった幻聴……というわけでは、もちろんない。


 これは、クロロという名前の人工精霊の声だ。魔法で造ったAIみたいなもので、魔法の研究の補助をさせるために俺が造った。


 特に性別はないけど、彼……仮に「彼」としておくが、彼には俺の脳みそに住み着いてもらい、脳のリソースを消費して魔法研究の手伝いをしてもらっている。


 つまり――寄生虫だ。


 (ちょっと? 次に寄生虫って言ったら君の人格乗っとるからね?)


 乗っ取るってよ。まさにThe☆寄生虫。


 (シンクゥ?)


 はい、ごめんなさい。

 と、まぁこの世界に転生して早十数年。


 シンクゥとして新たな生を手に入れた俺は、脳内友達もできて、ファンタジー世界を謳歌している。孤児に転生させられた時はどうなることかと思ったけども、まぁ今のところ問題ない。


 それどころか、魔法使いという一握りの人間しかしかなれない職に就けたことで、孤児院にいながらも一般家庭よりもいい暮らしができているかもしれない。


 (ほんと、君、男爵様に感謝しないと駄目だからね)


 わかってますって。


 この世界で魔法を使うことができるのは、魔法学校で魔法を学んだ人間だけだ。

 魔法学校に入学するための最低条件は、魔人種であること。


 それに加えて数学や語学など高い学力を有し、そして高額な学費が払える人のみ、という条件がある。


 魔法を使えるという魔人種の優位を確保するために他種族の入学は一切許されず、そして卒業するには高度な戦闘能力(他種族が魔法の知識を獲得するために魔人種を拉致しようとすることがあるので、それを防ぐため)、魔法学校の威厳を示せるほどの魔法の技量が必要だ。


 入学するのも卒業するのも難しいこの魔法学校は、入ったら勉強についていけず、卒業できないでそのまま全寮制のこの学校内で一生を終える奴もいるらしい。


 俺の場合は、前世の学力があったおかげで、入学試験はどうということはなかった。まぁ、この世界と地球とじゃ物理法則とか歴史とか全然違うから一筋縄ではいかなかったけど、それでもなんとかなった。


 問題は、金だ。孤児の俺に金なんてない。そんな俺のために入学金を用意してくれたのが、件の男爵様だ。お金万歳。ありがとう男爵様。感謝感激雨あられ。


 さらには、無事魔法学校を卒業した俺に、孤児院の一室を改造して、魔法を研究するための工房まで設置してくれた。

 

 俺はその工房で魔法やら魔法の効果が付与された道具――宝具を研究開発して、それをお金に換えて領地やこの孤児院を潤しているわけだ。それに加えて男爵様の支援もあるので、昔は干ばつ気味だった孤児院の財政事情は今や湿地帯だ。


 そんな大恩ある男爵様にお茶菓子を買って来いと言うのなら、研究を中断してでも行って来ようじゃないか。


 とは言え、まずは窓の修繕だ。買い物はその後。


 言われた通り、北側の廊下に行ってみると、窓ガラスが見事に割れていた。孤児院にいる子供たちの遊び場にもなっている庭に面している窓だ。


 おそらく誰かが遊んでる時にボールでもぶつけて割ってしまったんだろうさ。で、怒られるのが嫌だから黙っていたと。


 こんな感じの壊れた物の修繕は、この孤児院で唯一魔法が使える俺の仕事だった。こんなもの、魔法を使えば、すぐに直せる。


 身体に魔力を流す。何の変哲もない只人の身体が、魔人として覚醒する。さながら燃料を注いでエンジンをかけるがごとく、脳みそが活性化した。


 魔法を使うに際して、重要になるのはイメージと術式だ。


 窓ガラスが、時間が巻き戻るかのように直るところを鮮明に思い浮かべながら、それを現実に反映させるための術式を脳内で組み立てる。脳裏にあらゆる神秘を表わす魔導言語が、数字が、図形が飛び交い、術式が構築されていく。


 すると粉々になっていた窓ガラスの破片の上に魔法陣が浮かび上がった。それは半透明で、所々が欠けた不完全なものだったが、術式の構築を進めるたびに、歯車が噛み合うようなガチガチという音がして、その魔法陣の未完成だった部分に魔導言語や数字がはまっていき、完成に近づいていった。


 仕上げだ。術式を言語化し、世界に命じるように高らかに――詠唱を開始する。


 「聳え立つは記憶の宮殿。最奥に眠るは最古の記憶。古き寄る辺に従い、原初の姿を現さん――逆行原点リザイア


 完成した魔法陣が強い光を放つ。すると粉々に散らばっていたガラス片が逆再生をするかのように、浮き上がり、ひとりでに窓枠にはめ込まれていく。そうして、ものの数秒で、窓ガラスは元通り、罅もない綺麗な状態になった。


 これは物体の小さな傷を修復したり、破れた服を修繕したりして、元の状態に戻す簡単な魔法だ。


 魔法。俺が前世で追い求めてやまなかったファンタジーだ。前世では実現しようとしてもしきれなかったものだ。それが今じゃ自在扱える。


 転生してよかったー。魔法が使えるなら孤児であるかどうかなんて些細なことだよ、女神様。


(そんなこと言ってると、反省の色なしって判断されて、また何かペナルティを課されるんじゃないのかい?)


 ……それはごめんだ。まじめに仕事しよう。


 というわけで、続いて町に向かうことにした。今さっき直したばかりの窓ガラスがある廊下を歩く。


 俺がこの孤児院に来て間もなかった頃は、あちこちの窓ガラスに罅が入り、廊下の壁も黄ばんでいて汚かったというのに、魔法で片っ端から修理したり掃除したりしたおかげで、今じゃ信じられないくらいピカピカだ。一年生だ。まるで穢れを知らぬ我が息子のようだ。


 (ねぇ、建物を男の下半身に例えるのはやめようよ。それだと、今君、アレの中を歩いてることになるよ)


 尿道の中を歩いてるってこと? きもぉ。


 (ほんとだよ)


 嫌な気分になりながら孤児院の中を歩く。すると、廊下の向こうから数人の子供たちがやってきた。俺と同じ孤児だ。少年二人に、少女二人。


 彼らは俺のことなど視界にも入っていないようなおすまし顔で横を通り過ぎると、廊下の突き当りを曲がる時に、馬鹿にするように呟いた。


 「おい、あの不細工、穴倉から出てきてるぞ」


 「ちょっと魔法が使えるからって、贔屓されて」


 「何が魔法の箒だ、できるわけねぇだろ。ばかばかしい」


 「不細工は穴倉にこもってろよ」


 「……」


 (……気にすることないよ。シンクゥ。彼らは……子供なんだ。色々な意味でね)


 ああ、大丈夫。いつかぶっ殺してやる(気にしてないさ)


 (うん、この世界で君だけだろうね。「いつかぶっ殺してやる」と書いて「気にしてない」と読ませるのは)


 でも女の子だけは見逃してあげよう。


 (露骨だぁ)


 まぁ、顔が醜ければよくある話だ。


 かつてこんなことがあった。女の子が落としたハンカチを拾ってあげたら、その子は、もうこのハンカチ使えないお気に入りだったのにと泣き出し、俺はそれを見た男子から殴られ、女子にもいじめられる……それが、不細工が生きる世界なのだ。


 そんな経験をしてきた俺が学んだことは、物事をあまり気にしすぎないということ。無になるのだ。感情を殺すのだ。


 「はぁ」


 などとは言っても、ため息は出ちゃうよね。


 俺は郊外の孤児院から離れ、町の大通りに出た。その大通りは、町を左右真っ二つに裂くように敷かれており、この町に住む多くの人間が行き交うため、自然と店が集まる。


 道の両端には食料品を扱う店から日用雑貨を販売する店まで、多種多様な店がひしめき合っている。煌びやかで立派な店構えの建物もあれば、こぢんまりとした屋台のような店もあるし、色とりどりの絨毯を広げてその上で商いをしている商人もいる。ここがバザール。市場だ。


 (相変わらず賑やかだね、ここは)


 とは、クロロの所感である。


 俺が生を受けた国、シェヘラザード王国は大陸の中央に広がる大国で、国土のほとんどが砂漠に覆われている。我らが男爵様が治めるイフリート領の周りも例に漏れず砂の海に囲まれ、砂漠の中に点在する都市には、商人や冒険者が一時の休息を求め集まってくる。


 日中は常に気温が高く、しかしそのおかげで女性は薄手の服を着ていることが多く、こうしてバザールを歩いているだけで健康的な褐色の肌が常に拝める。いい国ですね。


 (僕に同意を求めるのはやめてくれないかなぁ)


 この国の何よりの特徴は、交易だ。シェヘラザード王国を挟んで大陸の西側には、大陸の竜とも呼ばれるほどの軍事力を誇る帝国が鎮座し、東側には帝国と双璧をなし、神代から名を変えず続く歴史ある皇国が存在している。


 シェヘラザード王国は、この二つの大国の中心地に位置し、砂漠のど真ん中という最悪の立地にも関わらず、二つの大国の交易の中継地点として栄えてきたのだ。そんな交易と赤銅色の砂漠こそが、このシェヘラザード王国の象徴である。


 だからこそ、この国にはあらゆる物資、あらゆる人種が集まる。冒険者、商人、逃亡犯、帝国人、皇国人、あっちの国そっちの国、魔人種、獣人種、鉄火人種……国籍も種族もバラバラだ。


 ああ、あそこにいるあいつ。あいつは猫の耳と尻尾が生えている獣人で、あっちの黒いローブを着ている女は魔法使い。で、あの鎧を着た男は冒険者だな。店先で剣を手に取りしげしげと眺めている。魔剣を買うならシンクゥ印の魔剣がおすすめだよ。


 とまぁ、ここだけ見ればRPGのようなファンタジー世界だ。獣人、魔法使い、冒険者。それっぽい連中が普通に町中にいて、転生したばかりのころは、ああ俺は今ファンタジー世界にいるんだ、なんて感動していたもんだ。


 けれどそれも最初だけだ。


 (今はこの景色が気に入らないんだよね、君は)


 そうとも。まったくもって気に食わない。

 見ろよ、今の俺たちを。俺の前に広がるこの光景を。

 俺も他の連中も、移動手段は徒歩か馬車だ。


 (いいじゃん別に)


 よくない。


 魔法が存在する世界の移動手段と言えば、魔法の箒だろ! 空飛ぶあれだよ。俺は黒いローブを着た魔法使いが箒に跨って空を飛んでいるような、そんなファンタジーな光景が見たいんだ。なに歩いてんだよ。飛べよ。


 (昭和の時代のチンピラかな?)


 それにあれだ。あっちに見える領主である男爵様のお城。ただの城だ。


 (ただの城じゃない城ってむしろ何って聞きたいんだけど)


 浮かべよ。


 (知らないよ)


 城は空に浮かんでてなんぼだろう。ファンタジー世界の城だろうがよ。


 もしかしてこの町の城だけ普通なのかと思って男爵様に聞いてみたことがあるけど、浮かんでる城なんて一つもないと言われてしまった。冒険者たちが話すおとぎ話の中にもそんなものは存在しないらしい。


 おいおいおい、冗談だろう?


 飛ばない魔法使いにいったい何の価値がある? 浮かばない城のいったいどこにロマンがある? ない。


 飛ばない魔法使いなんてただの猿だし、浮かばない城なんてただの瓦礫の山だ。この世界はファンタジー世界でありながらファンタジー要素が決定的にかけている。それが不満だ。


 この世界の魔法使いは空を飛ばず、冒険者は浮遊城を信じない。ああ嘆かわしい。これのどこがファンタジーだ。


 そこで童貞、閃きました。

 ないなら自分で作ってしまおう、と。


 幸い、前世では仮想世界を発明するくらいには発明は得意だ。ましてや、前世からずっと使いたいと思っていた魔法を使えばそれを造ることができるというのだから、やらない手はない。


 俺は今生の目的を見つけたのだ。

 空飛ぶ箒を造りたい。天空に浮かぶ城を造りたい。そんなものを造り出せる魔法を、極めたい。


 それが俺の夢だ。

 けれども、俺の理想を知った奴はどいつもこいつも俺のことを嗤う。あの孤児院の子供たちのように。できるわけがないと、俺を嗤うのだ。俺の夢を馬鹿にして、蔑むのだ。


 ……。


 だが、男爵だけは違った。


 「やってみるといい。挑戦してみるといい。なぁに、バックアップは任せておきなさい。お金のことなんて子供が気にするものじゃないよ………………うん、いや、やっぱり少しは気を遣ってくれると助かるかな。宝具の開発って、ものすごくお金がかかるからね」


 そう言って笑った。なら迷うことはない。貴族が味方に付いたんだ。つまり金は無限にあるのと同義だ。


 (無限じゃないよ)


 俺のこの第二の人生における目標は、魔法の箒を含むあらゆる宝具を造り、いつかは空に城さえ浮かべ、この世界を俺の望んだ形に造り変えることだ。


 いつかこの世界は俺好みに変わるだろう。

 そのためにも男爵様には媚びを売っておかなければならない。


 なんか高いお茶菓子を買って帰ろう。


 (でも仮にも相手は男爵様なんだから、高いお菓子なんて食べ慣れてるんじゃないのかな)


 その時は、孤児院の女の子にでも配ればいいさ。好感度を稼ぐんだ。


 (……あぁ、そういえば、君のもう一つの夢だったね)


 脱童貞。女の子にモテること。それが俺のもう一つの夢だ。前世からの、夢だ。


 (急に俗っぽくなったよね)


 そーぉ? 城を浮かべたいとかより現実的じゃない?


 (城を浮かべる方がまだ現実的だね)


 …………。お前さぁ、仮にも創造主に対してさぁ、そういうのはよくないんじゃない?


 (はいはい、ごめんごめん。そりゃ、もちろん僕は応援するけど、苦労することになるんじゃないかなって話さ)


 わかってるさ。自分の顔がブサイクなことくらい。


 それでもどうしてもモテたい童貞は、雰囲気イケメンを目指すことにした。そこで参考にしたのが、我がバイブル「ゴブリンにも作れる簡単☆ハーレム宣言」だ。もう何度も読み返して、その内容は一字一句違えずに覚えている。そこにはこう書いてあった。


 『この世界は危険がいっぱい。町の外を出歩けば魔獣に遭遇。町の中を歩けば犯罪者に遭遇。家の中にいても検分と称して兵士崩れが押し入ってくる。だから女性は強い男性を好みます。愛しい彼女を守れるだけの力を身につけましょう。しかし仮に強くなったとしても、がっついてはいけません。女性は剥き出しの欲望を向けられることに嫌悪感を覚えます。女性には紳士的に接しましょう。さりとて優しいだけの男なんてナンセンス。女性は優しいだけの男性よりやんわりアウトローに憧れる傾向があります。強くて自分を守ってくれてほんのり優しさを持ったアウトロー。それがこの世界のトレンドです』


 つまり飛〇だ。


 幽遊〇書の人気投票でもトータル三回すべて一位だった。つまり……そういうことだ。


 言動もそれっぽくしてみることにした。ぶっきらぼうだけど、実は優しい男、みたいな。理想像はそんな感じじゃんね。高校デビューならぬ異世界デビュー。今のところ、成果は見られない。


 あるいは、俺が……いや、戒めを込めて自身のことは、これからブサメンと呼ぼう……ブサメンが空飛ぶ箒とかを完成させたら、お金持ちにもなって、女の子にもモテるようになるかも。なんならイケメンになるポーションとかも作っちゃってもいいかもしれんね。


 それまで雰囲気イケメンで我慢だ。


 それに、もしかしたら、今の内から孤児院にお茶菓子をばらまいて、いい顔をしておけば、孤児の女の子が「大きくなったらお嫁さんになる!」とか言ってくれるかもしれない。希望は、まだある。


 (まぁ、この世界で甘いものを食べられるって、贅沢ができるだけの財力があるって証明みたいなものだからね。特に孤児の多いこの国では、案外そういうのが刺さるのかもしれないね)


 そうなのだ。この国の特性上、どこの町にも孤児が多い。外から来た人間が現地の人間あるいは同じ旅の途中の誰かと一夜の過ちで子供をつくり、そのまま置き去りにするのだ。だからこの国には親がいない子供が結構な数存在する。そんな子供を育てているのが、孤児院だ。


 孤児院には俺と同年代の子からもっと幼い子までいる。彼女たちを餌付けして今のうちに好感度を稼いでおくんだ!


(ごみ野郎がよぉ)


 ブサメンはモテモテになることをあきらめてないぞ。せっかく漫画の舞台にでもなりそうな異世界に来たんだ。物語の主人公みたいに可愛い女の子とお近づきなりたい。合体したい。


 ちなみに魔法を使って無理やりとかはダメだ。ブサメン、初めては童貞と処女のラブラブちゅっちゅがいいんだ。


 (でも、そのつもりならある程度社会的身分が必要になるんじゃないかな)


 社会的身分? つまり、地位とかってこと?


 (そうだよ。孤児っていうのは基本、社会的身分が高いとは言えないよね。人は自分にない物に憧れるもの……だから自分を守ってくれる権力者、庇護してくれる人を求める傾向にあると思うんだ)


 ふーむ。ただの金持ちじゃ駄目だと。


(そうだね。君がいくら宝具を造って稼いでも、孤児のままだと相手にされないかもしれない。例えば自分で造った宝具を売る商会を造って大商人になる、とか。そういうのは、どう? それなら君のもう一つの夢である魔法を世界に広めることにも繋がるよね)


 天才かな?

 それがいい。そうしよう。


 ブサメンに恋人ができるかどうかは、自身の腕にかかっているわけだ。

 これからは婚活パーティーに挑む三十路のごとき覚悟で宝具を造ることにします。ブサメン、頑張ります。



 Tips 宝具


 魔法の力が込められた道具。魔法の発動条件である術式が刻まれた金属板――魔術基盤が宝具内部に仕込まれているため、スイッチを入れるだけで誰でも起動できる。宝具にもいろいろ種類があり、冷蔵庫や魔剣など、日常生活から戦闘まであらゆる場面で用いられる。その便利さ故に金銀財宝にも勝るとも劣らない価値があるため、宝のような魔法の道具――宝具と呼ばれる。


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