第百八話「私達のやる事君のやるべき事」
雲行きの怪しい背景に似合わぬくらい機敏に動き始め。
海王咲は突如ベットから降りる。
すると、まるで劇する役者の如く歩きながら説明を始める。
「まず・・今のうちに話しておくこと・・三つ」
「三つ」
「一つ目、貴方は生徒会長ではないとしても・・貴方がこれから積み上げた成果と成績が妙なバランスになった事と堕舞黒の目に細工を入れられなかった事で貴方には現在何も噂はない」
「・・言われてみれば確かに」
「二つ目、そこで私は貴方にはこれから問題が起き来たら堕舞黒と対話してもらいたいの・・何しろ唯一君だけなのよ・・対抗できる駒」
「え・・いや!?俺?!いやいや!俺じゃ無理だろ?!??」
急に何を指さして言うかと思えば俺?!
何故?!
「馬鹿ね、貴方じゃなきゃダメなの」
「俺特にやれる事ないぞ!?」
「あるわよ、貴方妙に【生徒の輪】は広いじゃない」
「・・人脈って事か?!」
「そう、生まれもって私は四天王の子達以外友達いないから、問題が起きたら即座に貴方が解決してその人と仲良くなって好感度を上げる、すると自然に支持率は貴方に行く、流石に支配下となって弱者となった私達でもできる事が一つだけある」
「ひ、一つだけ?」
なんだろう、弱者となった者達が王者を根絶やしに行く行為。
「ま・・まさか?!」
「ふっ・・分かった様ね・・要するに今の状況は【パンが無ければ米食べればいいじゃない】って事なのよ、そうもし貴方がみんなに勇気を与えられる様な人間になった時・・私達弱者達・・いいえ、奴隷のように飼われている者達が一斉に【クーデター】を起こせるッ!」
つまり俺に今の状況を打開する為の一槍になれってか。
要約するに、俺達は今の所堕舞黒に権力だけで押しつぶされているが。
もし、俺または俺以外の奴がみんなを支持できる様になって。
1人の勇気から沢山の勇気を集めてあの無茶苦茶やっている集団に。
集団の力で押し返す作戦というわけか。
なるほど、古典的だが・・確かに理にかなった作戦だろう。
「理解した様ね・・三つけれども・・この作戦において邪魔者がいる」
「えっ!?」
「当然だけど・・まず堕舞黒のSPこれは必然的に避けては通れぬ道・・まずアレをどうにかできるレベルにならないと堕舞黒を抑える事もできないし、そもそも彼に何かしでかせば彼が呼び出してしまう」
なるほど、確かにあの黒服の男達は面倒だからな。
俺もよくあの状況化で無事に帰って来れたなと思ったよ。
「そして堕舞黒の取り巻き・・【インフィニティファランクス団】」
「馬鹿なのその集団は」
「・・ツッコんじゃいけない奴よ・・多分・・(永遠の密集陣形だなんて気づいてないでしょうよ)彼らは霧島の情報からしか聞けてないけど・・堕舞黒にそそのかされて入った連中が大半だそうよ」
「じゃあ、性格も似たりよったり?」
「かもね・・ま、今はコイツらに関しては特に重要視するかは追々考えましょう・・問題は最後・・」
「最後・・」
いよいよ、最後の注意項目・・一体どんな事を言われるのだろうか。
ただでさえ、妙な報告でドキドキしているのに。
心臓のバクバクの鼓動が激しくなってしまう。
「最後は・・謎の組織【タランチュラ】よ」
「謎の組織・・タランチュラ?!」
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