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ある神官の成長日誌 〜ジュール編〜 32
“はい。お願いできますか?”
ジュールは内心で、こう思っていた。
図々しいお願いでしょうか?
《図々しくは、無いけれど……》
大地母神は、戸惑っているようだ。
《初めての……お願いなので、確認したの》
ジュールの祈りを受け、両拳に神の力が宿った。
ジュールはゆっくりと目を開けた。組んでいた手を開く。
“今度は……両手の拳が、淡く光っています”
両手を握る。
両拳を、腰だめにした。
「C!!!」
単音節の神聖語を発しながら、両拳を打ち出す。
2発の気合弾の魔法 が両拳から発射され、レイブンに向かって真っ直ぐ向かって行く。
「よっ!」
レイブンは、あっさりと避けてみせた。
「なんだか、馬鹿にされている気分です」
ジュールは膨れていた。
「次は、どうする?」
レイブンは、ニヤニヤしていた。




