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※注 ちょっと過激な性的表現があるよ!
「悪気は無いんや! 殺すつもりなんか無かったんや! そもそもワイ、なんもしてへんがな!」
銀髪イケメンと金髪美女さんは呆然と俺の事を見つめてる。
どうしよう! 俺、犯罪者になっちゃったよ!
そうして俺が動揺している間も爬虫類目の男の遺体からは白い煙が上がっている。 煙の勢いは衰える所か益々勢いを増している。 その煙は俺に向かって伸びてきて、塒を巻くように俺の体を包んでいく。
「わ、わっ!? 何だ、何だ!」
慌てて煙を手で仰いで追い払おうとするも、煙は俺にまとわり付く。
やがて煙は全て俺の体?心臓?の中にキュポン!と吸い込まれた。
何だったんだ一体……。
煙の発生源であった虫類目の男の遺体を確認するとその遺体がいつの間にか消えていた。
「え? え?」
俺の頭は益々混乱した。
視界が歪み、呼吸が荒くなる。 全身の筋肉が硬直して体が言うことを聞かない。 冷や汗が額から流れる。 血管の中を流れる血の音が大きくなっていき、その音しか聞こえなくなる。
「おい! しっかりしろ!」
遠のきかけた俺の意識を現実世界に引き戻す銀髪イケメン男の力強い声。
「あ?」
「落ち着け。 俺を見ろ。 そしてゆっくり……ゆっくりだ。 深呼吸しろ」
肺の筋肉が言うこと聞かないのに無茶を言う。 そう思いながらも男の言う通りに何とか頑張って深呼吸する。
呼吸が落ち着き、筋肉の緊張も取れ、今度は逆に全身の体の力が抜けて床石にへたり込む。
「どうやら落ち着いたようだな」
男が友好的な笑みを浮かべて俺に話しかけてくる。
「あんたは? それに、此処は一体……」
「俺はマキシ。 彼女は……とと。 スマンが向うを向いててくれ」
「す、すいません」
そういえば金髪さんは下半身がスッポンポンな姿だったな。
マキシと金髪さんは確実に外国人だ。 此処って一体何処なんだ?
「もういいぞー」
振り返ると金髪さんはマキシが身に着けていた外套を腰に巻き付け即席のスカートにしている。
「彼女は俺の妻でティファーユ」
紹介された美女のティファーユはペコリと軽くお辞儀する。
その彼女の耳は異様な程長く、尖っていた。
俺はその耳をジ~と見詰めた。
「……カミさんの耳がそんなに珍しいか?」
不思議そうに俺を見返すマキシとアイリーン
「あ、いや……。 あっ! 俺の名は本――”正輝 本郷”。 日本人だ」
「「日本人?」」
マキシとティファーユの二人は息もピッタリ言葉を合わせた。 流石、夫婦。
二人は何事か話し合い再び俺の方に向き合うとティファーユは言った
「貴方は迷い人、なのですね」




