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「迷い人?」
確かに俺は迷子だけど、彼女が言ったそれとは何かちょっと違う気がする。
彼等から詳しく話を聞いてみるとビックリ!何と俺が今居る場所は異世界だった。
”迷い人”とはすなわち他の世界からこの異世界に迷い込んだ人の事だそうだ。
しかも、此処は生きとし生ける物全ての敵、邪神”アシャール”の居城で、さっき死んだ爬虫類目の男が邪神アシャール本人だった。
そして彼らは邪神に対抗していた神様なのだ。
「本体とか命とか切り離して別の場所で生きてました!ってオチは無いの?」
「アイツ、それを今まで散々やったからな。 生存フラグは全て折った」
「コイツ、不老不死とかで生き返ったりしない?」
「大丈夫、完全に死んだ。 命の神の俺が言うんだから間違いない。 それにさっき、煙の様なモノがマサキの中に入っただろう? 奴を倒したお前が奴の力を全て取り込んで吸収した証だ」
「俺、これからどうなるの?」
「ん~、曲がりなりにも”神”を倒して力を得たんだ。 確実に何かの神には成っただろう。 ただ、俺にはマサキが何の神になったか分からん。 俺の親父ならそれが分かるし、それにお前、”迷い人”なら行く当てないだろ? なら俺達の所にこいよ。 アイツの所為で俺達の仲間の神も大分減ったし、お前は一応、邪神を倒した勇者だからな。 皆、お前を歓迎するぜ」
俺はマキシの言葉に従い彼の厚意に甘える事にした。
通路にいたたワケワカメな生物達は何処かに行ってしまった。
マキシの話では邪神が死んだのを感知して逃げたのだと言う。
途中でマキシの仲間の神々と合流、一路マキシ達神々が住む神域へと向かった。
その途中、マキシの叔父で戦神”アーダ”さんに俺が邪神を倒した事を知られて勝負を挑まれたが丁寧にお断りした。
只の人間だった俺が、戦い専門の神様に勝てるか!




