↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある神官の成長日誌 〜ジュール編〜  作者: くらま
4.フォースを、魔改造しよう。
28/36

ある神官の成長日誌 〜ジュール編〜 28

4.気合弾の魔法 (フォース)を、魔改造しよう。


 数日後、町の戦神(ノドレイ)神殿。中庭の鍛練場には、彼ら4人の姿があった。今日は4人そろって鍛練である。回復魔法(ヒール)の教導は、本日はお休みである。


 対峙しているのは、戦士のレイブンと、神官のジュール。お互いに鞘の付いた自らの得物を持ち、開戦の合図を待っていた。


 周囲には、戦神の神官(プリースト・ノドレイ)が十重二十重に取り囲み、わくわくした様子で見守っている。

「ジュールちゃんが、戦うってよ」

「あんなに細いのに、戦うのか? やべー、しびれるぅ」

 観客は全員、ジュールのファンである。


 この数日間、ジュールは分割回復魔法(ヒール)の実践に明け暮れていた。そんな様子を見て、大量の戦神の神官(プリースト・ノドレイ)が、彼女のファンになったのだ。


「なんだか、もやもやしますね」

 そんな戦神の神官(プリースト・ノドレイ)達をみて、バルナスは不満そうな表情をしていた。

「あの娘は、言わば太陽じゃ。誰もが目が離せない存在じゃの」

 ガロンが答えた。

「みんなあの娘に、めろめろじゃ。魔術師殿も含めての」

 ニヤリと笑った姿をみて、バルナスが完全にへそを曲げた。

「こうなるのがわかってたから、ここでの鍛練は、反対だったのに……」


「さて、始めるぞ」

 審判であるガロンが声をかけた。

「勝負は、寸止め。勝敗は、致命傷となる部位に剣先を当てた方が勝ち。両者、準備はいいか?」


「いつでも、やれる」

 レイブンは剣先を中段に構えていた。


「や、やれます!」

 ジュールは、小さく震えていた。この距離なのに、レイブンからのプレッシャーがすさまじい。


「始めっ」


 レイブンは動かない。それどころか、柄から左手を離し、手のひらを上に向けた。指先を上側になんどか曲げ、挑発していた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。